金髪縦ロール無双~無実の罪で国外追放された元天才参謀、世界唯一の女性Sランク冒険者になった途端戻って来いと言われましたがもう遅い。私の居なくなった国は急激に弱体化したようです~
第71話 アウルベアー討伐編
『ガルルルゥゥゥゥ』
アウルベアーはまだ咆哮することをやめてはいない。
しかし、アリーセの攻撃によって、右目の視力は奪われて胸には致命傷とまではいかないが、血を流していた。
「お遊びはこの辺にしておきましょうか」
アリーセの口角がくいっと上がった。
「はっ!」
アリーセはアウルベアーの攻撃を躱すと共に、懐に潜り込んだ。
先ほど、横に切り込んだ所に剣を突き刺し、今度は縦に切り込んでいく。
『ガルルルゥゥゥゥ!!!!』
アウルベアーは大きな咆哮を上げた。
そして、そのままそこに倒れ込んでしまった。
アリーセの剣からは血が滴り落ちている。
それもそのはず、アウルベアーの胸からは大量の血が流れ出ていた。
「そろそろチェックメイトのようですね」
アウルベアーは明らかに大量のダメージを受けている。
もう、動きが遅いなんてものじゃない。
起き上がっていることがやっとというレベルであろう。
「ほう、まだ立ち上がれる元気はあるんですね」
アリーセは黒い笑みを浮かべた。
アリーセは未だにほぼノーダメージである。
これが格の違いというやつだ。
「さてと、本当に終わりにしましょうか」
アリーセはアウルベアーとの間合いを保つ。
しかし、アウルベアーの方もまだ、戦意を見せている。
これだけの実力差を前にしてもまだ戦意を損なわないのは、いくら魔獣とはいえ、賞賛に値するのではなかろうか。
そんなことを思いつつも、アリーセは剣を構え直した。
「これが、最後です」
アリーセはアウルベアーとの間合いを一気に縮めた。
斜めに剣を振り下ろすと、アウルベアーの首の位置にクリーンヒットした。
『ガルルルゥゥゥゥ……!』
力強い咆哮から、少し情けない咆哮に変化させて、その場に倒れこんだ。
そして、そのアウルベアーが再び立ちあがる時は訪れることを知らなかった。
「終わり、ましたね……」
さすがのアリーセも、これには少し体力を消耗させた。
マジックバッグの中から体力回復の秘薬を取り出すと一気に飲み干した。
これで、また戦闘になってもやっていけるだけの体力を回復させた。
「まっずいですわね」
秘薬というのは、決して美味しいものではない。
「さて、こいつの核を回収しておきましょう」
そう言うと、アリーセはアウルベアの核を綺麗に回収した。
これだけの大物なのだから、きっと高値が付くであろう。
そのアウルベアの核をマジックバッグの中に仕舞いこむと、剣に浄化の魔法をかけて血を落とした。
「先を急ぎましょう」
思わぬ足止めを喰らってしまったので、アリーセは8階層を目指して探索を続けた。
そして、数分後、8階層に続く階段を発見したのであった。
アウルベアーはまだ咆哮することをやめてはいない。
しかし、アリーセの攻撃によって、右目の視力は奪われて胸には致命傷とまではいかないが、血を流していた。
「お遊びはこの辺にしておきましょうか」
アリーセの口角がくいっと上がった。
「はっ!」
アリーセはアウルベアーの攻撃を躱すと共に、懐に潜り込んだ。
先ほど、横に切り込んだ所に剣を突き刺し、今度は縦に切り込んでいく。
『ガルルルゥゥゥゥ!!!!』
アウルベアーは大きな咆哮を上げた。
そして、そのままそこに倒れ込んでしまった。
アリーセの剣からは血が滴り落ちている。
それもそのはず、アウルベアーの胸からは大量の血が流れ出ていた。
「そろそろチェックメイトのようですね」
アウルベアーは明らかに大量のダメージを受けている。
もう、動きが遅いなんてものじゃない。
起き上がっていることがやっとというレベルであろう。
「ほう、まだ立ち上がれる元気はあるんですね」
アリーセは黒い笑みを浮かべた。
アリーセは未だにほぼノーダメージである。
これが格の違いというやつだ。
「さてと、本当に終わりにしましょうか」
アリーセはアウルベアーとの間合いを保つ。
しかし、アウルベアーの方もまだ、戦意を見せている。
これだけの実力差を前にしてもまだ戦意を損なわないのは、いくら魔獣とはいえ、賞賛に値するのではなかろうか。
そんなことを思いつつも、アリーセは剣を構え直した。
「これが、最後です」
アリーセはアウルベアーとの間合いを一気に縮めた。
斜めに剣を振り下ろすと、アウルベアーの首の位置にクリーンヒットした。
『ガルルルゥゥゥゥ……!』
力強い咆哮から、少し情けない咆哮に変化させて、その場に倒れこんだ。
そして、そのアウルベアーが再び立ちあがる時は訪れることを知らなかった。
「終わり、ましたね……」
さすがのアリーセも、これには少し体力を消耗させた。
マジックバッグの中から体力回復の秘薬を取り出すと一気に飲み干した。
これで、また戦闘になってもやっていけるだけの体力を回復させた。
「まっずいですわね」
秘薬というのは、決して美味しいものではない。
「さて、こいつの核を回収しておきましょう」
そう言うと、アリーセはアウルベアの核を綺麗に回収した。
これだけの大物なのだから、きっと高値が付くであろう。
そのアウルベアの核をマジックバッグの中に仕舞いこむと、剣に浄化の魔法をかけて血を落とした。
「先を急ぎましょう」
思わぬ足止めを喰らってしまったので、アリーセは8階層を目指して探索を続けた。
そして、数分後、8階層に続く階段を発見したのであった。
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