カミヤ

BlueBerry

4

「こ、ここは・・・?」

目が覚めてまずはじめに声を出した。

「大丈夫だ。心配することはない」

男の人が言った。何かを操作しているようだ。よく見ようと体を動かそうとすると、動かない!縄か何かで柱に縛り付けられているらしい。頭にもヘルメットがつけられていてそこからコードが伸びている。

「なにするんですか?」

と聞く。

「決まっているだろう?」

男の人は笑った。嫌な笑みだった。

「何が、決まっているんですか」

僕は聞く。

「そんなに心配しなくてもいい。もうじき、皆死ぬのだから」

男の人は言った。

「死ぬ?どうして・・・?」

僕は聞く。

地下世界アンダーワールドを復活させるのだ」

男の人は言った。男の人が見ていた物、タブレットだろうか。に触れた。横にあったらしいスイッチが赤く点灯すると共に、僕の頭が痛み出す。明るい光がヘルメットのコードを伝ってスイッチのつけられた柱に溜まっていく。

「これは・・・?」

僕は聞いた。

「君の力さ。こんなにあるとはね・・・」

男の人が言う。

「僕の力・・・?」

「そう、でもお喋りはもう終わりだ。もうすぐ集まる。全てが終わるのだよ」

男の人が言う。光を見つめている。

「待ちなさい!」

いきなり声がした。飛び込んできたのは女の子、僕もよく知っている子・・・。だけど、声が出ない。

「くそっ」

男の人が光の柱をかばうように立つ。

「初級光魔法『光線ライトライン』」

女の子が言うと指から光の線が出て、光の柱に穴が開いた。

「うわあっ」

男の人が穴を塞ぐように手を伸ばす。しかし、光は出ていく。柱から出ると消えてしまう。

「こうなったら・・・」

男の人がスイッチに手を伸ばす。

「ぁ・・・」

かすれた声が出た。女の子が振り返る。スイッチを指さそうとするけれど、うまく体が動かない。

「仕方ないが・・・」

男の人はスイッチを押した。カチッという音がして、女の子が男の人を見た。

「あっ!」

女の子が言う。僕に飛びついてきた。縄をほどいてくれている。

「あ、りがとう、まつ・・・」

僕は何とか声を出した。

「いいから、伏せて!」

松本が言う。困惑しながら、ようやく自由になった体を地面につけた。

バーーーン!

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