貧乏領主の娘は王都でみんなを幸せにします
第46話お土産
クレアさんにバッチリ準備を整えて貰うとローズは疲れて椅子で休んでいた…。
「では、ローズ様お土産も用意出来ましたし…」
「お土産?」
ローズが顔を上げると
「ええ、お呼ばれに手ぶらでは行けませんからね私が先程ケーキを焼いて来ました」
「やった!」
ローズは元気を取り戻した!
ローズはスチュアートとクレアと共にキャシーの部屋を訪れる。
ノックをするとロンさんが扉を開けてくれた。
「ローズ様お待ちしておりました」
ロンが三人を部屋へと招くと…
「凄い…」
ローズは息を飲んだ…
キャシーの部屋には数十人のメイドが忙しそうに動きまわり令嬢達を迎える準備をしていた。
「ローズ!」
キャシーがローズに気がついて顔を輝かせて近づいて来た!
「キャシー、ごめんなさい早く来すぎたかしら…」
ローズがメイドさん達を見ると
「いえ、もうほぼ終わってますから大丈夫です!だからこっちで座って待ってましょう。もちろんローズは私の隣ね」
キャシーがソファーを進めてくれる。
ローズはキャシーに言われた席に座るとクレアさんがお土産をロンに手渡す…
「こちらつまらないものですがよろしければ…」
「あら、何かしら」
キャシーが興味深そうに見ると
「クレアさんの手作りケーキです!すっごく美味しいのよ…」
ローズが思い出したように頬を抑える…
「それは楽しみですわ!早速出してもよろしいでしょうか?」
キャシーがクレアに聞くと
「私の手作りで皆様が満足してくださればよいのですが…」
困ったように考え込む。
「ご謙遜を、クレアさんの手作りお菓子は王都の有名なお店よりも貴重ですわ。なんせあのロイ王子が好んで食べていたとお聞きしますよ」
「えっ!そうなんですか!?」
ローズがクレアを驚いてみる。
「確かに坊っちゃまは好んで食べてくださいましたが…最近は作る事もしていませんでしたから…」
「それは尚更貴重ですね!有難くいただきます」
キャシーはロンに合図をするとケーキを下げさせた。
話をしているうちに部屋の準備が整うと部屋にノックが響いた、令嬢達が次々とキャシーの部屋を訪れる。
皆、各々手土産を渡してキャシーに挨拶をすると席に座って行く。
「あら…確か…ローズ様とおっしゃってましたっけ?」
令嬢がローズに話しかける。
「はい、ローズ・タウンゼントと申します」
「私はジュリア・アンダーソンです。父はアンダーソン伯爵ですわ」
「私はエマと申します。キャンベル伯爵家次女です」
二人がローズを見ながら答えると
「ジュリア様にエマ様ですね。これからよろしくお願いします」
ローズがニコッと微笑んだ。
「ローズ#さん__・__#はキャシー#様__・__#と大変仲がよろしいみたいですが…何かきっかけがありまして?」
他の人を出迎えるために席を外しているキャシーを見つめると…
「きっかけ…キャシーが困っていた所を助けたのがきっかけでしょうか?」
ローズがキャシーとの出会いを思い出すと
「まぁ…では弱味を握ってこのように図々しくキャシー様にまとわりついてらっしゃるのね!」
ジュリアが驚いた顔をしてローズを見つめる。
「わざわざキャシー様の隣の部屋を使ったりと…少し厚かましいんじゃありませんか?」
エマも顔を顰めてローズを見つめる。
「いや…別にまとわりついたことは無いと思うけどなぁ…」
ローズが自分の行動を思い返してみる。
「自覚がないなんて…」
「これだから…田舎の方は…」
ジュリアとエマは更に顔を歪めてローズを見つめた…。
「では、ローズ様お土産も用意出来ましたし…」
「お土産?」
ローズが顔を上げると
「ええ、お呼ばれに手ぶらでは行けませんからね私が先程ケーキを焼いて来ました」
「やった!」
ローズは元気を取り戻した!
ローズはスチュアートとクレアと共にキャシーの部屋を訪れる。
ノックをするとロンさんが扉を開けてくれた。
「ローズ様お待ちしておりました」
ロンが三人を部屋へと招くと…
「凄い…」
ローズは息を飲んだ…
キャシーの部屋には数十人のメイドが忙しそうに動きまわり令嬢達を迎える準備をしていた。
「ローズ!」
キャシーがローズに気がついて顔を輝かせて近づいて来た!
「キャシー、ごめんなさい早く来すぎたかしら…」
ローズがメイドさん達を見ると
「いえ、もうほぼ終わってますから大丈夫です!だからこっちで座って待ってましょう。もちろんローズは私の隣ね」
キャシーがソファーを進めてくれる。
ローズはキャシーに言われた席に座るとクレアさんがお土産をロンに手渡す…
「こちらつまらないものですがよろしければ…」
「あら、何かしら」
キャシーが興味深そうに見ると
「クレアさんの手作りケーキです!すっごく美味しいのよ…」
ローズが思い出したように頬を抑える…
「それは楽しみですわ!早速出してもよろしいでしょうか?」
キャシーがクレアに聞くと
「私の手作りで皆様が満足してくださればよいのですが…」
困ったように考え込む。
「ご謙遜を、クレアさんの手作りお菓子は王都の有名なお店よりも貴重ですわ。なんせあのロイ王子が好んで食べていたとお聞きしますよ」
「えっ!そうなんですか!?」
ローズがクレアを驚いてみる。
「確かに坊っちゃまは好んで食べてくださいましたが…最近は作る事もしていませんでしたから…」
「それは尚更貴重ですね!有難くいただきます」
キャシーはロンに合図をするとケーキを下げさせた。
話をしているうちに部屋の準備が整うと部屋にノックが響いた、令嬢達が次々とキャシーの部屋を訪れる。
皆、各々手土産を渡してキャシーに挨拶をすると席に座って行く。
「あら…確か…ローズ様とおっしゃってましたっけ?」
令嬢がローズに話しかける。
「はい、ローズ・タウンゼントと申します」
「私はジュリア・アンダーソンです。父はアンダーソン伯爵ですわ」
「私はエマと申します。キャンベル伯爵家次女です」
二人がローズを見ながら答えると
「ジュリア様にエマ様ですね。これからよろしくお願いします」
ローズがニコッと微笑んだ。
「ローズ#さん__・__#はキャシー#様__・__#と大変仲がよろしいみたいですが…何かきっかけがありまして?」
他の人を出迎えるために席を外しているキャシーを見つめると…
「きっかけ…キャシーが困っていた所を助けたのがきっかけでしょうか?」
ローズがキャシーとの出会いを思い出すと
「まぁ…では弱味を握ってこのように図々しくキャシー様にまとわりついてらっしゃるのね!」
ジュリアが驚いた顔をしてローズを見つめる。
「わざわざキャシー様の隣の部屋を使ったりと…少し厚かましいんじゃありませんか?」
エマも顔を顰めてローズを見つめる。
「いや…別にまとわりついたことは無いと思うけどなぁ…」
ローズが自分の行動を思い返してみる。
「自覚がないなんて…」
「これだから…田舎の方は…」
ジュリアとエマは更に顔を歪めてローズを見つめた…。
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