金髪縦ロール無双~無実の罪で国外追放された元天才参謀、世界唯一の女性Sランク冒険者になった途端戻って来いと言われましたがもう遅い。私の居なくなった国は急激に弱体化したようです~
第16話 Aランクの証
アリーセとアシルは宿屋から、少し歩いた所にある、ギルド本部へと向かっていた。
「着きましたわ」
「はい!」
二人は、ギルド本部の前まで来ていた。
ギルドの扉を引き、中へと入る。
すると、昨日と同様、アリーセに視線は集まって来た。
「すみません。ギルマスから、話は行ってると思いますが、昨日、登録手続きした、アリーセ・ベートです」
アリーセは、昨日と同じ受付嬢に声を掛けた。
「アリーセ様ですね。お待ちしておりました。ギルマスがお会いになりたいと言っておりましたので、こちらへどうぞ」
「はい、分かりました」
「え!? 何で、ギルドカードの発行手続きにギルマスが出てくるんですか??」
アシルは驚いた表情をしていた。
「色々あるんですわ」
「あの、そちらの方は?」
「昨日知り合ったんですわ。彼も同席はダメですか?」
「い、いえ、アリーセ様がそう、おっしゃるなら大丈夫かと」
「ありがとうございますわ」
アリーセとアシルは、ギルドマスター執務室へと通された。
「おお、来たか」
「はい。ギルマスにもお手数かけましたわ」
「いや、構わん。ところで、そっちの少年は?」
ギルマスは、アリーセの横で、ガチガチに固まっている、アシルに目を向けた。
「あ、アシルと申します。アリーセさんには先日、助けてもらいまして」
「ちょっと、彼を鍛えようと思いましてね」
「ほう、アリーセ殿が見込むとは、期待しているぞ」
ギルマスは、ポンっとアシルの肩を叩いた。
「あ、ありがとうございます!!」
「まあ、座ってくれ」
「「はい」」
ギルマスに促され、アリーセとアシルはソファーに腰を下ろした。
「これが、アリーセ殿のギルドカードになる」
そう言って、ギルマスが手渡してきたのは、ゴールドに輝くギルドカードだった。
ギルドは世界共通で、E~Fランクが鉄、C~Dランクが銅、Bランクが銀、Aランクが金、Sランクが漆黒のカードと決まっているのだ。
「えっ?」
アシルが、隣で驚いたような声を上げた。
「どうかしました?」
「アリーセさんって、初めての登録じゃ……?」
「なんだ、アリーセ殿は話して無かったのか?」
「ええ、いずれ話そうとは思っていましたが」
「この、アリーセ殿はな、元ミューレン王国の軍事作戦参謀だよ」
ギルマスが、アリーセの正体を明かした。
「ええぇぇ!!」
「そんなに、驚くことかしら?」
「そりゃ、驚きますよ。何でその、参謀がうちの国に?」
「まあ、それは色々あったんですわ。また、そのうち話しますわ」
「そう、ですか」
「とりあえず、カードありがとうございます」
アリアは、ギルドカードをポケットに仕舞った。
「ああ、今後の活躍に期待しているぞ。Sランクに上がるには、色々条件があるから、いつでも相談するといい」
「感謝しますわ」
そう言うと、アリアたちはギルドマスター執務室を後にした。
          
「着きましたわ」
「はい!」
二人は、ギルド本部の前まで来ていた。
ギルドの扉を引き、中へと入る。
すると、昨日と同様、アリーセに視線は集まって来た。
「すみません。ギルマスから、話は行ってると思いますが、昨日、登録手続きした、アリーセ・ベートです」
アリーセは、昨日と同じ受付嬢に声を掛けた。
「アリーセ様ですね。お待ちしておりました。ギルマスがお会いになりたいと言っておりましたので、こちらへどうぞ」
「はい、分かりました」
「え!? 何で、ギルドカードの発行手続きにギルマスが出てくるんですか??」
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「あの、そちらの方は?」
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ギルマスは、アリーセの横で、ガチガチに固まっている、アシルに目を向けた。
「あ、アシルと申します。アリーセさんには先日、助けてもらいまして」
「ちょっと、彼を鍛えようと思いましてね」
「ほう、アリーセ殿が見込むとは、期待しているぞ」
ギルマスは、ポンっとアシルの肩を叩いた。
「あ、ありがとうございます!!」
「まあ、座ってくれ」
「「はい」」
ギルマスに促され、アリーセとアシルはソファーに腰を下ろした。
「これが、アリーセ殿のギルドカードになる」
そう言って、ギルマスが手渡してきたのは、ゴールドに輝くギルドカードだった。
ギルドは世界共通で、E~Fランクが鉄、C~Dランクが銅、Bランクが銀、Aランクが金、Sランクが漆黒のカードと決まっているのだ。
「えっ?」
アシルが、隣で驚いたような声を上げた。
「どうかしました?」
「アリーセさんって、初めての登録じゃ……?」
「なんだ、アリーセ殿は話して無かったのか?」
「ええ、いずれ話そうとは思っていましたが」
「この、アリーセ殿はな、元ミューレン王国の軍事作戦参謀だよ」
ギルマスが、アリーセの正体を明かした。
「ええぇぇ!!」
「そんなに、驚くことかしら?」
「そりゃ、驚きますよ。何でその、参謀がうちの国に?」
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「そう、ですか」
「とりあえず、カードありがとうございます」
アリアは、ギルドカードをポケットに仕舞った。
「ああ、今後の活躍に期待しているぞ。Sランクに上がるには、色々条件があるから、いつでも相談するといい」
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そう言うと、アリアたちはギルドマスター執務室を後にした。
          
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