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ブサメンに三次元美少女たちが話しかけてくるなんてあり得ないでござる!

みくりや

エンカウント





 デュフフ。ある日。
 ボクは部活も入っていないから、すぐに帰ろうとするとみくちゃんに止められる。




「ねぇたくみ!今日はレッスンがないから放課後も1時間ぐらいおねがい!」
「も、もちろんいいでござるよ!」




 デュフフ!いまボクは、みくちゃんというあざとい女の子と、マニちゃんというまぶしい美少女の二兎を追っている。
 うわきなんてはしたないと思いながらも、やめられない不純なボクをゆるしてほしいのでござる!
 そう2次元と3次元ならそれもありじゃないかというボクの完璧な論理(言い訳)!
 それにみくちゃんはあくまで獣魔契約したご主人と、テイムされたハイオークという関係。けっして対等ではないのでござる!
 でもそのあざとくて可愛くて、嬉しそうな笑顔をボクの独り占めにできるならハイオーク扱いも役得というもの!!












 みくちゃんは練習が終わると、送迎が着ているからと帰って行った。
 さてボクももう学校には用はないし、早く帰ってマニちゃんを愛でるという使命を負っているのでござる!




「俺、キミの事が好きなんだ……」
「……え?飯村先輩が……は、はずかしいです」




 それに今日は大型アップデートで、マニちゃんの猫耳スーツくじが出たのでござる!前回のルミちゃんの時の反省を踏まえて、朝からちょっとずつ課金している。一気にやったって出ないときは出ないのでござる!




「俺と付き合わないか?」
「…………え!?……えっと……それは……」




 デュフフウ!今回も0.0000000001%の超級SSRコスだ。誰も愛でることができないその姿を、ボクだけのものに!!!!ん!?






 会議室を通りがかったら、なにやら告白シーンをエンカウントしてしまったのでござる!




「好きなんだ……」
「……あ……」




 デュフフゥ!女の方もまんざらではなさそう?
 いや、こちらからは表情が見えないけれど、踏ん切りがつかないか、ぎりぎりで踏みとどまっているという雰囲気だ。




 あ、あれ?よく見ると委員長ではござらんか!?




 う、うーん。堕ちそうで、堕ちないといった雰囲気。これは止めるべきか、止めないべきか……悩むでござる。


 委員長にまったく気が無ければ、自力で回避可能でござる。なぜならば、委員長にはあの強烈で凶悪なクリティカルアタックがあるのだ。すくなくとも委員長とボクは月と生ゴミ程度の強さの差があるのでござる!


 つまり、あの男が押しきれるかどうかは、彼の魅力であるのだから、ボクが出ていけばただのやっかみだ。これ以上は見ないほうがよさそうだ。




「で、でも……」
「ふふふ……かわいいよ」




「……あ……」


 な!?
 急に後ろから現れた男が、委員長に何か嗅がせたようだ。一瞬で委員長が気を失ってしまう。
 クロロホルムは眉唾という話だったので、もしや相当強い薬を使われた可能性があるのでは?
 これは気絶とか眠らせるという次元ではなく委員長があぶない!!ここはやはりメドローアの出番でござる!!!




ドシン!ドシン!!




「デュフフゥ!何をしているのでござる」
「うわ!!!なんだあのブサイクな生き物は!」
「俺は知ってるぞ!あれはハイオークだ!!」
「な!?なでハイオークがこんなところに!?」


「デュフフゥ!オレ ニンゲン オカス」
「な!?やめろ!?おれは男だ!?」


「ゼンブ オカス」
「ひぃいい!!ばけものめぇ!!!」




ドガッ!!!




「ブヒィイイイ!」




「な、なんだ?こいつ、弱いぞ?」
「いいからやっちまえ!!」




 これはまずいでござる!何度も言うが、ボクは喧嘩がめっぽう弱い。それはもう女の子にひっぱたかれて蹴られて、唾をはきかけられて足でなじられるほど弱い。
 モンスターによる脅しも、相手が怖がっているうちだけ有効だ。弱いことがばれてしまえば、ただのボンレスハムでござる。




 ドカッ!ガツッ!ガンッ!ドゥムッ!!




「ブヒイィイイ!!」
「こいつっ!これだけやって倒れないなんて!?」
「やはりハイオークか!?それにそろそろ、騒ぎを聞きつけられそうだ。にげるぞっ!」
「女は連れて行くぞ!かつげ!」




 ヤバいでござる。この状態で委員長を連れていかれたら、きっと乱暴されてしまうでござる!!




ズダンッ!!




 ボクはすでに動かない身体の最後の手段として、委員長に覆い被さった。
 はっきり言ってハイオークが委員長に強姦している図にしか見えない。しかしボクの巨体を動かすなんて、並大抵の人間には不可能!
 これぞボクの新必殺技!メガトンプレスでござる!!!


 委員長にそれを食らわせてるという、ちょっとした手違いがあるけれど、この場を切り抜けられれば問題ないでござる!




「う、うごかねぇえ!!!!」
「くぅおおおのおおお!!」




バタバタバタバタ!




「やべぇ!誰か来るぞ!にげろ!!!」
「くそぉ!」




 やつらは去って行ったようだ。ボクはもうあまり身体はうごかないけれど、幸い気絶するほどでもない。今回ばかりは神装バリア(脂肪)が役に立ったでござる!!!




「な、なにをしている!!?ハ、ハイオーク!?」
「ハイオークがいるぞぉ!」




 なんで村にスタンピードが起きた感じで、叫びをあげるでござるか!ここはれっきとした学校でござる!この教師たち、なぜかこういうノリがすきなのでござる。
 すぐに救急車を呼ぶようにだけ言った。彼女は何か強烈な薬品を嗅がされている可能性があったから、心配でござる。








 デュフフ。校長室。
 ボクは結局、強姦魔として校長室に連行されることになったでござる。要約するとハイオークだから強姦ぐらいするだろうと言うことだ。完全なるとばっちりでござる。


 しかし騒ぎになって、イケメンに輪姦されそうになったと噂になれば、世間はイケメンに味方する。
 委員長が誘惑したんだという話になりかねないでござる!!そうなれば最悪は委員長が学校を去る羽目になってしまうのでござる!




 しかしハイオークに強姦されたとなればどうだろう?世間は彼女に同情するのでござる。
 そうなれば委員長は周りに助けられて、心を癒していくのでござる。
 あと委員長はイケメンに告白されて、まんざらでもなかった。その気持ちを壊したくないというのが、ボクの行動理由でござるよ。








 あと頑なにハイオークを連呼する教師たちのことが面倒くさくなったというのが正直なところなのでござる。




 デュフフウ!それに今日は早くもどって、マニちゃんのネコミミスーツをゲットする使命があるのでござる!!!





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