MMORPG でレベルマックスのアバターに転生したが、料理人として生きたい為料理店経営する。
人型兎の魔物
人型兎の魔物は素早い動きでライトニングを攻撃する。
爪攻撃は痛いものだと思ってはいたが、ライトニングは腹を爪でひっかかれてもかゆいくらいで痛みもないし出血もしない。
ライトニングは先ほど3階層でスプーンなどを作っておいたついでにそのスプーンの素材にした余りの石で矢を作っていた。
その矢を使ってライトニングは人型兎の魔物の腕を狙う。
人型兎の魔物の腕は一瞬で切断されたが、自己再生して腕も元通りになる。
「ちょいちょい、自動再生って」
さらに人型兎の魔物は炎のブレスを吐く。
ライトニングはこのブレス攻撃をまともにくらっても焼け死なないが、コハナが危ない。
さっきのブレスが微かにコハナの着ているボロい服に当たって、服とズボンが燃える。しかもコハナは燃えた部分であるお腹と太ももを火傷して苦しむ。
「大丈夫かコハナ!」
「うう、熱い……」
「これを飲んでおけ」
ライトニングは体の傷を治せる蜂蜜をコハナに飲ませる。コハナが蜂蜜を飲み終えて傷も治ったが、その時のコハナは服とズボンが全焼して全裸の状態。
ライトニングは残っていた熊の毛皮をカバンから取り出してコハナに身に着けさせる。
「寒いですライトニングさん」
「これを身に着けておくといい」
ライトニングの中身は西南雷気という男でも今は女。ネカマであったことが吉と出てコハナの裸を見てもコハナからは「エッチ」とか「変態!」とか言われない。
しかし女性の裸を見ることにライトニングは不満である。何かとエロとかセクハラとかそういった感じの状況だからである。
だが今はそんなことを考えている場合ではないようである。人型兎の魔物は手を緩めずライトニングの炎のブレスを食らわせる。
コハナを守るためにコハナの盾となるもさすがのライトニングも炎のブレスを何回も食らってはいずれくたばる。
その前に決着をつけるために、ライトニングは反撃で石の矢を人型兎の魔物に向けて放ち続ける。
人型兎の魔物は体中にライトニングの石の矢を食らって、頭も足も腕も取れるが、全て再生する。
まるで不死身の魔物のようでライトニングはどう対処すればよいか分からない。
ライトニングの攻撃力は半端なく弓矢の攻撃で腕も首も切断されるほどで、頭に刺されば頭も消滅するほどの攻撃力。
しかし人型兎の魔物のように体が再生され続けてはいくら攻撃力の高いライトニングの弓矢攻撃も無力である。
このような状況でどう対処すればいいか分からず、人型兎の魔物が羽で空を飛び炎のブレスを吐こうとするとき、コハナがあることに気づく。
「ライトニングさん。あの魔物の口からブレスを吐く寸前、なにか黄色い光の玉のようなものが見えます」
「光の玉?」
「はい、もしかしてそれが弱点では?」
「そうじゃないかもしれないが、他に手はない。一か八かだがコハナの勘を頼りにする」
次の人型兎の魔物のブレス攻撃の時、人型兎の魔物が口を開いて炎を吐くまでの間は2秒。その2秒でライトニングは人型兎の魔物の口から見える光の玉を狙って石の矢を放った。
その矢は光の玉にあたり、光の玉は粉々に砕け散った。
その時人型兎の魔物の体に異変が起きた。炎のブレスを吐くことが出来なくなり、さらに羽も消滅。そして動きが鈍くなっていった。
「やはりコハナの勘は的中していたね。奴の口の中にあった光の玉が、奴にパワーを与えていたということだったんだ」
「当たってよかったです! あとはとどめを刺すだけですか?」
「そういうことだ」
ライトニングはとどめの技で、魔法で炎の矢を作って人型兎の魔物のお腹に向けて放つ。
人型兎の魔物のお腹に大きな穴が開き、肉体が徐々に崩れていった。
そのまま人型兎の魔物はチリになって消えた。
「終わりましたね」
「ああ、おそらくこのエレベーターの先に」
ライトニングとコハナはエレベーターに乗って下へいった。
エレベーターはかなり地下深くまで下りていき、おそらく40階層あたりまで下りただろうと感じる。ライトニングはさらに強い魔物に備えて油断しないようにした。
エレベーターから降りるとそこは宝物庫のようであった。
金貨が何千枚もあり、高価な宝石に石材。さらには武器に防具などがあった。
「ライトニングさん。これはすごいです。きっとここがこのダンジョンの最後の最下層です」
「最下層にしては随分とこのエレベーターは下に降りたよな。他にも何かあるかもしれない。探索してみよう」
ライトニングは宝物庫の探索を続けると、別の部屋に続くドアを見つけて、ベッドがある寝室を見つけた。さらにその奥で風呂場を見つける。
ライトニングはここでくつろげることに喜びを感じた。しかも寝室にはキッチンには調味料もあったため、料理も心配はいらない。余りもののネズミとカラスの魔物の肉もあり、玉ねぎもあるため、これらでちょっとした料理を作ることが出来る。
「安心だ。コハナ。しばらくはここでくつろげる」
「そうなんですね。それは良かったです!」
