仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ
座学、勉強してない!
「ふふふーん ふふーん」
お出かけしていて帰り、徒歩で帰るカッテリーナ。麻宗邸の門をくぐり、玄関扉を開け、
「みんなー ただいまー」
「「「「「「おかえりなさーい」」」」」」
今日も陽気な麻宗家の家族なのであった。
帰って来てちょっとした違和感を感じた。
「んーーー?」
ちょっと考え、
「ちょっとコンスタンティン」
「何ですか?母様」
「あなた1年前、何してた?」
「1年前といえば、家庭教師に勉強を教わってましたね。もう少し経った頃にはアハントルトの学校を受験するため受験対策用の勉強を始めていた頃だと思います」
「…」
「……」
「………」
「「あーーーっっっ!!!」」
2人が騒いでいると、麻宗家の面々が集まってきて、
「ちょっとそこの母子、何騒いでるのよ!」
「こ、こ、これ、まずいって」
「や、やば、これ、さすがにヤバイって」
取り乱すカッテリーナ、コンスタンティン母子に、それを取り囲む、何も気付いていない他の麻宗家の面々。代表してミランダが訪ねてみた。
「何がヤバイって?」
「勉強、勉強!」
「勉強?」
「クララ、ロッテ、ミラダリーナの勉強!」
「もう今くらいの年齢ではボクらは勉強していて、もうすぐ受験対策してたって!」
一拍の間を置き、
「「「「「「あぁーーーっっっ!!」」」」」」
やっとお母さん組と学園初等部組は、事の重大さに気付くのであった。
その日の夕食時、
「…と、いうわけで、今さらになってクララから下の子たちの勉強のカリキュラムがおかしいことに気付いたのです」
「………」
今、言われて気付いた二郎も、言葉がなかったのであった。
「クララ、ロッテ、ミラダリーナ、すまん!」
「「「「「「ごめんなさい!」」」」」」
「あーばばぁー」
大人たちや兄姉が、いきなり謝りだし、状況について行けないクララ、ロッテ、ミラダリーナの3人と、それを見守るブリトニー、ビアンカ、エミールの3人。それに何も分からずご機嫌な赤ちゃんのアメリフィス。
「と、とりあえず、今から勉強させよう。エルビン、コンスタンティン、アクレシス、エーベルハルト、とりあえず何を勉強させればいい?」
動揺で考えがまとまらず、とりあえず子供たちに話を振る二郎。すると、エルビンは、
「とりあえず、落ち着きましょう。まずは貴族の子女に必要な科目として、アーメイヤス語、算数、歴史、礼儀作法に剣術、魔法ですが、もう剣術と魔法は大丈夫として、その他を教えてくれる家庭教師の先生を付けるところからでしょう」
「そ、そうだな。家庭教師の先生だな」
こうして麻宗家の面々が取り乱していると、
「旦那様、カリーナ先生がお見えです」
「おぉ、ちょうど良いところに!応接室にお通しして」
「かしこまりました」
そして、応接室で二郎はカリーナ先生に座学の勉強をしてこなかったことを話すと、
「分かりました。午前中も今は手が空いてますし、魔法以外にも教えた経験もあります。そちらの初等教育も私がお教え致しましょう」
「おぉ!そうですか。助かります」
こうして6才未満組の勉強の偏りの問題も一応の決着をするのであった。
「今までありがとうね」
今まで剣術を教えてくれていた警備員のケビンさんにも話しを通し、カリーナ先生と、授業に必要な本の買い出しをしたりなど、準備をして、
次の日、
「それではあなたたちが今、何を知っているか分からないからとりあえずテストしてみるわね」
カリーナ先生の座学は、テストから始まるのであった。
テストの採点が終わって、
「あなたたちの学力は大体分かりました。クララさん、ロッテさん、ミラダリーナさんの3人は控えている学園の初等部入学試験の合格を目指して、ブリトニーさん、ビアンカさん、エミールさんの3人も、まだ先ですが、今のうちに勉強に慣れ親しんでもらうことにして、これから座学、頑張りましょう」
「「「「「「はい!」」」」」」
そして、6才未満組の日常は、午前も午後も、カリーナ先生の授業になるのであった。
*
「まずは言葉からだな」
エミールは最近、休みの日は新大陸のバーハーグト大陸を調べることに時間を費やしている。
鳥と意識共有して最初に上陸した辺りを調べて大きめの街を発見。そこの本屋で短い子供向けのお話しと辞書を2つずつ購入。1つは本好きのクララにあげて、エミールはエミールでバーハーグト大陸の言葉を勉強することにしたのである。
コミュニケーションの魔法を使ったら別に話したり文字を読むことには不自由しないのだが、魔法に頼りっきりになるのはまずいのでは?という思いと、どうせ勉強するのなら書けるようになりたいという思いもあって、勉強することにしたのである。
それと平行して、やはり大陸の地理である。
勉強ばかりだと息が詰まるし、大陸の大きさやら地形、街の位置や規模など、知っておかなければならないことは多くある。
それに、鳥目線で飛び回るのは気分が晴れる。
あとは魔道具学の初級編の勉強も進めている。
エミールはいろいろ知ろうと忙しいくしていたのであった。
