無能と呼ばれパーティーを追放された俺だが、「無能とはいったい何のことですか?」 俺は、精霊たちの力を使い無双し自分だけのハーレムを作り上げる!
第二十一話 依頼完了と報酬
トレントの討伐を終えた俺たちだが、今目の前に広がっているのは変わり果てた森の姿。さてこれをどのように説明したものかと少し悩んでいた。
俺は、探知の魔法で森一体の気配を探る。すると、トレントらしき気配はなくただ一つ大きな力を持つ気配を持つ者がいるのを感じたがこちらへの敵意がないことからスルーすることに。今は森にいた全てのトレントを討伐し終えたことを報告して何とかなったらいいなとだけ考えていた。
何とか必要最低限の討伐の証拠も回収は出来た。
「村へ戻ろうか」
「はいです。でも私たちつかまるんですか?」
「そんなことはないよ。ちゃんと説明したらわかってもらえるさ」
「はい」
少し落ち込み気味に答えるヒストリア。まあそうだろうな。戦闘に入る際に俺が火の魔法はだめだと言っていた。だが。驚きのあまりとっさに火の魔法を使ってしまいこのようなことになっている。ヒストリアも自分がやってしまったことをよく理解しているしさっき十分に反省している。だからこれ以上何も言う気はない。後の責任は俺が取らないといけないしな。
「ほら」
俺はヒストリアに対して手を差し伸べる。その手を取るヒストリア。
その手は少し冷たくよほど怖かったからこその魔法だったのだろう。
だからこそ俺はヒストリアの手を引き村へと戻ったのだった。
村の冒険者ギルド、俺たちはそこの受付で今回の討伐で森を焼いてしまったことを話していた。
「まさか! この少女にそんなことが出来るはずがないですか」
ヒストリアが森を焼いてしまったことを聞き少し信じられないと言う顔で驚いている。
「では、誰かに確認に言ってもらってはどうでしょうか」
「分かりました。そこまでおしゃられるならギルドの職員に確認に行ってもらいますのでしばらくお待ちください」
ギルドの奥へと行く受付のお姉さん。
俺がお姉さんのと話している間、ヒストリアは俺の後ろで服を掴んで隠れていた。
それから待つこと一時間程、ギルドにある食堂にいた俺たちの元へお姉さんがやってきた。
「申し訳ございません!」
来るなりいきなりそんなことを言いながら頭を下げるお姉さん。
「どうしたんですか急に!」
急に頭を下げられて困る。周りには他の冒険者がいてその全ての視線が俺たちへと注がれている。
「頭を上げてください」
俺はお姉さんの頭を上げてもらうように促す。
「はい、ではこちらで今回の報酬の話にうつらせていただきます」
俺たちはお姉さんにつれられてギルドの内にある部屋へやってきた。
「まず、依頼についてのお話です。ギルド職員に確認に行っていただき確かに森の三分の一が焼けておりました。ですがそれと同時に先日にまで確認が取れておりましたトレント全ての反応が消えておりました。そのため今回の森の焼失に関して不問とさせていただきます。その上でトレント五体討伐の報酬に合わせまして、全トレント討伐の報酬といたしまして、三リア金貨を報酬としてお渡しさせていただきます」
俺たちの目の前に三リア金貨が出された。これだけあれば普通に生活していれば数年は暮らせるだろう。それだけの報酬が支払われたのだ。
それと、
「今回の依頼達成によりアルクさんの冒険者ランクがDからCへと昇格した」
俺は少し驚きもしたが、ガイルのパーティーにいたときに後一つの依頼完了でランクアップであると言われたことを思い出して納得した。
そして、報酬を受け取る。
「アルクさん、冒険者ギルドを出たらお気をつけてください」
俺たちが部屋を出ようとした時そんなことを言われた。一体何の忠告だと少し疑問にも思ったが、一つだけ思い浮かぶことがある。
「はい、分かりました」
俺はそれだけを返して部屋を出た。ヒストリアはお姉さんに一礼する。
「お姉さんの最後の忠告みたいな言葉なんだったのですか?」
「ああ、たぶんのあいつらの事だろう」
俺はこのギルドに入ってきたときのことを思い出す。そこでのごたごた、たぶんあの時に絡んできたやつらのことだろう。そいつらが俺たちがギルドから出てくる所狙って何かを仕掛けてくるかもしれないと言いたいのだろう。だが、別にそうであったとしてもどうとでもなる。
などと考えながら、ギルドを出て行く。
すると、
「やっと出て来たぜ」
冒険者ギルドで絡んできたグルドと言う男が近づいてくる。
「はあ~」
俺はこんなテンプレ的な展開にため息が出る。もう少しどうにかならなかったのかよ、しかも丁寧に声を掛けてくるなんよな。
「なんのようだ」
「分かりやすくて助かるぜ、ついてきな」
俺はグルドについていくのだが、
「お兄ちゃんついて行っちゃだめです! さっきお姉さんが気を付けてって言ってました。危険です!」
ヒストリアが服を掴んで俺を止める。
だが、
「心配するな」
一言だけ言うと、ゆっくりと服から手を放すヒストリア。
俺はがヒストリアと話している間少し足が止まっていた。
そのことに対して、
「何やってんだ! さっさとついてこい」
少し怒り始めるグルド。
