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ブサメンに三次元美少女たちが話しかけてくるなんてあり得ないでござる!

みくりや

義妹の再会





 デュフフゥ!次の日。
 相変わらずみくちゃんには避けられ、美月ちゃんにはひっぱたかれ、委員長には唾を吐きかけられているでござる。




「キモいんだよ……」




ペチン




「ブヒィ?」




「やや!陣内氏!いつものキレがまったくないサッカーボールキックですぞ!」
「山根氏……いったい誰の味方でござるか。たしかにちょっとものたりな……はっ!?」




 陣内くんは昨日の委員長の、般若面のような形相にびびりすぎてチジミ上がってしまっている。まるで小鹿のように震えているでござる。
 はっきりいってこれじゃぁボクは満足しない。いや満足してもこまるんだけれども。




「じゃああたしがやったげる。崇めなさいこのブタァ!」




バチーン!






「ブヒィイイイイイ!!!美月さまぁあ!」




「やや!これは引きますぞ、光圀氏!」




 美月ちゃんが昨日の様子が嘘のように、いつもの?いやいつもより女王様のようになっている。完全にSMの世界に目覚めてしまったようでござる。このビッチめ!
 山根氏はほっとこう。




 そんな様子を、みくちゃんと委員長はイライラしながら見ている。いつもよりピリピリした教室はちょっと居づらいのでござる。


 しかもボクは先日のミルちゃんコスイベントで浴衣コスを逃してしまったので、かなり落ち込んでいる。
 はっきりいって警察にご厄介になったことより、落ち込んでいるのでござる。




「ねぇブタ」




 だって徹夜で20万もミルちゃんにつぎ込んだのに、まったくかすりもしなかった。
 ブヒィイイ!まさか?まさかミルちゃんまでもがボクを裏切るとはおもわなったンゴ!!!!




「おいクズ!」




 ミルちゃんだけは裏切らないと思っていたのにぃ!!!
 しかしこれはこれで、委員長に唾を吐きかけられたときのようで、ちょっと興奮したのでござる!デュフフウィ!!




ドゴゥウウウン!




「ブヒィイイイイイイン!美月様ぁ?じゃない?」




 たしかに美月ちゃんとは、威力がダンチ・・・でござる!


 そこにはボクが避けていた話題。いや避けられていた義妹の光圀みつくに 玲香れいかがいた。
 誰にも言ってはいなかったけれど、ボクには父の再婚相手の連れ子である義妹がいたのだった・・・


 玲香は、一つ下の高校一年生。金髪ギャル系の美少女ではあるが、一緒に暮らしてはいないので接点何て一切なかった。それが今頃なんでだろう。




「あの記事あんたでしょ!こぉの恥知らずがっ!」




ドゴゥウウウン!




「ブヒィイイイイ!!」




「ちょっ玲香ちゃんやりすぎよ……」
「うっさいこのビッチ!汚らわしいからよるんじゃないわよ!」
「なっ!?ぬぁんですって~!いまはフリーよ!!!」


「あわわあわ!大変ですぞ光圀氏」




 ボ、ボクにふらないでほしいでござる!それは美月ちゃんの逆鱗だ。触れてはいけないのでござる!!
 案の定ものすごく険悪な雰囲気になって、今にも戦争が勃発しそうでござる。




「それが許せないのよ!このビッチ!」
「あんたこそ!もうたくみとは縁が切れてるのに何しに来たのよ!」
「光圀姓と戸籍でまだつながっているから、こういうことされると迷惑被るのよ!!」




 あ……あ……それ以上はいけないのでござる!




「あんたのビッチ母が光圀姓を抜ければいいだけの話。遺産欲しさに戸籍抜かなかっただけでしょ?」
「ぐっ!!!!そ、その通りだけどなんか文句ある!?」
「あんたこそビッチの子じゃないの!私のこと言う権利はないわ!」




「ああーやめるでござ――




バチイイイ!!!!ドゴォオオオオン!!




ブヒィイイイイイイイイ!」




 ものすごい言い争いの末に、物理戦争に以降しそうになった。ボクはあせって、間に入って神装バリアでしのごうとしたのでござる。
しかし――




ぶるんぶるんぶるん。ドシャァア!




 脂肪を回転させながら勢いよく床に倒れてしまった。昨日の今日でまた怪我が増えた気がするのでござる。


「「あっ!!??」」




 ボクは頭を強く打って、その場で気を失った。二人のツインサッカーボールキックは相乗効果で、かなりの威力だったのでござる。でゅふ。














 デュフフウィ!気が付けば、教室のまま。
 ボクの巨体を誰も運ぶことが出来なかったのだろう。そのまま教室の床に寝かされたまま授業が始まっていた。
 ブヒィィイ!いくら何でもそれは酷いんじゃないの?先生!




「お!ハイオークが起きたぞ。席につけ」




 もうあの記事が出回っているのか、ブサメンとかキモブタとか言わなくなった代りにすっかりハイオークが定着してしまったのでござる。
 なにを言っても名前を憶えてくれない、頭の悪い教師はほっとくのでござる。
 授業は始まっているから、もう玲香はいない。はっきりいって玲香とは兄妹という関係にもならなかったから、今更気にならないのでござる。




如月氏・・・……あの後、どうなったでござるか?」


 ボクが小声で美月ちゃんにどうなったか聞くことにした。山根氏は席が離れているし、ほかの人は話しづらい。


「授業中よ。メッセで送るわ」
如月氏・・・……ブロックしてるんではござらんか?」
「う~~~~」
「わ、わかったでござるよ……山根氏に聞くでござる」
「ま、まって!……わかったわ解除したげる!特別よ!」
「ほ、本当でござるか美月ちゃ――




バチーン!




「ブヒィイイ!!」
「美月様とおよび!!!」
「美月様ぁあ!」




「お前ら!!!授業中に堂々とSMプレイをするな!!!」




ドガン!!




「ブヒィイイ!」


 ちょ!今なんで先生まで蹴ったのでござるか!?
 ブヒィイイ!!しかもこの女教師もSでござる!!!!美月ちゃんと同じ顔をしているでござる!!!
 それにスカートだからパンツ見えてるでござる!!このまま見ていたらまた強姦魔かハイオーク扱いでござる!!








 しかし美月ちゃんのブロック解除は収穫だ。いつまでたっても拒否扱いされるぐらいならブタでもモンスターでもハイオークでも構ってくれた方がうれしい。いやできれば人間がいいけど。
 デュフフウ!20万を貢いでしまって、ミルちゃんとの距離が出来てしまったボクにとってはこれは救いでござる!




 そのあとクラスのグループにも入れてもらった。山根氏もついでにいれてもらった。実はボクと山根氏だけクラスのグループに入っていないと言う状態だったらしい。
 そんな精神攻撃なんて、ボクの”ばくだん岩”の心臓ではダメージをうけないが、山根氏はガラスの童貞チェリーボーゥイだから崩壊してしまわないか心配でござる。




 ボクのメッセのIDがクラス中に流れたとたん、メッセージがガンガン届いた。そんなことが今までなかったボクのスマホは着信音がすごいことになって先生に怒られた。




ドカッ!!!




「ブヒィイイ!」




 くそうあの女教師!もうボクを蹴りたいだけじゃないかっ!べつに嫌じゃないけどね!




 うそでござる!!デュフフゥ!!




 けっこうぶれっぶれで誘惑にまけそうだけれど、ボクはまだまだミルちゃん一筋だっていってるでしょうが!!









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