永久ノ炎

ポニベロス

第八話 宴




(村長らしき人間が台の上に立ち)

「えー、あの憎き獣。キングコングに操ってる魔物を退治してくれた、二人の英雄の冒険者様に乾杯!!」

「「かんぱーい!!」」

(村人達は祝福の乾杯をして)

アリサとアダムは少し離れた所からその光景を見て)

「かなり盛り上がってますね。」

「うん。まぁ...キングコングの肉を食べるのは勘弁だけど...」

「そうですか?食べてみたら意外と美味しかったですよ。」

「えぇ...。...あのさ。一つ聞いてもいい?」

「はい?」

「君、魔族でしょ。」

「えっ!?ちっ!ちち!違いますよ!!」

(手をあたふたと上下に振り)

「あはは。分かりやすいなぁ♪」

「...すいません。黙ってて」

「いいよ。生きてれば嘘なんていくつもあるよ。他にも嘘を付いてそうだけど、パーカーをずっと着て顔を隠してる所とか。まぁ、追及はしないよ。」

「...ありがとうございます」

「何で、人間を助けたの?」

「えっ...?」

「魔物族は人間の敵でしょ?。人間も魔族は敵だし...敵同士なのになんで助けたのかなって」

「...好きなんです。人間も魔族も」

「どうして?」

「んー...昔。人間族に興味があって家族に内緒で魔族の町を出ていって人の国に行った事があるんです。その時に...あるお姉さんに魔族だってバレちゃったんです。」

「へぇ...それで?」

「そのお姉さんに町を案内してもらって...食べ物も買ってくれて、人の事を詳しく教えてくれたんです。...そのお姉さんに質問したんです。『なんで、魔族に優しくするの?』って」

「なんて、返ってきたの??」

「お姉さんはこう返しました『魔族も人間も姿、形が違うだけで全員、心は一緒。大切な物をお腹がへったら食べるし、大切な人を奪われたら悲しい。魔族は人間。人間は魔族みたいなもんだって。君は将来、人の命を奪う魔族じゃなくて、魔族も人も助ける人間になってほしい。』こう言われました。」

「へぇ...変わった人だね。」

「えぇ...アリサさんも十分、変な人ですよ...」

「そう?」

「はい!」

(顔を近付けて)

「...ぷっ。あはは!」

(笑いあって)

「...私、おっきな夢があって魔族の町を抜けたんです。」

「へぇ?どんな?」

「魔族と人間が共存して争いが起こらない世界にする事です♪」

「へぇ...。凄い夢だね...どうやって叶えるの?」

「まだ...何も決まってないんです...。何をしたらいいのか。どんな行動をすれば無くなるのか...全く分かりません。...無謀だと思いますか?」

「うん...正直、思うよ。」

「うぅ...そうですよね...」

「でも...何の確証もないけど、アダムなら出来る気がするよ。」

「えっ...?本当ですか...?」

「うん♪」

「...そんな事を言ってくれた人は初めてです。」

「そうなんだ...、私はおうえ...いや、ねぇ、アダム。」

「はい...?」

「その夢、私にも手伝わせて」

(顔を近付け)

「えっ!?わっ...私としてはとっっても!助かるお話ですけど...良いんですか?何の得もないんじゃ...」

「...世界を一つにすれば戦争が無くなって私の叶わないって思ってた夢が叶う気がしてね。本当に賭けだけど。」

「...夢?」

「うん。この世界を片隅まで旅するって夢。」

「えっ...?それなら...出来るんじゃ...」

「いや。魔物エリアは危険エリアとして人間なのに入っただけで捕まるのよ。何でも魔物の煙が感染するとかで」

「えっ!?そっ...そうなんですか?」

「うん。だから...世界を一つにすれば、魔族の場所も行けて夢が叶えられる。それに...個人的な気持ちだけど...」

(少し顔を赤くして)

「...?」

「アダムともっと冒険したいなって...」

「嬉しいです...!!」

(目をキラキラさせて)

「もう一度!もう一度だけ言ってください!」

「やっ...やだよ!!恥ずかしい!」

(顔を隠して)

「...これからよろしくお願いします♪アリサさん!」

(手を出して)

「...うん。よろしく」

(手を握り返して)

魔族の大国


「すっ...すみません!魔王様!!」

(ガミジンは土下座して)

「.....我に言わずにしくじって、ぬけぬけと帰ってきよって...ガミジン。貴様は降格だ。明日からは上級魔族として暮らせ」

「なっ!?そんな!!」

(顔を上げると魔王と目があい、魔王はかなり怒ってる)

「文句でもあるのか?」

「いっ...いえ!文句など!!」

 ️数分後 ️

「はぁ...」

魔王はため息を付き。

「...」(やはり、そう簡単に人間と共存など理解してくれないか。あれだけ攻撃はするなっと命令してるのに...。だが...お父様にバレては計画が全て崩れる。早めに人間と同盟を組まなければ...

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