仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ
とりあえず最初は家族には黙っておいた
スキカが夢に出てきた翌朝、エミールはスッキリと目覚めた。
「昨日のは夢?」
どちらにせよ夢は夢なのだが、昨日の不思議な夢を思い出す。
「しかし、スキカなんて神様は聞いたことがない」
エミールはを初め、6才未満の麻宗家の子供は、エテラーシア、ヨーネスティン、ミランダから神学の勉強を受けている。そこにはスキカなんて神は出て来なかったのである。
「でも、神代魔法の知識はあるなぁ」
神代魔法初級編の知識はあったのである。
「うーん」
「エミールおはよう」
考え事をしていると、ブリトニーが起き出してきた。
「おはよう」
「ゴハン食べに行こ」
「うん」
エミールは考えるのは止めにして、身支度を調えてもらい、食堂に向かった。
「いただきます」
「「「「「「いただきます」」」」」」
集まれる家族が集まり食事が始まる。
エミールは昨日の夢のことを話そうかと思ったが、自分が半信半疑なためとりあえずは黙っておくことにした。
食事が終わり、午前は剣の稽古だ。
「型どおり、素振りをするぞ!」
門番をしてもらっている警備員のケビンさんに剣術を教わる。腕がパンパンになるまで剣の素振りをやらされて、午前の剣の稽古は終わった。
昼食を挟んで今度は魔法の練習だ。しかしエミールは神代魔法初級編の本が読みたい。スキカからもらった本、実際には頭に直接流し込まれた知識なのだが流し込まれたそのままでは役に立たず、一度”読んで”、使ってみて始めて身につくものなのであった。
「魔法のお勉強、休みたいって?」
魔法の先生のカリーナは尋ねてきた。
「どうしたの?ポンポン痛いの?」
エミールは魔法の練習の時間に魔術の読みたい本があることを先生に伝えると、
「それじゃぁ仕方がないわね。分かった。今日は休みなさい」
カリーナ先生は了承してくれた。
「熱風荒れ狂う大いなる火の神よ」
「「「「「「熱風荒れ狂う大いなる火の神よ」」」」」」
「我に大いなる力を分け与えたまえ」
「「「「「「我に大いなる力を分け与えたまえ」」」」」」
「ファイアーボール」
「「「「「「ファイアーボール」」」」」」
カリーナ先生の指導で、他の子供たち、クララ、ロッテ、ミラダリーナ、ブリトニー、ビアンカの5人はファイアーボールを打つ。そこから離れた場所で、エミールは目をつむり、頭の中にある神代魔法初級編を読んでいった。
日が傾き、もうすぐ空に赤みが増すかという頃、
「!#$%&@*+ー」
エミールは神語で呪文を唱え、火炎放射器の如く火を噴きだした。吐き出した炎をエミールは自在にその大きさを変え、
「今日はこんなものかな」
今日は終わりにしようかと思っている頃、
「「「「「ありがとうございました」」」」」
クララたちも終わったようだ。
その後、夕食、入浴を済ませ、寝る前にも少し神代魔法初級編を読んで、その日は就寝するのであった。
翌日も剣の稽古をし、
「魔法の練習、休ませて下さい」
「分かったわ。勉強頑張ってね」
クララたちはカリーナ先生に習って魔法の練習をし、エミールは離れた場所へ行ってしまう。
カリーナ先生はエミールのことが気になり、クララたちの指導の合間、チラチラとエミールの様子を見ていた。
「!#$%&@*+ー」
エミールは神語で呪文を唱え、吹雪を吹き出していた。
(何もせず遊んでいるわけではないのね)
カリーナ先生は少し安心していた。
そして1週間、カリーナ先生は二郎にエミールが1週間、自分の授業を休んでいることを報告した。1週間も授業を受けていないと、さすがに雇い主に報告せずに済ますことができなかったのだ。
「ズル休みしているわけではないようなのですが」
エミールは独自に魔法の勉強をしているようだとカリーナ先生は付け加える。
二郎は事情を確かめるためにエミールを呼んだ。
「お父様、聞きたいことがあるという話ですが、何でしょう?」
二郎とエミールの話し合いで、エミールが1週間で学んだ魔法を見せてもらうことになった。それを聞きつけた麻宗家の面々は見学しようとゾロゾロと魔法の練習をしている中庭へ付いていく。
「!#$%&@*+ー」
「「「「「「おぉー」」」」」」
エミールは火の魔法、水の魔法、風の魔法、土の魔法、氷の魔法、雷の魔法と次々に披露していった。
「エミールの唱えている呪文は何語なんだい?」
二郎は代表して皆が気になっていることを聞いた。
「神語です。ボクがもらった本は神様からもらったので」
エミールは夢で会ったスキカの話、ザッパムーン星の王になることを頼まれ承諾した話、最後に神代魔法初級編の本をもらった話を家族にした。
「分かった。エミールは神代魔法の勉強をすればいい。カリーナ先生にまた魔法を習いたくなったら先生に話して戻ればいい。それでいいですね?カリーナ先生」
「はい。私としましてはエミール君に魔法を教えられないのは寂しいですが、それで構いませんわ」
