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エピソード一覧
全30話
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事件編 プロローグ すべてはあの子の死体から
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第1章 容疑者、要雅雪
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第2章 2854人の不登校
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第3章 名古屋マユミ(真性M嬢)
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第4章 カスケード・リターン
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インターミッション 行方知れずの子守唄
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解決編 インターミッション2 満月の夜に一番遠い少女
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第5章 殺人執行中、逃亡進行中
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第6章 気狂いの家とアイスクリームの妹
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第7章 最後の遊園地
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最終章 平成16年の夏
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エピローグ ユダの揺り籠
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少女ギロチン・パラドックス 物語の分岐点 歩き出した夏
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インターミッションⅡ 迷子の救世主
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第Ⅴ章 街
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第Ⅵ章 黒い朝、白い夜
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第Ⅶ章 さよならロリコ(アンジェリーナ)
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最終章 オリジナルなカラーで
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エピローグ 溺愛ロジック
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少女ギロチン・ビハインド 「悲しき雨音」 CASCADE 0
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1st CASCADE
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2nd CASCADE
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3rd CASCADE
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4th CASCADE
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インターミッション
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5th CASCADE
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6th CASCADE
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7th CASCADE
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Last CASCADE
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あらすじ
少女ギロチン連続殺人事件---
1999年6月、愛知県名古屋市緑区のゴミ捨て場で、市のごみ回収職員Aが燃えないゴミの日ではないのに置かれていた燃えないゴミ専用ゴミ袋を不審に思い、透明なゴミ袋であったため目をこらして見たところ切断された少女の頭部が詰め込まれているのを発見し、110番通報した。
ゴミ袋に入っていたのは頭部だけで、少女の身元を特定できるものは何もなかったが、一昨日捜索願いが出されていた同市中区在住の女子中学生大塚愛子の頭部であると判明。すぐに両親による遺体の確認が行われた。
体の見つからないまま司法解剖が行われ、死後12時間程度(発見時は8時間程度)と推測され、死亡推定時刻は同日深夜2~3時頃、首は鋭利な刃物で生きたまま切断されたと思われる。切断された際に頭部が床に転がったと思われる痣が頬や額に見られた。また頭<span class="ui-truncateTextButton-restText test-introduction-rest-text">部はきれいに血が洗いながされており、切断面には洗髪料に含まれる薬品が付着していた。切断後に犯人の手によって洗髪されたと思われる。
鑑識の調べではこの洗髪料は一般的に最もよく売られているもので、この線から犯人を特定することは難しい。ゴミ袋も市が指定しているもので、名古屋市内のスーパーやコンビニ数百店舗で販売されている。犯人のものと思われる指紋は一切検出されなかった。
翌日、同市天白区で、燃えるゴミの日ではないのに置かれていた燃えるゴミ専用ゴミ袋に入れられた少女の頭部を市のゴミ回収職員Bが発見し、110番通報。愛子同様ゴミ袋に入っていたのは頭部だけで身元が分かるものはなかったが、やはり五日前から捜索願いが出されていた同市中村区在住の女子高校生藤本蜜柑の頭部であると判明した。
愛子同様、蜜柑の体も発見されず、生きたまま頭部を鋭利な刃物で切断された後に同じ洗髪料で洗髪されており、ゴミ袋から犯人の指紋は検出されなかった。
以降も二週間以上にわたり、連日同様の手口が繰り返され、名古屋市16区のごみ捨て場で、各区ひとりずつの少女の頭部が発見されたところで犯行は7月には一応の終結を迎えている。犠牲者は16人にのぼり、いずれの少女も小学生から高校生であるが、通っている学校や塾なども異なり、名古屋市在住であることと不登校であること、遺体発見の数日前に行方不明となり捜索願いが出されている以外には共通点は見られない。