仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ
押しかけマヌエラ
次の日。
午前中は剣の稽古、午後は錬金術の初級編の本を読みながら実習、と、そこまでは普通に過ごせた。
そして、エルビンたち、学園初等部組が帰って来ると、
「エミ~ル、夜の授業、マヌエラも参加させてやってくれよ~」
エーベルハルトに泣きつかれた。
何でも、昨日マヌエラに魔道具を作れることを話したところ、エルビンたちは学校でマヌエラに詰問され、夜にエミールからいろいろと授業を受けていることを話したらしい。
すると、自分もそれに参加したいと言われたそうだ。
「この間まで「いろいろと教えていただいてありがとうございます」なんてしおらしいことを言ってたのにさ、段々態度がデカくなってきて知識欲に貪欲になって、とうとう「オラオラ教えろ!」になってさ、こんな要求をしてくるんだよ~」
エミールは、1人増えても問題なかったので了承すると、
「ありがとーよー。よくできた弟だ~」
と、えらく感謝されるのであった。
「じゃぁ、マヌエラに伝えに行ってくるよ」
エーベルハルトが感情的になりすぎて、役立たずになっていたので、エルビンがゲートで王城へ伝えに行った。
何でも、すぐに伝えに行かないと、後が怖いらしい。
そして、
「エミール先生、今日からよろしくお願いします」
マヌエラはその日のうちから参加することになるのであった。
「では、マヌエラ様はすぐにはできないと思いますので、とりあえずは聞いていて下さいね」
そう言って、授業を始めるのであった。
次の日、夜、
「マヌエラさん、今までやった錬金術の初級編の座学の部分です。授業に追い付くために早めに憶えて下さいね」
「わあ、ありがとうございます先生。早く憶えます」
マヌエラは嬉しそうであった。
そして、その日の授業も無事に初まり、無事に終わるのであった。
そして、その4日後、
「マヌエラさん、これは前にやった神代魔法初級編のの座学の部分です。これは急ぎではないですからね」
「はい。ありがとうございます」
そして次の日、週末がやって来た。
「それじゃぁ今日は、各地の麻宗家の屋敷を回るぞー」
二郎と薫と、エルビン、コンスタンティン、アクレシス、エーベルハルトの学園初等部組に、クララ、ロッテ、ミラダリーナ、ブリトニー、ビアンカ、そしてエミールの6才未満組の計12人でニムテズ大陸各地にある麻宗家の屋敷を回ることになった。
「それじゃぁ、ゲートを開くから、順番にくぐれー」
ゲートをくぐると、
「お帰りなさいませ、旦那様、奥様、お子様方」
そこは、この前行った、サガンガの屋敷であった。
「ここは、お前らの生まれた屋敷、アハントルト王国に移る前まで住んでいたところだ」
そして、屋敷内を案内してもらった。
「ここをエミールの部屋にする。エミール、好きに使ってくれ」
それから、サガンガ国内のアレストバードの領主邸、クアレシスの領主邸、それからタンザナティア王国王都にある屋敷、ジルベチア王国王都にある屋敷、アハントルト王国の領地にある領主邸を回ってきた。その場所場所で、エミールだけ、部屋を割り当ててもらったのだった。
「次が回るところの最後になる。場所は、「岐阜の両親の家」とだけ言っておく」
今度の移動はゲートの魔法ではなかった。
そして、屋敷ではなく、一般の民家であった。
それも、道は何やら黒くて固いもので舗装されていて量ったように真っ直ぐ。灰色の枝も葉もない木がまっすぐ立っており、高いところでそれらを黒いツタがいっぱいつないでいた。
見たこともない町並みと、見たこともない建物であった。
ピーンポーン
「俺だ。二郎だ。子供たちを連れてきたぞ」
「はーい」
程なくして、
「まぁ二郎に薫さん。それに子供たちをたくさん連れて。みんな入れるかしら」
そして、二郎たち一家はぎゅうぎゅう詰めになりながら、麻宗家のリビングに入った。
「これ二郎!こんなにいっぺんに連れて来たらお茶も出せんじゃろうが!」
それから自己紹介して談笑して、
「それじゃぁ今度はもっと時間があるときに、もっと少人数でおいで」
「待ってるわよ」
別れの挨拶をするのであった。帰りの魔法もゲートではないのであった。
そして、アハントルト王国首都の屋敷に帰ってきて、
「それでは少し休んでから薫から魔法を教えてもらえ」
お茶の時間になった。
各々今回ってきた屋敷について話していた。
「それじゃぁ集まって-。転移魔法について教えるわよー」
子供たちが皆、中庭にいる薫のもとに集まって、
「いい?これから教える魔法は他の星やら異世界、じゃ分からないか。遠い遠ーいところへも行けるの。使い方を間違ったら二度とお家へ帰れないから十分注意してね」
それから子供たちは転移魔法について教わるのであった。
