チート幼女とSSSランク冒険者

紅蓮也

第拾玖話 初めての依頼を受けてみよう

気がつくと、外は日が昇ってきていた。
どうやら、あのまま寝てしまったらしい。昨日は、異世界に転位してきたり、襲われたり、王都に来たり(ヒューイットさんの転移魔法で来たから疲れなかったけど)、仮登録したり、ご飯食べに行ったり、屋敷のサイズに驚き、屋敷内を見て回ったりで、疲れていたのだろう。日が落ち始めた頃にだったはずなのに、一度も目が覚めなかった。
なので、今はスッキリしている。

「朝ごはん食べたいけど、昨日見た時に、冷蔵庫の中、空っぽだったから、作るにも食材無いからな。どうするかなぁ・・・」

(食材や調味料とかなら無限収納にたくさん入っているわよ♥️時間停止機能付いているから、腐ったりとかはしないけど、地球の食材や調味料だから、一人の時はいいけど、こっちの世界には無いものや見た目が違うものがあるから使う時には気をつけるのよん♥️)

お腹が空いていたので、朝食どうするかを考えていたら、ヴィーナがそんなことを言ってきた。
時間停止機能付いてるのか。それはありがたい。たくさん食材あっても、腐らせちゃったら勿体ないからね。確かに、こっちに無いものや見た目が違う食材や調味料をヒューイットさんとかに見られたら面倒な事なるから気をつけよう。特に調味料の入った容器はこっちには絶対に無いし、私は異世界の文字わかるけど、地球の文字をこっちの人はわからないだろうから本当に気をつけないな。
地球の食材が収納の中にあるのは嬉しい。 馴染みのある料理が作れるし、食べられる。まあ、食材はこっちにも同じものや似たようなものがあるみたいだけど、調味料は味噌や醤油はあるみたいだけど、無いものが多いだろうから地球と同じ料理が作れるかわからないしね。

「トーストにベーコンエッグとサラダで、飲み物はコーヒーにしようかな」

私は、無限収納にどんな食材や調味料などが入っているかを軽く確認してから朝食を何にするから決めた。

「しかし、全部チェックしてないけど、食材や調味料とか多すぎるでしょう。一生かけても使いきれそうにないよ。一人の時以外は、食材はこっちの世界のものを使うつもりでいるんだから・・・まぁでもインスタントコーヒーがあったのは、ありがたい。コーヒー豆も入ってたけど、こっちの世界にコーヒーがあるかわからないから、ミルなどの道具かない可能性があるからね。」

「ちゃちゃっと作って、ちゃちゃっと食べて、食後の休憩を軽くして朝風呂入ってからギルドに行って依頼受けよっと・・・」

ちょっと待てよ。どんな依頼があるのかとか依頼の受け方とか、ギルマスやヒューイットさんしてくれなかったからわからないぞ・・・

「仕方ない、ギルドに行ったら、受付で聞いてみよう」

そして、朝食を済ませ、食器を洗って、お風呂にお湯を張りにいった。

「あぁ、朝風呂最高~」

お風呂から出た私は、着替えてギルドに向かった。

「まずは、どうやって依頼を受ければいいか、受付で聞かなくっちゃ。」

「すみません。セシルさん、依頼ってどうやって受ければいいんですか?」

「あら、アオイちゃん、朝から依頼受けに来たのね。依頼の受け方?」
「昨日、ギルマスから説明されなかったの?」

「はい。説明されませんでした。」

「ギルマス凄い人なんだけど、たまに説明し忘れたりして、誰かが説明してくれるだろうって勝手に思って、説明してないこと報告をしてくれなかったりするのよね。」

おい、ギルマスそれはマズいだろう。

「わかったわ。依頼はね、あそこに紙がいっぱいはってあるでしょう。あれをリクエストボードっていうんだけど、依頼書が張ってあるの。」
「でね。あそこで依頼書をチェックして、受けたい依頼があったら依頼書を受付に持って来て、受付でチェックして問題がなければ、依頼を受けれるわ。」
「もしかして、だけど、ランクによって受けれる依頼が違うとかの説明されてなかったりする?」

「はい。それも知らないです。」

「もう、あの人は・・・ 仮登録期間の冒険者は、街中での依頼だけしか受けられず、仮登録のランクまでの依頼しか受けられないわ。アオイちゃんはHランクだから、HランクからFランクまでの依頼しか受けれないわね。
Eランク以上は王都の外とかで依頼や受けられる依頼に少し違う点があるけど、それは本登録の時に説明されるからそれは、今はいいわ。」
「続きを話すわね。受付で依頼が許可されたら、依頼人の所に行って、依頼が完了したら依頼人から依頼完了のサインをもらって、受付に依頼完了の報告に来て、そうたら依頼の報酬渡すからね。依頼の受注申請の時と完了報告の時に必ずギルドカードを提出してね。」
「あとは・・・ランクの昇格じょ・・・」

「その説明はされました。」

「そっか。それは説明されたんだ・・・ なら他のもしてよ。たくギルマスは・・・」

「セシルさん、ありがとうございました。クエストボードみてきます。受けたい依頼があったら持ってきます。」

私は、クエストボードの方へ向かった。

「何か、いい依頼あるかな?」

依頼を見に行ったのだが、依頼書が見えない。
私は、子供でまだ四歳になったばかりなので背が低く、高い所にある依頼書が見えないし、手が届かなかったのである。

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