仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ
狙われるザッパムーン星―1
学校の休み時間中に呼び出されたエミール。
エミールは、すぐにヘクディー、アボシー、カルラ、エアハルト、エーレンフリートにコルネリアを召集してフィリフレネシアに付いて行った。
行った先は空き教室であった。
「エミール君、みんな、揃ってるわね」
エミールは確認し、
「はい。皆揃ってます」
「よろしい。それじゃぁ時間魔法と盗み聞き防止の空間魔法をかけるわね」
フィリフレネシアはそう言って魔法をかけた。
「先に言っておきます。今から話すことは極秘事項が含まれます。情報はこちらが管理します。極秘事項部分は星元の上層部に話すことは許可しますが他の星には絶対に漏らさないように。いいですか?」
「「「「「「はい」」」」」」
「よろしい。それでは本題。とある星がザッパムーン星を狙ってます」
「「「「「「えっ!」」」」」」
エミール家一同、驚きの声を上げる。
「フィリフレネシア先生、いいですか?」
「質問を許します。何ですか?アボシーさん」
アボシーはたたずまいを直して、
「その星は、ンバディス星ですか?」
「えっ!何で知ってるの?」
「「「「「「あぁー」」」」」」
今度はフィリフレネシアが驚きの声を上げた。
「ンバディス星人のアーロッティ・ンガンティス君が話してくれたからです」
「ンバディス星人の上層部がどこかに戦争を仕掛けようとして内偵しているようだと教えてくれました」
「まさか相手がザッパムーン星だとは思ってもないみたいでしたけどね」
「なるほど」
フィリフレネシアは頷いて、
「では続きね。ザッパムーン星は、文化や技術力が劣ると言われています」
「そんな!」
アボシーは抗議の声を上げるが、
「他の星々はインダスニカル大陸を知らないのよ。まぁ、インダスニカル大陸の技術力もこの銀河の中では中の下くらいだしね」
そう言われると反論できないエミール家一同。
「それに、アボシーさんが言いたかったのは文化・芸術面のことだろうけど、そちらだってまだまだ発展途上星扱いよ。大きな都市には劇場はあるようだけど、一般市民はあまり行ける場所じゃないでしょ?エミール君は分かると思うけど、一般市民が気軽に行けてこその娯楽なのよ」
フィリフレネシアはまだ続ける。
「生活面もそう。立派な魔道具があるようだけど、使えるのは上流階級ばかり。一般市民にまで広まっているとは言えないわ」
「あと、情報面ね。昔は情報網が広がっていてまぁ、平均くらいの情報網が使われていたようだけど、エミール君のお兄さんやお姉さんが有用性を発見して復活させたのよね?でもあれ、使えて、生活に溶け込んでいてやっと平均なのよ」
エミール家一同は反論しようと口を開けては言葉にならずに閉じるを繰り返している。フィリフレネシアはまだまだ続ける。
「あと、テレビやラジオやインターネット。テレビは、あなたたちの星には無いでしょ?ラジオはエミール君のお兄さんやお姉さんが始めて今、ブームなのよね?まだ生活に溶け込んでいるとは言えないわ。あと、インターネットみたいな情報網だけど、電話では使われ始めたみたいだけど情報検索とはかまだ使われていないわよね?そんなので文化が劣っていないなんて言えるわけ?」
エミール家一同は黙り込んで、
「「「「「「はい。仰る通りで」」」」」」
そう、言葉を絞り出すのが精一杯であった。
そして、フィリフレネシアはうんと一つ頷いて。
「分かってもらえて良かったわ。さて、話しが横道にそれたけれどこれからが本題ね」
「「「「「「(横道だったんかーい!)」」」」」」
本題ではないところでディスられたことに気付いたエミール家一家であったが、話しが長引くと思い、ツッコミは心の中にしまっておいた。
「アーロッティ君から聞いているかも知れないけれど、ンバディス星にはこの銀河の警察本部があり、上役が沢山いるの。そこが不当にザッパムーン星に攻撃を仕掛ける可能性が大きい。これって問題よね?事が起きれば不祥事よね?」
うんうん頷くエミール家一同。
「普通は警察が暴走して攻撃しようとしたら軍が止めるんだけど、ここで大きな問題なのは、ザッパムーン星が弱いと誤解されていることなのよ」
え?それって問題の見方違くない?と、エミール家一同は思ったが、黙っておいた。
「そこで、我々神の軍隊も、この銀河の軍組織も、いざとなったら助けに入るけれども基本的に傍観。ザッパムーン星は、ザッパムーン星人に守ってもらいます!」
「「「「「「えぇー!」」」」」」
「あなたたちが戦力をまとめて立ち向かいなさい!まだ期間があるからサポートはしてあげるから」
こうしてザッパムーン星は戦いに巻き込まれ、エミールたち家族はその中心に据えられることが決まったのであった。
