永久ノ炎

ポニベロス

第十五話 野宿はもうやだぁ!!

(野宿をして4日。いっこうに街は見えない)

「はぁ...はぁ...本当にこの道ですかぁ...?」

「うん...方向はあってるんだけどなぁ...」

「はぁ...はぁ...」

(3人は汗を大量にかき疲れきって)

「やっぱり、キングコングの影響ってここまで来たのかなぁ...見つけられない。」

「村が載ってる地図とか無いんですかぁ...?」

「いや...あるんだけど...めちゃくちゃ高い」

「どれくらいですか...?」

「んー、何でも、転送装置と同じ材質が入ってて、村はすぐに消えたり増えたりするから...それらを処理する機能が高かったりとして...とりあえず、家一軒は建てられるかな。」

「高過ぎですぅ...」

「まぁ...でも、そろそろ村は見つけたいな。心晴ちゃんの体にも負担が多いし。」

「はぁ...はぁ...私の事は気にしないで...」

「だーめ。子供なんだから大人に甘えなさい♪」

(心春をおんぶして)

「ひゃっ!?わっ...悪いですよ!」

「大丈夫♪。私、まだまだ元気だから。心春ちゃんは寝てて。」

「うぅ...ごめんなさい...」

「違うよ。この場合はありがとうって言えばいいんだよ♪」

(顔を心春に見せて、にっこりと笑って)

「...ありがとうございます...」

数十分後

「...すぅ...すぅ...」

(心春は可愛い寝息を出してぐっすりと寝てる)

「すっかり、アリサさんにも懐きましたね♪」

「そうなの?」

「はい♪。体を触れて怯えなかったら心を許した証拠だと思ってます。」

(心春の顔を指でつついて)

「.....心春はどんな大人になるんだろ。」

「えっ!?どっ...どうしたんですか?突然...」

「いやー、気になってさ。騎士なのか魔法使いなのか、もしかしたら、王女になるかも知れないしお嫁さんになる可能性だってある。」

「お嫁さんには私があげません!」

(心春の頭を撫でながら)

「過保護か!」

「...ぷ」
「...っ」

(2人は笑って)

夕暮れ

(小さい規模だが村を見つける)

「村です今夜は野宿は回避できます!」

「うん!」




宿屋


(宿屋のオーナーに声をかけ)

「3人で4泊お願いします。」

「4泊...いつもの2日じゃ無いんですか?」

「うん。今回はかなり歩いたし。心春の体の事も考えて、4日。過労で死ぬなんてよく聞く話だし。慎重に旅しよ。」

「はい!」

宿屋の予約が終わり。心春はそのまま、ベットに寝せて。アダムとアリサはアイテムポーチからご飯を食べ、この日はゆっくりと休んだ



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