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ブサメンに三次元美少女たちが話しかけてくるなんてあり得ないでござる!

みくりや

ハイオーク解放戦線







 デュフフゥ!教室。
 な、なんでござるかこれは?ボクが登校するとみんな朝から、パーティ騒ぎでござる。黒板には『解放、おめでとう!』と書かれている。


 ありえないでござる!いままでブサメンハイオークの扱いだったのに、いつの間にかにリア充イケメンハイオークにクラスチェンジしてしまったと言うのでござろうか?
 いや、よく見ると『解放』となっているのでござる。つまり魔物扱い?
 デュフゥ!!これはやはりブサメンハイオーク扱いなのでござる!!




「たくみ!おめでと!」




 ブヒィイ!あざとい美月ちゃんまで、きもちわるい!!いつも通りひっぱたいて蹴りつけて唾をはきかけないのでござるか?だってみくちゃんの家で毎日会っていたのに、急にここに来て、幼馴染ポジションを確固たるものにしようとしてくるあざとさ!!




「おはよっ!た、たくみ~!」




 プギャアアアアア!!やはりみくちゃんのあざとさは反則でござるぅう!!ずっとみくちゃんのお宅にいたけれど、顔を合わせていたのはレッスン中だけでござる。それに事務所が用意したレッスンや、ステージ、仕事もあるからすごく少なかった。それでもボクがみているときのみくちゃんは輝いていてあざとかわいかった。最近特にスキンシップが頻繁に行われているのは、みくちゃんがボクを獣魔契約しているからにすぎないのでござる!!




「お、おはよう!た、たくみくん……いろいろやってくれたのはしってるよ。ありがとう」




 今度は委員長でござる。委員長がサッカーボールキックをしてこないのはこれまた珍しいのでござる。でも周囲からビッチ扱いされたりボッチ扱いされていないようだから、ボクの思惑通りに事が進んだと思う。それにしても委員長がしおらしいくて、赤らめてもみあげを掻き揚げる様子は、まるで2Dキャラがボクに告白しているかのような錯覚を覚えさせるのでござる!このキラキラとしたシーンの傍らにハイオーク!
 まるでラブコメディとRPGの融合が実現したのごとく!!!




「デュフフゥ!!な、なんことでござるか?さぁいつものようにサッカーボールキックをしても良いのでござるよ!?」


「じゃあ遠慮なく……ほうら!!」




ドムゥウンン!!






「ブヒィイイ!!!」
「これこれ!きんもちいぃいい!!」
「ちょっ!大黒先生何しているんですか!?」


 ブヒィイ!先生には許可していないのでござる!!
 しかもこれはかなり変態の仕草。はぁはぁいって頬を赤らめて、小指をすこし唇に加えながらしなを作って股間を抑えている。明らかに変態の所業でござる!!!!


「減るものじゃないし、いいだろぉ!?それにほら!舞島もやりたいんだろぉ?」
「な……ななな……何のことですか?」


「じゃあオレにやらせろよ!ほうら!」




パァアアン!




「ブヒィイ!」


 今度は陣内くんでござる!サッカー部員のエースのサッカーボールキックは爽快な音をたてるけれど、彼のサッカーボールキックは愛情がこもっていて、そこまでいたくないのでござる!




「あはは……大丈夫?いつも通りだねっ、たくみ」
「問題ないでござる!ボクの神装バリア(脂肪)は実はパワーアップしていて12階層から15階層までの増築を行ったのでござる!」
「おお!光圀氏!完全復活どころかパワーアップしているとは!!さすが我が好敵手にして運命の友!選ばれし英雄なのですぞ!!」
「ふ……それほどでもないのでござる!!」


「だめだ……やっぱりキモい……」


 美月ちゃんがあまりのキモさにあきれてしまったのでござる。いやキモくない。最高に格好いい神装バリア(脂肪)なのでござる!!




「あれ?またデュフデュフいって二次元へいっちゃった?」




 それに先週の日朝の『プリティ妖精シルフィ』ちゃんでやっていた技を、リスペクトした新必殺技メガトンプレスは、何物にも負けないのでござる!!