エミールは、すぐにヘクディー、アボシー、カルラ、エアハルト、エーレンフリートにコルネリアを召集してフィリフレネシアに付いて行った。
行った先は空き教室であった。
「エミール君、みんな、揃ってるわね」
エミールは確認し、
「はい。皆揃ってます」
「よろしい。それじゃぁ時間魔法と盗み聞き防止の空間魔法をかけるわね」
フィリフレネシアはそう言って魔法をかけた。
「先に言っておきます。今から話すことは極秘事項が含まれます。情報はこちらが管理します。極秘事項部分は星元の上層部に話すことは許可しますが他の星には絶対に漏らさないように。いいですか?」
「「「「「「はい」」」」」」
「よろしい。それでは本題。とある星がザッパムーン星を狙ってます」
「「「「「「えっ!」」」」」」
エミール家一同、驚きの声を上げる。
「フィリフレネシア先生、いいですか?」
「質問を許します。何ですか?アボシーさん」
アボシーはたたずまいを直して、
「その星は、ンバディス星ですか?」
「えっ!何で知ってるの?」
「「「「「「あぁー」」」」」」
今度はフィリフレネシアが驚きの声を上げた。
「ンバディス星人のアーロッティ・ンガンティス君が話してくれたからです」
「ンバディス星人の上層部がどこかに戦争を仕掛けようとして内偵しているようだと教えてくれました」
「まさか相手がザッパムーン星だとは思ってもないみたいでしたけどね」
「なるほど」
フィリフレネシアは頷いて、
「では続きね。ザッパムーン星は、文化や技術力が劣ると言われています」
「そんな!」
アボシーは抗議の声を上げるが、
「他の星々はインダスニカル大陸を知らないのよ。まぁ、インダスニカル大陸の技術力もこの銀河の中では中の下くらいだしね」
そう言われると反論できないエミール家一同。
「それに、アボシーさんが言いたかったのは文化・芸術面のことだろうけど、そちらだってまだまだ発展途上星扱いよ。大きな都市には劇場はあるようだけど、一般市民はあまり行ける場所じゃないでしょ?エミール君は分かると思うけど、一般市民が気軽に行けてこその娯楽なのよ」
フィリフレネシアはまだ続ける。
「生活面もそう。立派な魔道具があるようだけど、使えるのは上流階級ばかり。一般市民にまで広まっているとは言えないわ」
「あと、情報面ね。昔は情報網が広がっていてまぁ、平均くらいの情報網が使われていたようだけど、エミール君のお兄さんやお姉さんが有用性を発見して復活させたのよね?でもあれ、使えて、生活に溶け込んでいてやっと平均なのよ」
エミール家一同は反論しようと口を開けては言葉にならずに閉じるを繰り返している。フィリフレネシアはまだまだ続ける。
「あと、テレビやラジオやインターネット。テレビは、あなたたちの星には無いでしょ?ラジオはエミール君のお兄さんやお姉さんが始めて今、ブームなのよね?まだ生活に溶け込んでいるとは言えないわ。あと、インターネットみたいな情報網だけど、電話では使われ始めたみたいだけど情報検索とはかまだ使われていないわよね?そんなので文化が劣っていないなんて言えるわけ?」
エミール家一同は黙り込んで、
「「「「「「はい。仰る通りで」」」」」」
そう、言葉を絞り出すのが精一杯であった。
そして、フィリフレネシアはうんと一つ頷いて。
「分かってもらえて良かったわ。さて、話しが横道にそれたけれどこれからが本題ね」
「「「「「「(横道だったんかーい!)」」」」」」
本題ではないところでディスられたことに気付いたエミール家一家であったが、話しが長引くと思い、ツッコミは心の中にしまっておいた。
「アーロッティ君から聞いているかも知れないけれど、ンバディス星にはこの銀河の警察本部があり、上役が沢山いるの。そこが不当にザッパムーン星に攻撃を仕掛ける可能性が大きい。これって問題よね?事が起きれば不祥事よね?」
うんうん頷くエミール家一同。
「普通は警察が暴走して攻撃しようとしたら軍が止めるんだけど、ここで大きな問題なのは、ザッパムーン星が弱いと誤解されていることなのよ」
え?それって問題の見方違くない?と、エミール家一同は思ったが、黙っておいた。
「そこで、我々神の軍隊も、この銀河の軍組織も、いざとなったら助けに入るけれども基本的に傍観。ザッパムーン星は、ザッパムーン星人に守ってもらいます!」
「「「「「「えぇー!」」」」」」
「あなたたちが戦力をまとめて立ち向かいなさい!まだ期間があるからサポートはしてあげるから」
こうしてザッパムーン星は戦いに巻き込まれ、エミールたち家族はその中心に据えられることが決まったのであった。
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