お出かけしていて帰り、徒歩で帰るカッテリーナ。麻宗邸の門をくぐり、玄関扉を開け、
「みんなー ただいまー」
「「「「「「おかえりなさーい」」」」」」
今日も陽気な麻宗家の家族なのであった。
帰って来てちょっとした違和感を感じた。
「んーーー?」
ちょっと考え、
「ちょっとコンスタンティン」
「何ですか?母様」
「あなた1年前、何してた?」
「1年前といえば、家庭教師に勉強を教わってましたね。もう少し経った頃にはアハントルトの学校を受験するため受験対策用の勉強を始めていた頃だと思います」
「…」
「……」
「………」
「「あーーーっっっ!!!」」
2人が騒いでいると、麻宗家の面々が集まってきて、
「ちょっとそこの母子、何騒いでるのよ!」
「こ、こ、これ、まずいって」
「や、やば、これ、さすがにヤバイって」
取り乱すカッテリーナ、コンスタンティン母子に、それを取り囲む、何も気付いていない他の麻宗家の面々。代表してミランダが訪ねてみた。
「何がヤバイって?」
「勉強、勉強!」
「勉強?」
「クララ、ロッテ、ミラダリーナの勉強!」
「もう今くらいの年齢ではボクらは勉強していて、もうすぐ受験対策してたって!」
一拍の間を置き、
「「「「「「あぁーーーっっっ!!」」」」」」
やっとお母さん組と学園初等部組は、事の重大さに気付くのであった。
その日の夕食時、
「…と、いうわけで、今さらになってクララから下の子たちの勉強のカリキュラムがおかしいことに気付いたのです」
「………」
今、言われて気付いた二郎も、言葉がなかったのであった。
「クララ、ロッテ、ミラダリーナ、すまん!」
「「「「「「ごめんなさい!」」」」」」
「あーばばぁー」
大人たちや兄姉が、いきなり謝りだし、状況について行けないクララ、ロッテ、ミラダリーナの3人と、それを見守るブリトニー、ビアンカ、エミールの3人。それに何も分からずご機嫌な赤ちゃんのアメリフィス。
「と、とりあえず、今から勉強させよう。エルビン、コンスタンティン、アクレシス、エーベルハルト、とりあえず何を勉強させればいい?」
動揺で考えがまとまらず、とりあえず子供たちに話を振る二郎。すると、エルビンは、
「とりあえず、落ち着きましょう。まずは貴族の子女に必要な科目として、アーメイヤス語、算数、歴史、礼儀作法に剣術、魔法ですが、もう剣術と魔法は大丈夫として、その他を教えてくれる家庭教師の先生を付けるところからでしょう」
「そ、そうだな。家庭教師の先生だな」
こうして麻宗家の面々が取り乱していると、
「旦那様、カリーナ先生がお見えです」
「おぉ、ちょうど良いところに!応接室にお通しして」
「かしこまりました」
そして、応接室で二郎はカリーナ先生に座学の勉強をしてこなかったことを話すと、
「分かりました。午前中も今は手が空いてますし、魔法以外にも教えた経験もあります。そちらの初等教育も私がお教え致しましょう」
「おぉ!そうですか。助かります」
こうして6才未満組の勉強の偏りの問題も一応の決着をするのであった。
「今までありがとうね」
今まで剣術を教えてくれていた警備員のケビンさんにも話しを通し、カリーナ先生と、授業に必要な本の買い出しをしたりなど、準備をして、
次の日、
「それではあなたたちが今、何を知っているか分からないからとりあえずテストしてみるわね」
カリーナ先生の座学は、テストから始まるのであった。
テストの採点が終わって、
「あなたたちの学力は大体分かりました。クララさん、ロッテさん、ミラダリーナさんの3人は控えている学園の初等部入学試験の合格を目指して、ブリトニーさん、ビアンカさん、エミールさんの3人も、まだ先ですが、今のうちに勉強に慣れ親しんでもらうことにして、これから座学、頑張りましょう」
「「「「「「はい!」」」」」」
そして、6才未満組の日常は、午前も午後も、カリーナ先生の授業になるのであった。
*
「まずは言葉からだな」
エミールは最近、休みの日は新大陸のバーハーグト大陸を調べることに時間を費やしている。
鳥と意識共有して最初に上陸した辺りを調べて大きめの街を発見。そこの本屋で短い子供向けのお話しと辞書を2つずつ購入。1つは本好きのクララにあげて、エミールはエミールでバーハーグト大陸の言葉を勉強することにしたのである。
コミュニケーションの魔法を使ったら別に話したり文字を読むことには不自由しないのだが、魔法に頼りっきりになるのはまずいのでは?という思いと、どうせ勉強するのなら書けるようになりたいという思いもあって、勉強することにしたのである。
それと平行して、やはり大陸の地理である。
勉強ばかりだと息が詰まるし、大陸の大きさやら地形、街の位置や規模など、知っておかなければならないことは多くある。
それに、鳥目線で飛び回るのは気分が晴れる。
あとは魔道具学の初級編の勉強も進めている。
エミールはいろいろ知ろうと忙しいくしていたのであった。
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