こうしてエミールは魔法の練習時間に独自に魔法を練習することでこの話は収まったのであった。
「昨日のは夢?」
どちらにせよ夢は夢なのだが、昨日の不思議な夢を思い出す。
「しかし、スキカなんて神様は聞いたことがない」
エミールはを初め、6才未満の麻宗家の子供は、エテラーシア、ヨーネスティン、ミランダから神学の勉強を受けている。そこにはスキカなんて神は出て来なかったのである。
「でも、神代魔法の知識はあるなぁ」
神代魔法初級編の知識はあったのである。
「うーん」
「エミールおはよう」
考え事をしていると、ブリトニーが起き出してきた。
「おはよう」
「ゴハン食べに行こ」
「うん」
エミールは考えるのは止めにして、身支度を調えてもらい、食堂に向かった。
「いただきます」
「「「「「「いただきます」」」」」」
集まれる家族が集まり食事が始まる。
エミールは昨日の夢のことを話そうかと思ったが、自分が半信半疑なためとりあえずは黙っておくことにした。
食事が終わり、午前は剣の稽古だ。
「型どおり、素振りをするぞ!」
門番をしてもらっている警備員のケビンさんに剣術を教わる。腕がパンパンになるまで剣の素振りをやらされて、午前の剣の稽古は終わった。
昼食を挟んで今度は魔法の練習だ。しかしエミールは神代魔法初級編の本が読みたい。スキカからもらった本、実際には頭に直接流し込まれた知識なのだが流し込まれたそのままでは役に立たず、一度”読んで”、使ってみて始めて身につくものなのであった。
「魔法のお勉強、休みたいって?」
魔法の先生のカリーナは尋ねてきた。
「どうしたの?ポンポン痛いの?」
エミールは魔法の練習の時間に魔術の読みたい本があることを先生に伝えると、
「それじゃぁ仕方がないわね。分かった。今日は休みなさい」
カリーナ先生は了承してくれた。
「熱風荒れ狂う大いなる火の神よ」
「「「「「「熱風荒れ狂う大いなる火の神よ」」」」」」
「我に大いなる力を分け与えたまえ」
「「「「「「我に大いなる力を分け与えたまえ」」」」」」
「ファイアーボール」
「「「「「「ファイアーボール」」」」」」
カリーナ先生の指導で、他の子供たち、クララ、ロッテ、ミラダリーナ、ブリトニー、ビアンカの5人はファイアーボールを打つ。そこから離れた場所で、エミールは目をつむり、頭の中にある神代魔法初級編を読んでいった。
日が傾き、もうすぐ空に赤みが増すかという頃、
「!#$%&@*+ー」
エミールは神語で呪文を唱え、火炎放射器の如く火を噴きだした。吐き出した炎をエミールは自在にその大きさを変え、
「今日はこんなものかな」
今日は終わりにしようかと思っている頃、
「「「「「ありがとうございました」」」」」
クララたちも終わったようだ。
その後、夕食、入浴を済ませ、寝る前にも少し神代魔法初級編を読んで、その日は就寝するのであった。
翌日も剣の稽古をし、
「魔法の練習、休ませて下さい」
「分かったわ。勉強頑張ってね」
クララたちはカリーナ先生に習って魔法の練習をし、エミールは離れた場所へ行ってしまう。
カリーナ先生はエミールのことが気になり、クララたちの指導の合間、チラチラとエミールの様子を見ていた。
「!#$%&@*+ー」
エミールは神語で呪文を唱え、吹雪を吹き出していた。
(何もせず遊んでいるわけではないのね)
カリーナ先生は少し安心していた。
そして1週間、カリーナ先生は二郎にエミールが1週間、自分の授業を休んでいることを報告した。1週間も授業を受けていないと、さすがに雇い主に報告せずに済ますことができなかったのだ。
「ズル休みしているわけではないようなのですが」
エミールは独自に魔法の勉強をしているようだとカリーナ先生は付け加える。
二郎は事情を確かめるためにエミールを呼んだ。
「お父様、聞きたいことがあるという話ですが、何でしょう?」
二郎とエミールの話し合いで、エミールが1週間で学んだ魔法を見せてもらうことになった。それを聞きつけた麻宗家の面々は見学しようとゾロゾロと魔法の練習をしている中庭へ付いていく。
「!#$%&@*+ー」
「「「「「「おぉー」」」」」」
エミールは火の魔法、水の魔法、風の魔法、土の魔法、氷の魔法、雷の魔法と次々に披露していった。
「エミールの唱えている呪文は何語なんだい?」
二郎は代表して皆が気になっていることを聞いた。
「神語です。ボクがもらった本は神様からもらったので」
エミールは夢で会ったスキカの話、ザッパムーン星の王になることを頼まれ承諾した話、最後に神代魔法初級編の本をもらった話を家族にした。
「分かった。エミールは神代魔法の勉強をすればいい。カリーナ先生にまた魔法を習いたくなったら先生に話して戻ればいい。それでいいですね?カリーナ先生」
「はい。私としましてはエミール君に魔法を教えられないのは寂しいですが、それで構いませんわ」
こうしてエミールは魔法の練習時間に独自に魔法を練習することでこの話は収まったのであった。
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