仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ
2人の王女様、アハントルト王国へ到着
ハンシオーガ王国国王執務室。ここでは国王を始め、多くの役人が働いていた。
「国王、来客がお見えです」
「誰だ?」
「アハントルト王国のアナキン大臣とジロウ・アソウ侯爵です」
「何?アソウ侯爵?分かった。すぐ準備して向かう」
アナキン大臣と二郎は応接室で待機していた。
「国王がお見えです」
「どうそ」
応接室にジャスパー国王が入ってきた。よほどジャスパー国王も動転していたのであろう。国王は来客を部屋に呼びつけるのではなく自ら応接室にやって来たのだ。
「ジャスパー国王。急な訪問申し訳ありません」
「いや、構わん。で、こちらが?」
「はい。こちらがジロウ・アソウ侯爵です」
「お初にお目にかかります。ジロウ・アソウ侯爵です」
「おぉ。君がアソウ侯爵か。会いたかったぞ!」
二郎はジャスパー国王に手を取られ、2人はがっしりと握手を交わした。
ソファーに座り直した3人は、会談を始める。
「で、アソウ侯爵は、うちのアメリアをもらってくれるのか?」
「はい。各国の国王や、うちの嫁に勧められまして」
「おぉ。もらってくれるか!」
ジャスパー国王はご機嫌な様子であった。
「生憎、姫様がまだ我が家に到着しておりませんので、式の段取りはこれからなのですが、迎えに上がりますので是非、陛下には結婚式にご出席していただきたく思います」
「陛下とは堅苦しい。ジャスパーで構わんよ。分かった。式には出席しよう」
「ありがとうございます。それと、姫様の乗っている馬車の道順を教えていただきたく思います」
「教えるのは構わんが、どうするのかね?」
「この後お迎えに上がります」
そこで、ジャスパー国王は、臣下を呼んで、二郎に馬車の進行経路を説明した。
「ジャスパー国王、私と陛下との間にはまだ相互理解が足りません。今度は訪問をあらかじめお知らせしますのでまたお目にかかりましょう」
「え?もう行ってしまうのか?」
「はい。姫様を早くお招きしたいので」
「あぁ、分かった。また会おう。絶対にまた来るのじゃぞ!」
「はい。また近いうちに」
そうして初会談を終えた二郎は、案内してくれたアナキン大臣をアハントルト王国に返し、浮遊魔法で馬車を追いかけた。
それから1時間飛んで、その場車を見つけた。
二郎は併走する護衛の騎士に声をかけることにした。
「あの、すみません」
「のわっ!な、何物だ!」
二郎は身分を示すメダルを見せ、
「初めまして。ジロウ・アソウ侯爵と申します。アメリア王女とお話ししたいのですが許可いただけませんでしょうか?」
「ジロウ・アソウ侯爵閣下ですか?分かりました」
騎士は馬車を止め、馬車に報告に行った。
「ヒヨルド、道の真ん中で馬車を止めるとは何事ですか?」
「ご報告します。ジロウ・アソウ侯爵がお見えで、姫様とお話がしたいと仰せです」
「ジロウ・アソウ侯爵?本物なのですか?」
「はい。確認致しました」
「分かりました」
そして、二郎とナターリア王女、アメリア王女と、官僚のジェパーソンが話し合い、無事、二郎のゲートの魔法で一行をアハントルト王国へ送り届けるのであった。
「ナターリア王女がいらっしゃいますのでまずは王城へ向かいましょう」
二郎の先導で、まずは王城へ向かった。
王城でナターリア王女一行とジェパーソンを降ろした。先に二郎が伝えておいたため、迅速にナターリア王女は王城で受け入れられ、その後、アメリア王女一行は麻宗邸へと向かう。
「「「旦那様、お帰りなさいませ。アメリア王女、ようこそいらっしゃいました」」」
麻宗邸でも迅速にアメリア王女は迎え入れられた。二郎は一行をアメリア王女の部屋に連れて行き、
「アメリア王女、この部屋を使って下さい」
「ありがとうございます」
「それでは私は部屋を離れますが、何かご用がありましたら気兼ねなくお呼び下さい。家族は夕方にご紹介します」
そして、麻宗家の従者とアメリア王女付のメイドの手によって荷物が部屋に運び込まれ、アメリア王女は着替えることになった。
そして夕方。
「みんな、集まったな。それでは紹介する。こちらがハンシオーガ王国のアメリア王女だ」
「今日からお世話になりますアメリア・ウォムスレーです。よろしくお願いします」
「それではうちの家族をご紹介します」
二郎は麻宗家の面々を1人1人紹介していった。自己紹介が終わり、アメリア王女は、
「私はアソウ侯爵に嫁ぐために来ました。私にはもう帰るところがありません。今日から受け入れていただくため皆様と話し合いをしたいと思います」
すると二郎は、
「昨日、家族と話し合い、アメリア王女を我が家へ受け入れることにしました。どうか末永くよろしくお願いします」
「本当ですか?ありがとうございます」
アメリア王女は、路頭に迷うことがなくなった安堵感で泣き出すのであった。
アメリア王女が泣き止み、落ち着いたところで西方諸国連合各国がこの縁談に賛成であることをアメリア王女に話した。
「いろいろな国々で私の嫁入りが受け入れられているのですね。本当に感謝しかありません」
それから少し、麻宗一家とアメリア王女とで話し合い、
「それでは夕食にしよう。アメリア王女を家族として受け入れたお祝いだ。今日はご馳走にしたぞ」
