仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ
随時特別入試申し込みの手続きをしに
「随時特別入試を受けたい?」
「はい」
「そうですわ」
所変わってザガントリアシティの王城。国王オーマーダムとビーリヒム王妃に今日の学校説明の様子と学園長から受けた説明をし、エミールは希望を述べた。
帰りの馬車の中でヘクディーと話し、ヘクディーもこの話は了承している。
「で、2人は受かる算段は立っているのか?」
「「はい」」
オーマーダム国王はしばしビーリヒム王妃と話し、
「良かろう。受けてみるがいい。ただし、受けるからには落ちることは許さん」
「「はい。ありがとうございます」」
取って返してまた学園。
「手続きに来ました」
「何の手続きですか?」
「随時特別入試2人分」
「しょ、少々お待ちください」
事務手続き受付のお姉さんは奥へ引っ込んでいった。きっと随時特別入試が一般的でないため慣れていないんだろう。
程なくしておじさんが窓口にやって来た。
「先ほはどうも。事務局長のウォームストリア・パーカーです。随時特別入試を2人でお受けになるとお聞きしましたが、その、受けるのは王太子様と王太子妃様ということでしょうか?」
「そうです」
「お父さんお母さん、陛下や殿下にはお話になりましたか?」
「はい。了承は受けておりますわ」
数刻の沈黙を経て
「…分かりました。手続きの方させていただきます」
紙を2枚出され、
「まずはこちらに必要事項をお書きください」
「「はい」」
それから用紙を記入し、
「称号・役職・身分?変わったことを書かせるなぁ」
2人はその欄に、それぞれザガントリア王国王太子、王太子妃、そして、御使いと書いた。
用紙の欄を全部埋め、写真撮影、しばし待って、
「エミールさんヘクディーさん、仮学生証が出来上がりましたので窓口にお越し下さい」
呼ばれたので窓口へ行く。受付はウォームストリア事務局長であった。
「それではこちらが仮の学生証です。もう有効になっておりますので学園の施設をすぐにご利用可能です。あとは2週間以内に受験料をお支払いいただくことになります」
「ハウマニー」
「はい。陛下。こちらが受験料2人分です。お確かめ下さい」
「ゲイツ大蔵大臣!確認させていただきます」
ウォームストリア事務局長は、震える手でお金を確認し、
「ちょうどいただきました。では、領収書を書きます」
しばし待って、
「それではこちらが領収書になります。ご確認下さい」
ハウマニー大蔵大臣は領収書を確認し、
「領収書、確認しました。殿下、手続きは以上ですかな?」
「はい」
「では、私は政務が残っていますのでお先に帰らせていただきます。パーカー事務局長、お2人を宜しくお願いしますぞ」
「はい!かしこまりました!」
「ではお先に失礼」
そうしてハウマニー・ゲイツ大蔵大臣は帰って行った。
「少し図書館へ寄っていいかな?」
「はい。お供します」
エミールとヘクディーはお供と護衛を引き連れ、図書館へ。
2人はまだ図書館に不案内なので、入試関連の書物の場所を聞くため司書に声をかけた。
「すみません。随時特別入試受験予定者ですが、入試関連の書物はどちらにありますか?」
「随時特別入試をお受けになるとはまた珍しい。学生証を拝見できますか、って王太子ご夫妻で『御使い様』!」
司書たちは迅速に動き、受験関連の書物を全部持って来てくれた。
「教えてくれたら自分で取りに行きましたのに」
「いえ、お手間を取らせるわけには参りません」
「でも、ありがとうございます」
「いいえ、滅相もありません」
そして、山と積まれた資料を2人で読むことに。
「**@#@#」
「**@#@#」
しかし、読むスピードがハンパなかった。
1秒に4ページ見ていき、とても読んでいるペースではなかった。
しかし声をかけるのははばかられたため、2人は誰にも邪魔されずに作業を続けた。
そして、1時間もすれば2人とも集められた全ての書物に目を通すことができ、
「ありがとうございました。お陰で良い勉強ができました」
「そ、そうですか。お役に立てて光栄です。あ、本はそのままで。私共が片付けますので」
「そうですか?悪いですね。それでは済みませんが宜しくお願いします」
大体の本の戻し場所は見ていて分かったのだが、綺麗に片付けるためには図書館職員が片付けてくれた方が有り難かった。
そして、エミールとヘクディーの2人は城へ帰るのであった。
オーマーダム国王に帰りの報告をし、それぞれの部屋で着替え、エミールの部屋へ集まったエミールとヘクディー。
2人ともベッドに腰掛け、
「それでは始めようか」
「はい。エミール様」
「「+*@#$#」」
2人は呪文を唱えて精神世界へ。
そこには大きな机と2脚の椅子、そして、机には図書館で出してもらった本が2セット積まれていた。
「それじゃぁ早速、分からないところは教え合いながら勉強しようか」
「はい。エミール様♡(ここなら誰にも邪魔されずにエミール様とイチャイチャできますわ♪)」
ヘクディーの下心をエミールは知る由もなく、2人の勉強は始まるのであった。
そうして2年間、受験勉強、時々いちゃいちゃに費やした。
「これで大体合格できるかな?ヘクディーの方はどうだい?」
「私も満足のできる勉強ができましたわ」
「それじゃぁ術を解こうか」
「名残惜しいですけど、そうですね。戻りましょうか」
そうして2人は目を開けた。
「ヘクディー様、エミール様、お夕食の時間です」
「「はーい」」