「……ちょっとたくみ?」




 そう、最近ボクはミルちゃんに復縁しつつ、マニちゃんを愛でながら、なんとシルフィちゃんに懸想しているのでござる!!




「た~くみ?」




 そんなハーレム状態のボクにさらに、美月ちゃんやみくちゃんに迫られた挙句、委員長まですり寄ってきたら、ハイオークハーレムなどありえないから、ハイオークの捕食事案が発生してしまうのでござる!!!
 そう。ボクはいま二次元ハーレムで手一杯なのでござる!!!




「た、たくみくん!!!」




ドガァアアアン!!!!




「ブヒィイイ!!」




「じゃあ早く席につけ~はじめるぞ!!」






 こうして不思議な体験と共にいつもの日常がやって来た。ボクがイケメンハーレムになるより、ブサメンハイオークでいる方がきっとみんなが楽しいのでござる。










 デュフゥウ!昼休み。
 なぜか全ガードされて、屋上へ行かせてくれない。これではみくちゃんの練習がみれないのでござる!それに今日はミルちゃんのアップデート!マニちゃんに対抗してきたように、ミルちゃんもゴスロリコスなのでござる!!!これは熱い!!アツモリなのでござる!!




「ボ、ボクそろそろ屋上へ……」
「はん!いけるもんならいってみるがいいわ!このハイオークめがっ!」
「あたしたちが扉にいるだけで、あんたのそのでぶっぱらが引っかかって通れまい!!」
「そうだ!無理やり通れば、そうハイオークの強姦ショーがはじまってしまうのだ!」
「強姦される側の役がなぜか嬉しそうでござる」




 それになぜかクラス全員がノリノリで、この茶番を始めてしまった。ボクを罵っていた、みくちゃんと表面上の付き合いだった女子グループの子がすごくハイテンションなのが気になる。




 デュフ。体育の授業前の更衣室。
 だんだんと、クラスメイトの行動がおかしいことに気が付いてきた。
 やはりボクが休み中になにかあったに違いないのでござる。このうざったいほどの全ガードっぷりは、まるでハイオーク愛護団体でもできたかのようでござる!
 それにクラスでは特に変わらないけれど、男子だけの移動になると、かならず陣内くんがひっついてくるのでござる。
 これは不気味と言わざるを得ないのでござる。もしやこしたんたんとサッカーボールキックする機会をうかがって、すきあらばサッカーボールキックをボクにお見舞いしようと言う腹積もりなのではないのだろうか?
 男にデレられても、さすがにうれしくないのでござる。
 たとえばこれが男の娘だったらどうであろうか?


 デュフフフウゥウ!!最高でござるぅうう!!これこそがわれの求めていた世界!!想像してみてほしい!!男の娘が、男という特権階級を持っているが故にボクの着替えをしているときから、トイレの中まで引っ付いてくるのでござる!
 そしてボクのハイオークのようなたくましい生腹をみて、頬を赤らめるのでござる!!!!ブヒィイイイ!!これは新しい世界が開けそうでござる!!!


「陣内くん?なんでひっついてくるのでござるか?」
「あん?そ、そりゃ……なんで?」
「いやいやいや、こっちが聞きたいのでござるよ!!」
「そ、そうだよな……そ、そう!サッカーボールキックをお見舞いしたいからだ!お前が休んでいる間、右足がさみしくて仕方がなかったんだ!!」
「ブヒィイイ!なんでござるかデレているようで全然デレていないのでござる!」


 それに、陣内くんはイケメンで男らしすぎて、ちょっと男の娘にクラスチェンジすることは難しいのでござる。それだったらちょっと二次元の方向で調べてみることにするでござる!duoogle検索で調べると、一番上にヒットしたのは『男の娘ウォー』という戦略ゲームのメインヒロイン『軍師ミミちゃん』が引っかかった。
 デュッフ!!これは即ダウンロードでござる!!!









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