異世界転生で貰ったチートがTS魔法少女変身能力でしたがこの世界で頑張るしか無いようです
46 新しい力
何なんだ、あんたは!イオンさんを...イオンさんをよくもっ!」
ラケルタは涙ながらに訴えながら落とした剣を拾い上げる。
「ラケルタさん!逃げましょうっ!イオンさんも勝てないような相手です!私達に勝ち目はありません!」
「なに言ってるんですか!ふざけないで下さいよ!アリアだけじゃなく、イオンさんまで殺されて!」
しおんが止めに入るも彼は止まらず剣を構え、竜化した左手には焔がパチパチと燻っている。
「イオンさんは逃げろと言ったんです!今は逃げていつか...まずは生き残る事を考えて...」
「貴女は悔しくないんですか!?ここで逃げ出したら僕はっ!」
「ふふ...」
そんな二人を見ていたローブの女が嘲り笑う。
「残念だったわねえ?あなた達の希望が潰えてしまって?でも安心して?同じところに送ってあげるから...」
そう言葉にすると闇が数十の手に姿を変えゆっくりと這いずりながらラケルタとしおんに近づいていく。
「それじゃあさようなら?」
「ふざけるなっ!刺し違えても僕がお前をっ!」
「ラケルタさん!」
私の事を想って戦ってくれるのは嬉しい...だが一つ言いたい。
私、死んでないんだが?
声とか姿がスキルで分かるから状況は分かるので何とか脱出しようと試みるがどうにも上手くいかない。
何度殴っても吸収されている...奴の能力の性質なのか、拳を当てた瞬間もあまり感覚が無い。
水でも殴っているような感じだ...あいつは私に『身体に囚われている』と言っていた。
もしかしたらこれは物質ではなく魔法や所謂霊的な物なのか?
だとしたら突破する方法が無い...どうしたものかと、困っていたらいきなりけたたましく警報音のような音が響き渡る。
「な、なんだ!?....ん?パネルが...」
勝手にステータスパネルのスキル一覧が表示されそこに載っているものを目にすると特殊スキル欄になっていた。
そこには確かエラーとかかれていた筈だが今の今でエラー表示が無くなり、代わりにスキル名が出現している。
「スタイルチェンジ〈マジックフォーム〉?」
それを読み上げるなりMP150を消費され服は深紅のままリボンが黒色になり、手には白色の手袋が嵌められていた。
そしてスキルも今までのは綺麗さっぱりなくなり新規のスキルばかりになっている。
〈スタイル マジックフォーム〉
〈腕力100 魔力 50000  速度500〉
〈パッシブスキル
魔力感知 対非物質防御壁 常時空中浮遊 即時魔法展開 同時魔法展開 対地限定出力上昇〉
〈アクティブスキルなし〉
〈特殊スキル 思考性創造術式〉
これはあれか。
ヒーロー物とかのフォームチェンジとか魔法少女なら属性変更とかそんな感じか。
今までのが近接主体ならこれは魔法...中距離から遠距離主体のスキル構成になっている。
しかし思考性創造術式って何だ?わからん...
一先ず調べようかと壁みたいなのに持たれるといきなり私を囲っている闇が弾けとんだ。
「うわあっ!...いたた...おお...まぶし...」
「い、イオンさん?イオンさん!生きてたんですね...はああ...よかった~...」
「イオンさん?よくご無事で!」
ラケルタとしおんが泣き出しそうな顔をしながら私の周りに寄ってきており、ローブの女は...
「バカなっ!貴様何故死んでいない!...いや、何故逃れれた!」
「ほら私魔法少女じゃない?」
「.....それが何だと?」
ラケルタに手を貸して貰い立ち上がり、焦り始めているローブの女に不敵な笑みを浮かべながら。
「魔法少女は強敵が現れると強くなるもんなんだよ。お約束だよね?」
「ふざけるなっ!貴様!」
闇が3本の蔓の形を成して私を貫こうとするが。
「イオンさん!逃げましょう!このままでは勝ち目は!」
「しおんさんは逃げたければ逃げてください。僕はイオンさんと命の限り戦います。」
「何ですかー!その言い方は!ラケルタさんみたいな弱っちい男子を置いて逃げられるわけないじゃないですかー!!」
「別に頼んでません。さっさと言ってくださいよ。」
きゃんきゃんわめく二人を守るために蔓の前に出る。
すると攻撃が当たる瞬間魔方陣が3つ展開され闇を掻き消した。
「何ですって!?バカなっ!!私の能力を破壊するなんてできる筈が...ってあなたどこを向いているの?」
「ちょっとタンマ。」
「ええ?」
私はどうしても馬が合わない二人に向き直り。
「そもそもラケルタさんはー、近づけもしないのにどうやって倒すんですかー?」
「そんな事言ったらしおんさんなんて魔法効いてないと思いますけどね?居るだけ邪魔と言うか...」
「いい加減に....」
私に気付くと同時に振り向いた二人に。
「いい加減にしろーっ!」
「ごふっ!」
「きゃうん!」
「今大事な場面だろうがっ!ちょっとは状況考えろやっ!!」
と、罵声と共にチョップをお見舞いした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「すいませんでした...」
「ごめんなさい...」
「分かったならもう喧嘩しない!あとラケルタくんは後ろに下がってること!」
「え...で、ですがあいつはアリアの仇で...」
「分かった?」
強情なラケルタに向かって笑みを浮かべると「はい....」とようやく引き下がったようだ。
「もういいかしら?」
「あ、ごめん。何だっけ?」
「いや、戦うのじゃなかったかしら。」
「そうだった...ならやる?」
「まあやるわよ?」
どうやら待っていてくれたらしく声を掛けてくれた。
戦隊ものの敵役かな?
