仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ

ぷい16

宇宙の学校への入学の勧め

この後、これまでの登場人物 5に追記します。
2022.02.11 『銀河系』を『銀河』に修正しました。


 エミールは、ヘクディー、アボシー、カルラ、エアハルト、エーレンフリートにコルネリアを自室に集めて、


「+*@#$#」


 呪文を唱えて7人で精神世界へ。


「先ほどスキカ様から召集があった。もうすぐ現われると思うので…」


 エミールが話していると、頭上から、ゆっくりと光が降りてくる。

 その光に7人は向かい合い、ちょうど4人の高さまで降りてくると、


「5人とも息災そくさいで何よりである」

「「「「「スキカ様」」」」」


 アボシーは反射的に祈りのポーズを取る。


「アボシー顔を上げよ。みなの者、召集に応じてくれて、感謝致す」

「もったいないお言葉で」

「エミール、ヘクディー、エアハルト、エーレンフリートにコルネリアよ。入学おめでとう」

「「「「「ありがとうございます」」」」」


 スキカは咳払いをして、


「入学シーズンということで、案内を持って来た。お主たち、この銀河の学校に入学してみないか?」

「この銀河の学校ですか」

「そうじゃ。エミール、お主にこの案内を渡しておく。ここに集まっている者なら誰でも入学できるぞ」


 エミールはスキカから案内をもらった。


「入学試験は特に無し。希望する者は入学できる。して、エミールよ」

「はい」

「この星の大陸の玉は集め終わっておるか?」


 エミールはばつが悪そうな顔をして、


「いえ。まだインダスニカル大陸のみです」

「そうか。ならこれからは、各大陸で真に王と認められ、全部集めなければならぬな」

「はい」

「それではこの玉をやろう。お主が体の中で育て、ここにる他の者に分け与えよ」

「はい」


 エミールは、スキカから透明な玉をもらう。

 エミールは、それを自分の胸に当てると、玉はエミールの中に吸収された。


「それでは返事は数日待つ。よく考えて決めるのじゃぞ」


 と、言うと、スキカはまた光に戻り、スーッと立ち上って見えなくなっていく。


「それじゃぁみんなで案内を見ようか」


 そして、エミールたち7人家族は、集まって案内を読むのであった。

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