そして皆で食堂へ向かい、楽しいムードで夕食が始まるのであった。
「国王、来客がお見えです」
「誰だ?」
「アハントルト王国のアナキン大臣とジロウ・アソウ侯爵です」
「何?アソウ侯爵?分かった。すぐ準備して向かう」
アナキン大臣と二郎は応接室で待機していた。
「国王がお見えです」
「どうそ」
応接室にジャスパー国王が入ってきた。よほどジャスパー国王も動転していたのであろう。国王は来客を部屋に呼びつけるのではなく自ら応接室にやって来たのだ。
「ジャスパー国王。急な訪問申し訳ありません」
「いや、構わん。で、こちらが?」
「はい。こちらがジロウ・アソウ侯爵です」
「お初にお目にかかります。ジロウ・アソウ侯爵です」
「おぉ。君がアソウ侯爵か。会いたかったぞ!」
二郎はジャスパー国王に手を取られ、2人はがっしりと握手を交わした。
ソファーに座り直した3人は、会談を始める。
「で、アソウ侯爵は、うちのアメリアをもらってくれるのか?」
「はい。各国の国王や、うちの嫁に勧められまして」
「おぉ。もらってくれるか!」
ジャスパー国王はご機嫌な様子であった。
「生憎、姫様がまだ我が家に到着しておりませんので、式の段取りはこれからなのですが、迎えに上がりますので是非、陛下には結婚式にご出席していただきたく思います」
「陛下とは堅苦しい。ジャスパーで構わんよ。分かった。式には出席しよう」
「ありがとうございます。それと、姫様の乗っている馬車の道順を教えていただきたく思います」
「教えるのは構わんが、どうするのかね?」
「この後お迎えに上がります」
そこで、ジャスパー国王は、臣下を呼んで、二郎に馬車の進行経路を説明した。
「ジャスパー国王、私と陛下との間にはまだ相互理解が足りません。今度は訪問をあらかじめお知らせしますのでまたお目にかかりましょう」
「え?もう行ってしまうのか?」
「はい。姫様を早くお招きしたいので」
「あぁ、分かった。また会おう。絶対にまた来るのじゃぞ!」
「はい。また近いうちに」
そうして初会談を終えた二郎は、案内してくれたアナキン大臣をアハントルト王国に返し、浮遊魔法で馬車を追いかけた。
それから1時間飛んで、その場車を見つけた。
二郎は併走する護衛の騎士に声をかけることにした。
「あの、すみません」
「のわっ!な、何物だ!」
二郎は身分を示すメダルを見せ、
「初めまして。ジロウ・アソウ侯爵と申します。アメリア王女とお話ししたいのですが許可いただけませんでしょうか?」
「ジロウ・アソウ侯爵閣下ですか?分かりました」
騎士は馬車を止め、馬車に報告に行った。
「ヒヨルド、道の真ん中で馬車を止めるとは何事ですか?」
「ご報告します。ジロウ・アソウ侯爵がお見えで、姫様とお話がしたいと仰せです」
「ジロウ・アソウ侯爵?本物なのですか?」
「はい。確認致しました」
「分かりました」
そして、二郎とナターリア王女、アメリア王女と、官僚のジェパーソンが話し合い、無事、二郎のゲートの魔法で一行をアハントルト王国へ送り届けるのであった。
「ナターリア王女がいらっしゃいますのでまずは王城へ向かいましょう」
二郎の先導で、まずは王城へ向かった。
王城でナターリア王女一行とジェパーソンを降ろした。先に二郎が伝えておいたため、迅速にナターリア王女は王城で受け入れられ、その後、アメリア王女一行は麻宗邸へと向かう。
「「「旦那様、お帰りなさいませ。アメリア王女、ようこそいらっしゃいました」」」
麻宗邸でも迅速にアメリア王女は迎え入れられた。二郎は一行をアメリア王女の部屋に連れて行き、
「アメリア王女、この部屋を使って下さい」
「ありがとうございます」
「それでは私は部屋を離れますが、何かご用がありましたら気兼ねなくお呼び下さい。家族は夕方にご紹介します」
そして、麻宗家の従者とアメリア王女付のメイドの手によって荷物が部屋に運び込まれ、アメリア王女は着替えることになった。
そして夕方。
「みんな、集まったな。それでは紹介する。こちらがハンシオーガ王国のアメリア王女だ」
「今日からお世話になりますアメリア・ウォムスレーです。よろしくお願いします」
「それではうちの家族をご紹介します」
二郎は麻宗家の面々を1人1人紹介していった。自己紹介が終わり、アメリア王女は、
「私はアソウ侯爵に嫁ぐために来ました。私にはもう帰るところがありません。今日から受け入れていただくため皆様と話し合いをしたいと思います」
すると二郎は、
「昨日、家族と話し合い、アメリア王女を我が家へ受け入れることにしました。どうか末永くよろしくお願いします」
「本当ですか?ありがとうございます」
アメリア王女は、路頭に迷うことがなくなった安堵感で泣き出すのであった。
アメリア王女が泣き止み、落ち着いたところで西方諸国連合各国がこの縁談に賛成であることをアメリア王女に話した。
「いろいろな国々で私の嫁入りが受け入れられているのですね。本当に感謝しかありません」
それから少し、麻宗一家とアメリア王女とで話し合い、
「それでは夕食にしよう。アメリア王女を家族として受け入れたお祝いだ。今日はご馳走にしたぞ」
そして皆で食堂へ向かい、楽しいムードで夕食が始まるのであった。
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