午前中は剣の稽古、午後は錬金術の初級編の本を読みながら実習、と、そこまでは普通に過ごせた。
そして、エルビンたち、学園初等部組が帰って来ると、
「エミ~ル、夜の授業、マヌエラも参加させてやってくれよ~」
エーベルハルトに泣きつかれた。
何でも、昨日マヌエラに魔道具を作れることを話したところ、エルビンたちは学校でマヌエラに詰問され、夜にエミールからいろいろと授業を受けていることを話したらしい。
すると、自分もそれに参加したいと言われたそうだ。
「この間まで「いろいろと教えていただいてありがとうございます」なんてしおらしいことを言ってたのにさ、段々態度がデカくなってきて知識欲に貪欲になって、とうとう「オラオラ教えろ!」になってさ、こんな要求をしてくるんだよ~」
エミールは、1人増えても問題なかったので了承すると、
「ありがとーよー。よくできた弟だ~」
と、えらく感謝されるのであった。
「じゃぁ、マヌエラに伝えに行ってくるよ」
エーベルハルトが感情的になりすぎて、役立たずになっていたので、エルビンがゲートで王城へ伝えに行った。
何でも、すぐに伝えに行かないと、後が怖いらしい。
そして、
「エミール先生、今日からよろしくお願いします」
マヌエラはその日のうちから参加することになるのであった。
「では、マヌエラ様はすぐにはできないと思いますので、とりあえずは聞いていて下さいね」
そう言って、授業を始めるのであった。
次の日、夜、
「マヌエラさん、今までやった錬金術の初級編の座学の部分です。授業に追い付くために早めに憶えて下さいね」
「わあ、ありがとうございます先生。早く憶えます」
マヌエラは嬉しそうであった。
そして、その日の授業も無事に初まり、無事に終わるのであった。
そして、その4日後、
「マヌエラさん、これは前にやった神代魔法初級編のの座学の部分です。これは急ぎではないですからね」
「はい。ありがとうございます」
そして次の日、週末がやって来た。
「それじゃぁ今日は、各地の麻宗家の屋敷を回るぞー」
二郎と薫と、エルビン、コンスタンティン、アクレシス、エーベルハルトの学園初等部組に、クララ、ロッテ、ミラダリーナ、ブリトニー、ビアンカ、そしてエミールの6才未満組の計12人でニムテズ大陸各地にある麻宗家の屋敷を回ることになった。
「それじゃぁ、ゲートを開くから、順番にくぐれー」
ゲートをくぐると、
「お帰りなさいませ、旦那様、奥様、お子様方」
そこは、この前行った、サガンガの屋敷であった。
「ここは、お前らの生まれた屋敷、アハントルト王国に移る前まで住んでいたところだ」
そして、屋敷内を案内してもらった。
「ここをエミールの部屋にする。エミール、好きに使ってくれ」
それから、サガンガ国内のアレストバードの領主邸、クアレシスの領主邸、それからタンザナティア王国王都にある屋敷、ジルベチア王国王都にある屋敷、アハントルト王国の領地にある領主邸を回ってきた。その場所場所で、エミールだけ、部屋を割り当ててもらったのだった。
「次が回るところの最後になる。場所は、「岐阜の両親の家」とだけ言っておく」
今度の移動はゲートの魔法ではなかった。
そして、屋敷ではなく、一般の民家であった。
それも、道は何やら黒くて固いもので舗装されていて量ったように真っ直ぐ。灰色の枝も葉もない木がまっすぐ立っており、高いところでそれらを黒いツタがいっぱいつないでいた。
見たこともない町並みと、見たこともない建物であった。
ピーンポーン
「俺だ。二郎だ。子供たちを連れてきたぞ」
「はーい」
程なくして、
「まぁ二郎に薫さん。それに子供たちをたくさん連れて。みんな入れるかしら」
そして、二郎たち一家はぎゅうぎゅう詰めになりながら、麻宗家のリビングに入った。
「これ二郎!こんなにいっぺんに連れて来たらお茶も出せんじゃろうが!」
それから自己紹介して談笑して、
「それじゃぁ今度はもっと時間があるときに、もっと少人数でおいで」
「待ってるわよ」
別れの挨拶をするのであった。帰りの魔法もゲートではないのであった。
そして、アハントルト王国首都の屋敷に帰ってきて、
「それでは少し休んでから薫から魔法を教えてもらえ」
お茶の時間になった。
各々今回ってきた屋敷について話していた。
「それじゃぁ集まって-。転移魔法について教えるわよー」
子供たちが皆、中庭にいる薫のもとに集まって、
「いい?これから教える魔法は他の星やら異世界、じゃ分からないか。遠い遠ーいところへも行けるの。使い方を間違ったら二度とお家へ帰れないから十分注意してね」
それから子供たちは転移魔法について教わるのであった。
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