仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ

ぷい16

エミール、おめでたいこと尽くし

 そうして1日は過ぎ去り、

 夜。


「そ、その、よ、よろしくお願いします」


 アボシーが部屋に来た。

 アボシーをベッドに寝かせ、自分もとなりに横になる。

 アボシーはガチガチに緊張していた。


「ん」

「ふぇ?」


 エミールはアボシーの口の前に袖をまくって素肌を出した腕を出し、


「落ち着くまで… めていいぞ」

「はい」


 それから、1時間ほど丁寧にめ、落ち着き払ったその後、彼女は積極的であった。



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アボシー・ザガントリア Lv.156


HP:10063/10063

MP:100109/100109

エミール分:1027(上昇中)/95106


<剣術 Lv.42><体術 Lv.79><丈術 Lv.102>

<炎魔法 Lv.36><水魔法 Lv.209><風魔法 Lv.36><土魔法 Lv.36><聖魔法 Lv.398><無属性魔法 Lv.109>



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「あっ」


 翌朝、目が覚めた。


「お早うございます」

「お早う。アボシーは目が覚めるのが早いね」

「何だかお腹から幸せがあふれてくる感じがして、早くに目が覚めてしまいました」

「へ、へぇー」


 アボシーのお腹は特に膨らんではいない。


「@*&%&%」



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アボシー・ザガントリア Lv.156


HP:10063/10063

MP:100109/100109

エミール分:95106/95106


<剣術 Lv.42><体術 Lv.79><丈術 Lv.102>

<炎魔法 Lv.36><水魔法 Lv.209><風魔法 Lv.36><土魔法 Lv.36><聖魔法 Lv.398><無属性魔法 Lv.109>


ステータス:妊娠中 (安定・急成長中)
 おめでとうございます!



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「おめでとう。ステータスを確認したら、妊娠しているって」

「まぁ♡」


 アボシーはとても幸せそうに、にんまりとした。


「授けて下さって、本当にありがとうございます」

「あぁ。喜んでくれて、嬉しいよ」


 ヘクディーの顔がよぎり、素直に喜べなかったが、アボシーの喜ぶ顔を見ていたら、自然と笑顔になれた。


「まぁ、おめでとう」

「お、おめでとうございます」


 ヘクディーとカルラに報告すると、2人とも喜んでくれた。

 エミールは、ヘクディーが不安がることがなく、ホッとした。


「それでは今日もやりましょう」


 4人で部屋に集まり、今日も魔法の練習をするのであった。



 そして、

 夜。


「そ、そ、その、よ、よろしくお願いします」


 カルラが部屋に来た。

 カルラをベッドに寝かせ、自分もとなりに横になる。

 カルラは、昨日のアボシーの比ではなく、ガチガチに緊張していた。


「ん」

「あっ」


 エミールは昨日、アボシーにしたように、カルラの口の前に袖をまくって素肌を出した腕を出し、


「落ち着くまで、めていいぞ」

「はい。ありがとうございます」


 それから彼女は2時間ほど懸命にめ、落ち着き、とろんとした目をしたその後、彼女も積極的であった。



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カルラ・ザガントリア Lv.96



HP:10102/10102

MP:50001/50001

エミール分:7099(上昇中)/90008



<剣術 Lv.19><体術 Lv.79>

<炎魔法 Lv.5><水魔法 Lv.5><風魔法 Lv.5><土魔法 Lv.5><無属性魔法 Lv.121>



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「ん、あぁ、朝か」


 最近は体を締め付けられることもなく、目覚めが良い。

 となりを見ると、すやすや眠るカルラの寝顔があった。

 そして10分後、


「ふぁ、エミール様、お早うございます」

「お早う」

「あれ?お腹から幸せが溢れてくるような…」


 そう言って、とろんとした顔をするカルラ。


「ほぉ」


 カルラのお腹は特に膨らんではいない。


「@*&%&%」



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カルラ・ザガントリア Lv.96



HP:10102/10102

MP:50001/50001

エミール分:90008/90008



<剣術 Lv.19><体術 Lv.79>

<炎魔法 Lv.5><水魔法 Lv.5><風魔法 Lv.5><土魔法 Lv.5><無属性魔法 Lv.121>


ステータス:妊娠中 (安定・急成長中)
 おめでとうございます!



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「カルラ、君も妊娠だ。おめでとう」

「ふぁい。ありがとうございます。私は、とても幸せです」


 とろんとしたままの顔で、そう答えるカルラ。


「おめでとう。これで3人揃って幸せね♡」

「おめでとうございます。こういうとき、奥様方は嫉妬し合うといいますが、不思議ですね。とても嬉しいです」


 ヘクディーもアボシーも、とても素直に祝福してくれた。


「ありがとうございます」


 カルラも良い笑顔でお礼を言ったのだった。



 数日後。合否判定が出る日。

 ヘクディーのお腹はパンパンにふくれていて、念のため、自室のベッドに寝ていた。

 アボシーとカルラはその半分くらいであった。

 ビーリヒム王妃は3人の妊娠をとても喜んでくれているものの、オーマーダム国王には気付くまで黙っていたので複雑な顔をしており、エミールのことは、ゴミ虫を見るような目で見ていた。

 ヘクディーが出歩けないので今日は、エミールだけ合否を聞きに行った。


「エミール殿下とヘクディー殿下ですね。少々お待ちください」


 数分待ち、受付のお姉さんが帰って来て、


「おめでとうございます。エミール殿下、ヘクディー殿下。両名とも合格です」

「やったー!」


 エミールは思わず叫んでしまった。


「それでは仮学生証を引き取り学生証をお作りしますので、仮学生証をお願いします」

「ヘクディーが来ていないのですが、学生証は作ってもらえますか?」

「はい。仮学生証のデータで作れますのでお作りできます」

「ではお願いします」


 エミールは仮学生証2枚を返し、


「かしこまりました。少々お待ちください」


 数分待ち、受付のお姉さんが帰って来て、


「出来上がりました。お渡しします」


 エミールは2枚の学生証を受け取って、


「申し訳ありません。本日所用で学園長も事務局長も出払っておりまして、入学手続きができるのが後日になります」

「分かりました。かまいませんよ」

「ありがとうございます。それでは後日、またお2人そろってお越し下さい」


 妻は3人も妊娠するし、2人とも入試に合格できた。めでたいことが続くなぁと思いながら、エミールは帰路にくのであった。

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