貧乏領主の娘は王都でみんなを幸せにします
第48話お茶会終了
「何故なの!なんでローズ…さんなのよ!」
ジュリアが立ち上がると
「不快だわ!失礼します!」
キャシーにだけ頭を下げてジュリアは部屋を飛び出して行った。
「どうしたのかしらジュリアさんは」
キャシーがクスッと笑っていると…
「あの…スチュアートさんは他の方に仕える気はやはり無いのですか?それとも…」
他のご令嬢が聞くと…
「そうでございますね…私もクレアさんもローズ様とは王都にいる間だけと言う話でしたが…ローズ様が了承して下さるならこれからも…と考えております」
スチュアートさんが笑いながらローズに顔を向ける。
「スチュアートさん…クレアさんも嬉しいです!これからもよろしくお願いします」
ローズが二人に駆け寄ると嬉しそうに目を潤ませていた…
「て、事ですので皆様もちょっかいなど出されないよにお願いしますね」
キャシーは悔しそうな顔を浮かべるご令嬢達に勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
他のご令嬢達もその後直ぐに退出する。
「なんかごめんねキャシー…せっかくのお茶会が…」
ローズがすまなそうにキャシーを見ると
「いえ、問題ありませんわ!私は最初っからローズと二人でゆっくりお茶を楽しみたかったんですもの!」
(それをあの人達が邪魔するから…いい気味だわ)
キャシーはにっこりと微笑んだ。
「ですから今からでも二人でクレアさんのケーキとスチュアートさんのお茶を楽しみましょう!」
「ええ!そうね!」
ローズが嬉しそうに余ったケーキを眺めると
「ローズ様…先程もうケーキを一つ召し上がったように見えましたが?」
クレアが確認する。
「えっ?そうだったかしら?でもまだまだお腹には入るから問題ないわ!」
ローズがお腹をさすると、クレアは仕方なさそうに笑ってケーキを取りに向かった。
楽しそうにお茶を楽しんでいる二人とは別に悔しそうに部屋に戻って行ったジュリア達は…
「ジュリア様!あれでいいんですか!」
「そうですよ!あの田舎モンにまさかクレアさんとスチュアートさんがついているなど…」
ご令嬢達が慌てふためいていると…
「皆様落ちつて、大丈夫よ。あの二人は現役を退いてからしばらく経っているし…そんなに恐れることなどないわ!」
「ですが…もしこれからのテストのお茶会であのお菓子とお茶を出されたら…」
不安そうに令嬢達がしている。
「味は確かによかったわ…そうね…そこは少し考えておかないと…」
ジュリアは綺麗な顔を顰めて悔しそうに爪を噛んだ。
次の日会場に呼び出された令嬢達は昨日の試験の結果を発表される。
「まずは昨日はお疲れ様でした。皆様やはり優秀な方が多くとても素晴らしい結果でした。しかし全てのご令嬢を合格とすることは出来ず大変申し訳ございません。テストの結果上位の方20名を合格と致します」
「えっ?たった20名!」
「思ってたより少ないですわね…」
「ど、どうしよう…」
ご令嬢達がざわつき始める。
「皆様…お静かに、ここはご令嬢らしくお淑やかに結果を聞きましょう」
ジュリアが騒いでいた人達に声をかける。
「さすがはジュリア様ですわ!どんな時でも落ち着いて私達の憧れです!」
「やはりジュリア様とキャシー様が一番かしら?」
みんなが結果の発表をドキドキしながら大臣の言葉を待っていた。
ジュリアが立ち上がると
「不快だわ!失礼します!」
キャシーにだけ頭を下げてジュリアは部屋を飛び出して行った。
「どうしたのかしらジュリアさんは」
キャシーがクスッと笑っていると…
「あの…スチュアートさんは他の方に仕える気はやはり無いのですか?それとも…」
他のご令嬢が聞くと…
「そうでございますね…私もクレアさんもローズ様とは王都にいる間だけと言う話でしたが…ローズ様が了承して下さるならこれからも…と考えております」
スチュアートさんが笑いながらローズに顔を向ける。
「スチュアートさん…クレアさんも嬉しいです!これからもよろしくお願いします」
ローズが二人に駆け寄ると嬉しそうに目を潤ませていた…
「て、事ですので皆様もちょっかいなど出されないよにお願いしますね」
キャシーは悔しそうな顔を浮かべるご令嬢達に勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
他のご令嬢達もその後直ぐに退出する。
「なんかごめんねキャシー…せっかくのお茶会が…」
ローズがすまなそうにキャシーを見ると
「いえ、問題ありませんわ!私は最初っからローズと二人でゆっくりお茶を楽しみたかったんですもの!」
(それをあの人達が邪魔するから…いい気味だわ)
キャシーはにっこりと微笑んだ。
「ですから今からでも二人でクレアさんのケーキとスチュアートさんのお茶を楽しみましょう!」
「ええ!そうね!」
ローズが嬉しそうに余ったケーキを眺めると
「ローズ様…先程もうケーキを一つ召し上がったように見えましたが?」
クレアが確認する。
「えっ?そうだったかしら?でもまだまだお腹には入るから問題ないわ!」
ローズがお腹をさすると、クレアは仕方なさそうに笑ってケーキを取りに向かった。
楽しそうにお茶を楽しんでいる二人とは別に悔しそうに部屋に戻って行ったジュリア達は…
「ジュリア様!あれでいいんですか!」
「そうですよ!あの田舎モンにまさかクレアさんとスチュアートさんがついているなど…」
ご令嬢達が慌てふためいていると…
「皆様落ちつて、大丈夫よ。あの二人は現役を退いてからしばらく経っているし…そんなに恐れることなどないわ!」
「ですが…もしこれからのテストのお茶会であのお菓子とお茶を出されたら…」
不安そうに令嬢達がしている。
「味は確かによかったわ…そうね…そこは少し考えておかないと…」
ジュリアは綺麗な顔を顰めて悔しそうに爪を噛んだ。
次の日会場に呼び出された令嬢達は昨日の試験の結果を発表される。
「まずは昨日はお疲れ様でした。皆様やはり優秀な方が多くとても素晴らしい結果でした。しかし全てのご令嬢を合格とすることは出来ず大変申し訳ございません。テストの結果上位の方20名を合格と致します」
「えっ?たった20名!」
「思ってたより少ないですわね…」
「ど、どうしよう…」
ご令嬢達がざわつき始める。
「皆様…お静かに、ここはご令嬢らしくお淑やかに結果を聞きましょう」
ジュリアが騒いでいた人達に声をかける。
「さすがはジュリア様ですわ!どんな時でも落ち着いて私達の憧れです!」
「やはりジュリア様とキャシー様が一番かしら?」
みんなが結果の発表をドキドキしながら大臣の言葉を待っていた。
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