スゴロク×バトロワ

3rdman

プロローグ

「皆さ、子供のときとかやっただろ?」
「急に何よ、」
「サイコロ振って、出た目だけ進んでさ」
「あ~、“すごろく”ね?」
「それ、“殺し合い”、、にしたら面白いと思わないか?」
「あのさ、面白いって何?私達は楽しむために人殺しをしてるんじゃないでしょ?」
「いつも安全な場所から“殺し合い”を見てたくせに楽しくないのか?」
「好きで見てた訳じゃない!アンタ最近変だよ?」
「ただの殺し合いじゃつまらないと思うけどな~」
「もう無理。付き合ってらんない。私降りる」
男は顔をくしゃくしゃにして笑った。
「勘違いしてもらっちゃ困るな~、君も“参加者”だよ」
「え?」
思いがけない言葉に、私は胸に釘を打ち付けられたような錯覚に陥った。
目眩がする、急に方向感覚が掴めなくなった。立ってられない、、気が、遠くなる、、

消え行く意識の中で女は思った。

あぁ、バチがあたっちゃったんだ














「橋口マサト」 俺の名前だ。高校卒業して就職したは良いが、毎日同じことの繰り返し。
新しい仕事も任されるが、上手くいかず後輩にも抜かれた落ちこぼれ。
唯一できるこの仕事を毎日こなす日々。そんな日々が3年続いた。
「くっそー!」
帰りの車の中で1人叫ぶ。
昔から要領が悪く、その上最初は努力しても上手くいかないとすぐに投げ出し面倒になる。
わかってる、わかっているが、どうでも良くなる。いつものことだ。
車を止め、マンションの2階にある俺の部屋へと向かう。今にも消えそうな蛍光灯が廊下にぽつぽつと並んでいる。
ふと、俺は違和感を感じた。何かはわからないが妙な胸騒ぎがする。そして、俺の部屋の前についたとき、、 

ゴツッ

瞬間、鈍い音が頭の中で響くとともに俺は頭部に激痛を感じた。が、もう一度その音を聞いたのかは定かではないが、そこで俺の思考は停止した。


 









動けない、、椅子に縛られているのか?
意識が少しずつ戻ったとき、俺は身動きが取れないことに気づいた。長い時間気を失っていたのか喉の奥が痛い、軽い脱水状態なのかもしれない。ゆっくり目を開けると真っ暗な空間、そして目の前にタブレットのようなものが青白い画面を写し、淡い光を放っていた。
状況が飲み込めない、、俺は何をされるんだ?


すると突然タブレットから音声が流れた。




「君は、“すごろく” 好きかい?」






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