ディスカウントショップで兄がわたしを18禁コーナーに連れていこうとしています。
時は少しだけ遡り、2020/08/15 「みかなのだいすきなおにーちゃんのたんじょうびのこと」
8月15日、おにーちゃんの誕生日。
あのね、これからわたしが書こうとしてることは、理解するのがすごく難しくて、正直わたしも理解できてるかどうかわからないから、わかりやすいようにちょっとだけ改行を多用するね。
おにーちゃんが朝起きると、
先月おにーちゃんがお仕事をやめてこの家に帰ってきたばかりの頃に、
SNSで、っていうかmixiの「お兄ちゃんが欲しかった!」っていうコミュニティで知り合って、
一回デートしただけで、もう連絡もとってなかった疑似妹の年上の人妻から、
『お誕生日おめでとう。
お兄ちゃんのことは今でも好きだけど……
お兄ちゃんはやっぱりお兄ちゃんで、お付き合いはできないっていうか……
実は、彼氏ができました。
今の旦那と別れてもいいくらい素敵な人です』
ってLINEが来ていたらしく、朝から完全にダークサイドに堕ちていました。
これ、どこからツッコんだらいいのかな?
わたしという妹がいながら、「お兄ちゃんが欲しかった!」っていうコミュニティで知り合った?
疑似妹だけど年上?
は? 人妻??
これ、フット後藤さんとか、オードリーの若林さんとか、南海キャンディーズの山里さんとかだったら、ちゃんとツッコめるのかな?
どこからツッコんだらいいのかわからんからもうええわ。ありがとうございました。ですよ。
どうやら、我々一般ピーポーには一切関係のない、赤の他人の芸能人の女性が不倫をするだけで、あんなに世の中大騒ぎして袋叩きにするくせに、SNSには婚外恋愛を望む既婚者が山ほどいるらしく……
っていうか、婚外恋愛ってなんだよ!!
おにーちゃんは、既婚者と知らずにデートをして、
車の中で、ちゅうしたり、おっぱいを……
む、むかつくからこれ以上は書きたくない……
翌日も会ってホテルにいく約束をしていたのに(またむかついてきた)、
急に予定が入ったと断られて、その際に実は既婚者だと知らされたらしいのです。
おにーちゃんは、「オビワン、あんたが憎い」なアナキンと比べたら、いまいちぱっとしない上に、名台詞的なものが全く思い浮かばないカイロ・レンみたいなダークサイドへの堕ち方をしていて、
「スマホ貸して、わたしが返事してあげるから」
わたしはおにーちゃんからスマホを奪いとると、SNSやLINEのやりとりから、おにーちゃんがわたしに嘘をついていないこと(もちろん、わたしを傷つけないための嘘)や、相手の個人情報を特定できる何かしらを確認し、その女にこう返事をしたのです。
『はじめてですよ、私をここまでこけにしてくれたおばかさんは……
貴方は親経営の会社名まで教えてくれたから、これから不倫がばれて裁判になって、慰謝料とか大変だろうけど頑張って。
いつできた彼氏か知らないけどふたりでがんばって乗り越えてね』
そして、わたしはすぐに、その親経営の会社の公式ホームページのお問い合わせフォームから、
『御社の代表取締役兼社長のご息女の○○さんについて
○○さんの知り合いのものです。
○○さんは現在、不倫をされています。
御社に勤務なさっているというご主人と別れ、不倫相手との再婚をお考えのようです。
SNSを通じて、○○さんと知り合い、本日、そのようにお聞きしました。
ご主人に、まず事実のご確認と、その後の離婚裁判や、不倫相手への慰謝料請求の準備等をされることをお勧め致します、とお伝え願えないでしょうか?
大変お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します』
と、送信! 完了!!