そして、夕食を食べに、部屋を出て行く2人であった。
「はい」
「そうですわ」
所変わってザガントリアシティの王城。国王オーマーダムとビーリヒム王妃に今日の学校説明の様子と学園長から受けた説明をし、エミールは希望を述べた。
帰りの馬車の中でヘクディーと話し、ヘクディーもこの話は了承している。
「で、2人は受かる算段は立っているのか?」
「「はい」」
オーマーダム国王はしばしビーリヒム王妃と話し、
「良かろう。受けてみるがいい。ただし、受けるからには落ちることは許さん」
「「はい。ありがとうございます」」
取って返してまた学園。
「手続きに来ました」
「何の手続きですか?」
「随時特別入試2人分」
「しょ、少々お待ちください」
事務手続き受付のお姉さんは奥へ引っ込んでいった。きっと随時特別入試が一般的でないため慣れていないんだろう。
程なくしておじさんが窓口にやって来た。
「先ほはどうも。事務局長のウォームストリア・パーカーです。随時特別入試を2人でお受けになるとお聞きしましたが、その、受けるのは王太子様と王太子妃様ということでしょうか?」
「そうです」
「お父さんお母さん、陛下や殿下にはお話になりましたか?」
「はい。了承は受けておりますわ」
数刻の沈黙を経て
「…分かりました。手続きの方させていただきます」
紙を2枚出され、
「まずはこちらに必要事項をお書きください」
「「はい」」
それから用紙を記入し、
「称号・役職・身分?変わったことを書かせるなぁ」
2人はその欄に、それぞれザガントリア王国王太子、王太子妃、そして、御使いと書いた。
用紙の欄を全部埋め、写真撮影、しばし待って、
「エミールさんヘクディーさん、仮学生証が出来上がりましたので窓口にお越し下さい」
呼ばれたので窓口へ行く。受付はウォームストリア事務局長であった。
「それではこちらが仮の学生証です。もう有効になっておりますので学園の施設をすぐにご利用可能です。あとは2週間以内に受験料をお支払いいただくことになります」
「ハウマニー」
「はい。陛下。こちらが受験料2人分です。お確かめ下さい」
「ゲイツ大蔵大臣!確認させていただきます」
ウォームストリア事務局長は、震える手でお金を確認し、
「ちょうどいただきました。では、領収書を書きます」
しばし待って、
「それではこちらが領収書になります。ご確認下さい」
ハウマニー大蔵大臣は領収書を確認し、
「領収書、確認しました。殿下、手続きは以上ですかな?」
「はい」
「では、私は政務が残っていますのでお先に帰らせていただきます。パーカー事務局長、お2人を宜しくお願いしますぞ」
「はい!かしこまりました!」
「ではお先に失礼」
そうしてハウマニー・ゲイツ大蔵大臣は帰って行った。
「少し図書館へ寄っていいかな?」
「はい。お供します」
エミールとヘクディーはお供と護衛を引き連れ、図書館へ。
2人はまだ図書館に不案内なので、入試関連の書物の場所を聞くため司書に声をかけた。
「すみません。随時特別入試受験予定者ですが、入試関連の書物はどちらにありますか?」
「随時特別入試をお受けになるとはまた珍しい。学生証を拝見できますか、って王太子ご夫妻で『御使い様』!」
司書たちは迅速に動き、受験関連の書物を全部持って来てくれた。
「教えてくれたら自分で取りに行きましたのに」
「いえ、お手間を取らせるわけには参りません」
「でも、ありがとうございます」
「いいえ、滅相もありません」
そして、山と積まれた資料を2人で読むことに。
「**@#@#」
「**@#@#」
しかし、読むスピードがハンパなかった。
1秒に4ページ見ていき、とても読んでいるペースではなかった。
しかし声をかけるのははばかられたため、2人は誰にも邪魔されずに作業を続けた。
そして、1時間もすれば2人とも集められた全ての書物に目を通すことができ、
「ありがとうございました。お陰で良い勉強ができました」
「そ、そうですか。お役に立てて光栄です。あ、本はそのままで。私共が片付けますので」
「そうですか?悪いですね。それでは済みませんが宜しくお願いします」
大体の本の戻し場所は見ていて分かったのだが、綺麗に片付けるためには図書館職員が片付けてくれた方が有り難かった。
そして、エミールとヘクディーの2人は城へ帰るのであった。
オーマーダム国王に帰りの報告をし、それぞれの部屋で着替え、エミールの部屋へ集まったエミールとヘクディー。
2人ともベッドに腰掛け、
「それでは始めようか」
「はい。エミール様」
「「+*@#$#」」
2人は呪文を唱えて精神世界へ。
そこには大きな机と2脚の椅子、そして、机には図書館で出してもらった本が2セット積まれていた。
「それじゃぁ早速、分からないところは教え合いながら勉強しようか」
「はい。エミール様♡(ここなら誰にも邪魔されずにエミール様とイチャイチャできますわ♪)」
ヘクディーの下心をエミールは知る由もなく、2人の勉強は始まるのであった。
そうして2年間、受験勉強、時々いちゃいちゃに費やした。
「これで大体合格できるかな?ヘクディーの方はどうだい?」
「私も満足のできる勉強ができましたわ」
「それじゃぁ術を解こうか」
「名残惜しいですけど、そうですね。戻りましょうか」
そうして2人は目を開けた。
「ヘクディー様、エミール様、お夕食の時間です」
「「はーい」」
そして、夕食を食べに、部屋を出て行く2人であった。
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