コハナも嬉しそうで何よりだった。
爪攻撃は痛いものだと思ってはいたが、ライトニングは腹を爪でひっかかれてもかゆいくらいで痛みもないし出血もしない。
ライトニングは先ほど3階層でスプーンなどを作っておいたついでにそのスプーンの素材にした余りの石で矢を作っていた。
その矢を使ってライトニングは人型兎の魔物の腕を狙う。
人型兎の魔物の腕は一瞬で切断されたが、自己再生して腕も元通りになる。
「ちょいちょい、自動再生って」
さらに人型兎の魔物は炎のブレスを吐く。
ライトニングはこのブレス攻撃をまともにくらっても焼け死なないが、コハナが危ない。
さっきのブレスが微かにコハナの着ているボロい服に当たって、服とズボンが燃える。しかもコハナは燃えた部分であるお腹と太ももを火傷して苦しむ。
「大丈夫かコハナ!」
「うう、熱い……」
「これを飲んでおけ」
ライトニングは体の傷を治せる蜂蜜をコハナに飲ませる。コハナが蜂蜜を飲み終えて傷も治ったが、その時のコハナは服とズボンが全焼して全裸の状態。
ライトニングは残っていた熊の毛皮をカバンから取り出してコハナに身に着けさせる。
「寒いですライトニングさん」
「これを身に着けておくといい」
ライトニングの中身は西南雷気という男でも今は女。ネカマであったことが吉と出てコハナの裸を見てもコハナからは「エッチ」とか「変態!」とか言われない。
しかし女性の裸を見ることにライトニングは不満である。何かとエロとかセクハラとかそういった感じの状況だからである。
だが今はそんなことを考えている場合ではないようである。人型兎の魔物は手を緩めずライトニングの炎のブレスを食らわせる。
コハナを守るためにコハナの盾となるもさすがのライトニングも炎のブレスを何回も食らってはいずれくたばる。
その前に決着をつけるために、ライトニングは反撃で石の矢を人型兎の魔物に向けて放ち続ける。
人型兎の魔物は体中にライトニングの石の矢を食らって、頭も足も腕も取れるが、全て再生する。
まるで不死身の魔物のようでライトニングはどう対処すればよいか分からない。
ライトニングの攻撃力は半端なく弓矢の攻撃で腕も首も切断されるほどで、頭に刺されば頭も消滅するほどの攻撃力。
しかし人型兎の魔物のように体が再生され続けてはいくら攻撃力の高いライトニングの弓矢攻撃も無力である。
このような状況でどう対処すればいいか分からず、人型兎の魔物が羽で空を飛び炎のブレスを吐こうとするとき、コハナがあることに気づく。
「ライトニングさん。あの魔物の口からブレスを吐く寸前、なにか黄色い光の玉のようなものが見えます」
「光の玉?」
「はい、もしかしてそれが弱点では?」
「そうじゃないかもしれないが、他に手はない。一か八かだがコハナの勘を頼りにする」
次の人型兎の魔物のブレス攻撃の時、人型兎の魔物が口を開いて炎を吐くまでの間は2秒。その2秒でライトニングは人型兎の魔物の口から見える光の玉を狙って石の矢を放った。
その矢は光の玉にあたり、光の玉は粉々に砕け散った。
その時人型兎の魔物の体に異変が起きた。炎のブレスを吐くことが出来なくなり、さらに羽も消滅。そして動きが鈍くなっていった。
「やはりコハナの勘は的中していたね。奴の口の中にあった光の玉が、奴にパワーを与えていたということだったんだ」
「当たってよかったです! あとはとどめを刺すだけですか?」
「そういうことだ」
ライトニングはとどめの技で、魔法で炎の矢を作って人型兎の魔物のお腹に向けて放つ。
人型兎の魔物のお腹に大きな穴が開き、肉体が徐々に崩れていった。
そのまま人型兎の魔物はチリになって消えた。
「終わりましたね」
「ああ、おそらくこのエレベーターの先に」
ライトニングとコハナはエレベーターに乗って下へいった。
エレベーターはかなり地下深くまで下りていき、おそらく40階層あたりまで下りただろうと感じる。ライトニングはさらに強い魔物に備えて油断しないようにした。
エレベーターから降りるとそこは宝物庫のようであった。
金貨が何千枚もあり、高価な宝石に石材。さらには武器に防具などがあった。
「ライトニングさん。これはすごいです。きっとここがこのダンジョンの最後の最下層です」
「最下層にしては随分とこのエレベーターは下に降りたよな。他にも何かあるかもしれない。探索してみよう」
ライトニングは宝物庫の探索を続けると、別の部屋に続くドアを見つけて、ベッドがある寝室を見つけた。さらにその奥で風呂場を見つける。
ライトニングはここでくつろげることに喜びを感じた。しかも寝室にはキッチンには調味料もあったため、料理も心配はいらない。余りもののネズミとカラスの魔物の肉もあり、玉ねぎもあるため、これらでちょっとした料理を作ることが出来る。
「安心だ。コハナ。しばらくはここでくつろげる」
「そうなんですね。それは良かったです!」
コハナも嬉しそうで何よりだった。
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