「は~、スッキリした!!」
一生に一度だけでいいから使ってみたい台詞ってあるじゃないですか。
フリーザ様の台詞を無事使うことができたので、次は「今夜は震えて眠れ」「オンドゥルギッタンデスカ」「ヤフーチャット万歳」「三重No.2のYouTuberなめんなよ」に挑戦したいと思います!!
そんな冗談はさておき……半分は本気だけど……
おにーちゃんはそれから、せっかくの誕生日なのに朝からダークサイドからなかなか這い上がってくることができず、ごはんのとき以外部屋にずっとこもっていました。
おかーさんといっしょに、おにーちゃんの好きな料理たくさん作ったのに、顔が死んでて少ししか食べてくれませんでした。
わたしにかまわれるのもしんどそうで、何にもしてあげられませんでした。
おにーちゃんが、誕生日にお仕事じゃないの、三年ぶりだったのに。
それなのに、せっかくの誕生日を台無しにしてくれるとか、本当に二度とうちのおにーちゃんに関わらないでください。
あなたにとってはどうでもいい人の誕生日でも、わたしにとっては世界で一番大切な人の誕生日なの。
だから邪魔しないで。
わたしは、おにーちゃんにLINEを送りました。
『みかなのだいすきなおにーちゃんへ
お誕生日おめでとう。もう、今日何回も言ったと思うけど……
みかなはおにーちゃんがこの家に帰ってきてくれてすごくうれしいです。
おにーちゃんがこの家にいない3年間は、さびしくてしかたがなかったです。
おにーちゃん、みかなはいつも、おにーちゃんのことが大好きだよ。
おにーちゃんが、みかなの初恋の人でした。
その初恋は、たぶん10歳の頃……
だから、もうすぐ10年になります。
わたしはおにーちゃんさえいてくれたら、ほかに何もいらないくらいおにーちゃんが好き。
おにーちゃん、みかなのおにーちゃんに生まれてきてくれて、本当にありがとう。大好き。』
我ながら、こんなにかわいい妹、なかなかいないと思うんですよね。
それなのに、その翌日、わたしは、ディスカウントショップで18禁コーナーにつれていかれることになったわけなんですけど……
今回のお話、なんか全部おかしくないですか!?
          
あのね、これからわたしが書こうとしてることは、理解するのがすごく難しくて、正直わたしも理解できてるかどうかわからないから、わかりやすいようにちょっとだけ改行を多用するね。
おにーちゃんが朝起きると、
先月おにーちゃんがお仕事をやめてこの家に帰ってきたばかりの頃に、
SNSで、っていうかmixiの「お兄ちゃんが欲しかった!」っていうコミュニティで知り合って、
一回デートしただけで、もう連絡もとってなかった疑似妹の年上の人妻から、
『お誕生日おめでとう。
お兄ちゃんのことは今でも好きだけど……
お兄ちゃんはやっぱりお兄ちゃんで、お付き合いはできないっていうか……
実は、彼氏ができました。
今の旦那と別れてもいいくらい素敵な人です』
ってLINEが来ていたらしく、朝から完全にダークサイドに堕ちていました。
これ、どこからツッコんだらいいのかな?
わたしという妹がいながら、「お兄ちゃんが欲しかった!」っていうコミュニティで知り合った?
疑似妹だけど年上?
は? 人妻??
これ、フット後藤さんとか、オードリーの若林さんとか、南海キャンディーズの山里さんとかだったら、ちゃんとツッコめるのかな?
どこからツッコんだらいいのかわからんからもうええわ。ありがとうございました。ですよ。
どうやら、我々一般ピーポーには一切関係のない、赤の他人の芸能人の女性が不倫をするだけで、あんなに世の中大騒ぎして袋叩きにするくせに、SNSには婚外恋愛を望む既婚者が山ほどいるらしく……
っていうか、婚外恋愛ってなんだよ!!