「分かってるよ」
俺とヒストリアはグルドに連れられて人通りの少ない広場へと連れてこられたのだった。
俺は、探知の魔法で森一体の気配を探る。すると、トレントらしき気配はなくただ一つ大きな力を持つ気配を持つ者がいるのを感じたがこちらへの敵意がないことからスルーすることに。今は森にいた全てのトレントを討伐し終えたことを報告して何とかなったらいいなとだけ考えていた。
何とか必要最低限の討伐の証拠も回収は出来た。
「村へ戻ろうか」
「はいです。でも私たちつかまるんですか?」
「そんなことはないよ。ちゃんと説明したらわかってもらえるさ」
「はい」
少し落ち込み気味に答えるヒストリア。まあそうだろうな。戦闘に入る際に俺が火の魔法はだめだと言っていた。だが。驚きのあまりとっさに火の魔法を使ってしまいこのようなことになっている。ヒストリアも自分がやってしまったことをよく理解しているしさっき十分に反省している。だからこれ以上何も言う気はない。後の責任は俺が取らないといけないしな。
「ほら」
俺はヒストリアに対して手を差し伸べる。その手を取るヒストリア。
その手は少し冷たくよほど怖かったからこその魔法だったのだろう。
だからこそ俺はヒストリアの手を引き村へと戻ったのだった。
村の冒険者ギルド、俺たちはそこの受付で今回の討伐で森を焼いてしまったことを話していた。
「まさか! この少女にそんなことが出来るはずがないですか」
ヒストリアが森を焼いてしまったことを聞き少し信じられないと言う顔で驚いている。
「では、誰かに確認に言ってもらってはどうでしょうか」
「分かりました。そこまでおしゃられるならギルドの職員に確認に行ってもらいますのでしばらくお待ちください」
ギルドの奥へと行く受付のお姉さん。
俺がお姉さんのと話している間、ヒストリアは俺の後ろで服を掴んで隠れていた。
それから待つこと一時間程、ギルドにある食堂にいた俺たちの元へお姉さんがやってきた。
「申し訳ございません!」
来るなりいきなりそんなことを言いながら頭を下げるお姉さん。
「どうしたんですか急に!」
急に頭を下げられて困る。周りには他の冒険者がいてその全ての視線が俺たちへと注がれている。
「頭を上げてください」
俺はお姉さんの頭を上げてもらうように促す。
「はい、ではこちらで今回の報酬の話にうつらせていただきます」
俺たちはお姉さんにつれられてギルドの内にある部屋へやってきた。
「まず、依頼についてのお話です。ギルド職員に確認に行っていただき確かに森の三分の一が焼けておりました。ですがそれと同時に先日にまで確認が取れておりましたトレント全ての反応が消えておりました。そのため今回の森の焼失に関して不問とさせていただきます。その上でトレント五体討伐の報酬に合わせまして、全トレント討伐の報酬といたしまして、三リア金貨を報酬としてお渡しさせていただきます」
俺たちの目の前に三リア金貨が出された。これだけあれば普通に生活していれば数年は暮らせるだろう。それだけの報酬が支払われたのだ。
それと、
「今回の依頼達成によりアルクさんの冒険者ランクがDからCへと昇格した」
俺は少し驚きもしたが、ガイルのパーティーにいたときに後一つの依頼完了でランクアップであると言われたことを思い出して納得した。
そして、報酬を受け取る。
「アルクさん、冒険者ギルドを出たらお気をつけてください」
俺たちが部屋を出ようとした時そんなことを言われた。一体何の忠告だと少し疑問にも思ったが、一つだけ思い浮かぶことがある。
「はい、分かりました」
俺はそれだけを返して部屋を出た。ヒストリアはお姉さんに一礼する。
「お姉さんの最後の忠告みたいな言葉なんだったのですか?」
「ああ、たぶんのあいつらの事だろう」
俺はこのギルドに入ってきたときのことを思い出す。そこでのごたごた、たぶんあの時に絡んできたやつらのことだろう。そいつらが俺たちがギルドから出てくる所狙って何かを仕掛けてくるかもしれないと言いたいのだろう。だが、別にそうであったとしてもどうとでもなる。
などと考えながら、ギルドを出て行く。
すると、
「やっと出て来たぜ」
冒険者ギルドで絡んできたグルドと言う男が近づいてくる。
「はあ~」
俺はこんなテンプレ的な展開にため息が出る。もう少しどうにかならなかったのかよ、しかも丁寧に声を掛けてくるなんよな。
「なんのようだ」
「分かりやすくて助かるぜ、ついてきな」
俺はグルドについていくのだが、
「お兄ちゃんついて行っちゃだめです! さっきお姉さんが気を付けてって言ってました。危険です!」
ヒストリアが服を掴んで俺を止める。
だが、
「心配するな」
一言だけ言うと、ゆっくりと服から手を放すヒストリア。
俺はがヒストリアと話している間少し足が止まっていた。
そのことに対して、
「何やってんだ! さっさとついてこい」
少し怒り始めるグルド。
「分かってるよ」
俺とヒストリアはグルドに連れられて人通りの少ない広場へと連れてこられたのだった。
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