第十五話　今後のこと

街がXの話題で満たされている頃、タクヤとアスカは夜景が綺麗と評判の高台に来ていた。アスカはこう話し始めた「終わったね」そしてタクヤは言う「ああ終わったな」と。
「これからどうするの？しばらく私とデートでもする？」とアスカが半分冗談半分本心で言うとタクヤは「それはいいな」とアスカに歩み寄りながら言った。アスカが「それは本心？それとも嘘？」と問うとタクヤは一言「本心だ」と言いアスカの唇に自分の唇を重ねた。しばらくそのままにしていたがその後離れ「それじゃあそのことをみんなに伝えないとな」と言うと「嫌だよ、秘密にしようよ。私たちだけの秘密に」と言いウィンクをした。だがタクヤが「せめて少し不在にするってことぐらいは伝えるぞ」と言い「それぐらいならいいよ」とアスカも同意した。
連絡を終えた後タクヤはアスカに「どうせデートするならどこか観光しないか？」と言った。アスカは「賛成〜それじゃあハワイ行っちゃう〜？」と笑顔でいいタクヤの頬をつつく。タクヤは照れながらも「アスカと一緒ならどこでもいいな」と言いアスカに「それは理由になってないよ」とつっこまれ、二人で笑った。その後は、二人で電車に乗り街を離れて行った。