おにーちゃんは、既婚者と知らずにデートをして、
車の中で、ちゅうしたり、おっぱいを……
む、むかつくからこれ以上は書きたくない……
翌日も会ってホテルにいく約束をしていたのに(またむかついてきた)、
急に予定が入ったと断られて、その際に実は既婚者だと知らされたらしいのです。
おにーちゃんは、「オビワン、あんたが憎い」なアナキンと比べたら、いまいちぱっとしない上に、名台詞的なものが全く思い浮かばないカイロ・レンみたいなダークサイドへの堕ち方をしていて、
「スマホ貸して、わたしが返事してあげるから」
わたしはおにーちゃんからスマホを奪いとると、SNSやLINEのやりとりから、おにーちゃんがわたしに嘘をついていないこと(もちろん、わたしを傷つけないための嘘)や、相手の個人情報を特定できる何かしらを確認し、その女にこう返事をしたのです。
『はじめてですよ、私をここまでこけにしてくれたおばかさんは……
貴方は親経営の会社名まで教えてくれたから、これから不倫がばれて裁判になって、慰謝料とか大変だろうけど頑張って。
いつできた彼氏か知らないけどふたりでがんばって乗り越えてね』
そして、わたしはすぐに、その親経営の会社の公式ホームページのお問い合わせフォームから、
『御社の代表取締役兼社長のご息女の○○さんについて
○○さんの知り合いのものです。
○○さんは現在、不倫をされています。
御社に勤務なさっているというご主人と別れ、不倫相手との再婚をお考えのようです。
SNSを通じて、○○さんと知り合い、本日、そのようにお聞きしました。
ご主人に、まず事実のご確認と、その後の離婚裁判や、不倫相手への慰謝料請求の準備等をされることをお勧め致します、とお伝え願えないでしょうか?
大変お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します』
と、送信! 完了!!
「は~、スッキリした!!」
一生に一度だけでいいから使ってみたい台詞ってあるじゃないですか。
フリーザ様の台詞を無事使うことができたので、次は「今夜は震えて眠れ」「オンドゥルギッタンデスカ」「ヤフーチャット万歳」「三重No.2のYouTuberなめんなよ」に挑戦したいと思います!!
そんな冗談はさておき……半分は本気だけど……
おにーちゃんはそれから、せっかくの誕生日なのに朝からダークサイドからなかなか這い上がってくることができず、ごはんのとき以外部屋にずっとこもっていました。
おかーさんといっしょに、おにーちゃんの好きな料理たくさん作ったのに、顔が死んでて少ししか食べてくれませんでした。
わたしにかまわれるのもしんどそうで、何にもしてあげられませんでした。
おにーちゃんが、誕生日にお仕事じゃないの、三年ぶりだったのに。
それなのに、せっかくの誕生日を台無しにしてくれるとか、本当に二度とうちのおにーちゃんに関わらないでください。
あなたにとってはどうでもいい人の誕生日でも、わたしにとっては世界で一番大切な人の誕生日なの。
だから邪魔しないで。
わたしは、おにーちゃんにLINEを送りました。
『みかなのだいすきなおにーちゃんへ
お誕生日おめでとう。もう、今日何回も言ったと思うけど……
みかなはおにーちゃんがこの家に帰ってきてくれてすごくうれしいです。
おにーちゃんがこの家にいない3年間は、さびしくてしかたがなかったです。
おにーちゃん、みかなはいつも、おにーちゃんのことが大好きだよ。
おにーちゃんが、みかなの初恋の人でした。
その初恋は、たぶん10歳の頃……
だから、もうすぐ10年になります。
わたしはおにーちゃんさえいてくれたら、ほかに何もいらないくらいおにーちゃんが好き。
おにーちゃん、みかなのおにーちゃんに生まれてきてくれて、本当にありがとう。大好き。』
我ながら、こんなにかわいい妹、なかなかいないと思うんですよね。
それなのに、その翌日、わたしは、ディスカウントショップで18禁コーナーにつれていかれることになったわけなんですけど……
今回のお話、なんか全部おかしくないですか!?
          
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