いつも通りなんだがもうぐだぐだである。
ラケルタは涙ながらに訴えながら落とした剣を拾い上げる。
「ラケルタさん!逃げましょうっ!イオンさんも勝てないような相手です!私達に勝ち目はありません!」
「なに言ってるんですか!ふざけないで下さいよ!アリアだけじゃなく、イオンさんまで殺されて!」
しおんが止めに入るも彼は止まらず剣を構え、竜化した左手には焔がパチパチと燻っている。
「イオンさんは逃げろと言ったんです!今は逃げていつか...まずは生き残る事を考えて...」
「貴女は悔しくないんですか!?ここで逃げ出したら僕はっ!」
「ふふ...」
そんな二人を見ていたローブの女が嘲り笑う。
「残念だったわねえ?あなた達の希望が潰えてしまって?でも安心して?同じところに送ってあげるから...」
そう言葉にすると闇が数十の手に姿を変えゆっくりと這いずりながらラケルタとしおんに近づいていく。
「それじゃあさようなら?」
「ふざけるなっ!刺し違えても僕がお前をっ!」
「ラケルタさん!」
私の事を想って戦ってくれるのは嬉しい...だが一つ言いたい。
私、死んでないんだが?
声とか姿がスキルで分かるから状況は分かるので何とか脱出しようと試みるがどうにも上手くいかない。
何度殴っても吸収されている...奴の能力の性質なのか、拳を当てた瞬間もあまり感覚が無い。
水でも殴っているような感じだ...あいつは私に『身体に囚われている』と言っていた。
もしかしたらこれは物質ではなく魔法や所謂霊的な物なのか?
だとしたら突破する方法が無い...どうしたものかと、困っていたらいきなりけたたましく警報音のような音が響き渡る。
「な、なんだ!?....ん?パネルが...」
勝手にステータスパネルのスキル一覧が表示されそこに載っているものを目にすると特殊スキル欄になっていた。
そこには確かエラーとかかれていた筈だが今の今でエラー表示が無くなり、代わりにスキル名が出現している。
「スタイルチェンジ〈マジックフォーム〉?」
それを読み上げるなりMP150を消費され服は深紅のままリボンが黒色になり、手には白色の手袋が嵌められていた。
そしてスキルも今までのは綺麗さっぱりなくなり新規のスキルばかりになっている。
〈スタイル マジックフォーム〉
〈腕力100 魔力 50000  速度500〉
〈パッシブスキル
魔力感知 対非物質防御壁 常時空中浮遊 即時魔法展開 同時魔法展開 対地限定出力上昇〉
〈アクティブスキルなし〉
〈特殊スキル 思考性創造術式〉
これはあれか。
ヒーロー物とかのフォームチェンジとか魔法少女なら属性変更とかそんな感じか。
今までのが近接主体ならこれは魔法...中距離から遠距離主体のスキル構成になっている。
しかし思考性創造術式って何だ?わからん...
一先ず調べようかと壁みたいなのに持たれるといきなり私を囲っている闇が弾けとんだ。
「うわあっ!...いたた...おお...まぶし...」
「い、イオンさん?イオンさん!生きてたんですね...はああ...よかった~...」
「イオンさん?よくご無事で!」
ラケルタとしおんが泣き出しそうな顔をしながら私の周りに寄ってきており、ローブの女は...
「バカなっ!貴様何故死んでいない!...いや、何故逃れれた!」
「ほら私魔法少女じゃない?」
「.....それが何だと?」
ラケルタに手を貸して貰い立ち上がり、焦り始めているローブの女に不敵な笑みを浮かべながら。
「魔法少女は強敵が現れると強くなるもんなんだよ。お約束だよね?」
「ふざけるなっ!貴様!」
闇が3本の蔓の形を成して私を貫こうとするが。
「イオンさん!逃げましょう!このままでは勝ち目は!」
「しおんさんは逃げたければ逃げてください。僕はイオンさんと命の限り戦います。」
「何ですかー!その言い方は!ラケルタさんみたいな弱っちい男子を置いて逃げられるわけないじゃないですかー!!」
「別に頼んでません。さっさと言ってくださいよ。」
きゃんきゃんわめく二人を守るために蔓の前に出る。
すると攻撃が当たる瞬間魔方陣が3つ展開され闇を掻き消した。
「何ですって!?バカなっ!!私の能力を破壊するなんてできる筈が...ってあなたどこを向いているの?」
「ちょっとタンマ。」
「ええ?」
私はどうしても馬が合わない二人に向き直り。
「そもそもラケルタさんはー、近づけもしないのにどうやって倒すんですかー?」
「そんな事言ったらしおんさんなんて魔法効いてないと思いますけどね?居るだけ邪魔と言うか...」
「いい加減に....」
私に気付くと同時に振り向いた二人に。
「いい加減にしろーっ!」
「ごふっ!」
「きゃうん!」
「今大事な場面だろうがっ!ちょっとは状況考えろやっ!!」
と、罵声と共にチョップをお見舞いした。
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「すいませんでした...」
「ごめんなさい...」
「分かったならもう喧嘩しない!あとラケルタくんは後ろに下がってること!」
「え...で、ですがあいつはアリアの仇で...」
「分かった?」
強情なラケルタに向かって笑みを浮かべると「はい....」とようやく引き下がったようだ。
「もういいかしら?」
「あ、ごめん。何だっけ?」
「いや、戦うのじゃなかったかしら。」
「そうだった...ならやる?」
「まあやるわよ?」
どうやら待っていてくれたらしく声を掛けてくれた。
戦隊ものの敵役かな?
いつも通りなんだがもうぐだぐだである。
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