仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ

ぷい16

狙われるザッパムーン星―2

「そこで私からする最初のサポートは…」


 フィリフレネシアからザッパムーン星が狙われていると聞かされたエミール家一家。


「あなたたちの授業を増やします!」

「「「「「「えぇーーーー!!!」」」」」」


 「あなたたちが戦力をまとめて立ち向かいなさい!」というフィリフレネシアであったが、最初のサポートが授業を増やすことだという。


「なにー?文句あるー?知識があるのとないのとでは雲泥うんでいの違いなのよーー?」

「そりゃそうかも知れませんが…」


 言っていることは分るものの心では納得がいかないエミール家一家。


「理屈は分かるわよね?」

「…はい」

「理屈が分かればよろしい。じゃぁ、あなたたちには早速、今日から受けてもらうから」

「きょ、今日からですか…」


 煮え切らないエミール家一家を見て、強引に事を運ぶフィリフレネシア。


「じゃぁ、話も済んだし、今日の放課後また迎えに行くから一旦授業に戻りなさい」

「…はい」


 それからフィリフレネシアは部屋にかけていた時間魔法と空間魔法を解き、エミール家一家は教室へと戻るのであった。


「私の目をかけている星、好き勝手に攻めさせはしないんだから…」


 それからフィリフレネシアはエミール家一家に受けさせたい授業を受けられるようにするため、先生方の研究室を、精力的に回るのであった。

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