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不幸でも異世界チーレム!

千歳

■第12話 紐の行方



出発してから2週間。
マサキ達一行は西の国マフォールへと向かっている。
その2週間。とんでもないことに巻き込まれてしまった。
旅の事を抜粋して事件が起きたところだけ紹介しよう。




=================出発してから12日目=================






「マサキ...あんたこれどうするよの...」


「いやどうするって言われてもなぁ...起きたものはしょうがないだろ...」






マサキ達は馬車にて西へと少し整備された森の中をゆっくりと進んでいた。
因みに、国王へと報告に行ったレベッカから聞いた話によると、
国王もふたつ返事で許可を出したそうだ。少しは心配してやれよ国王...。
そして旅立ってから12日後事件が起きた。というか巻き込まれた?


道を進んでいると、茂みからなにやら紐のような物が見えた。
それを見たマサキは馬車を止めてその紐を観察する。
こんな森の中に人工物である紐があるわけがない。
なので凄く怪しいのである。
その紐の色はピンク。まさに人工物。
怪しいけど流石に罠とも考えた。だけどこれは人間の性というものなのか。
そんな紐があれば引っ張ってみたくなるのものなのではなかろうか。
そうそこに山があるから登るが如く。そう考えると登山家って凄いよね。
ということでマサキはそんな怪しい紐を引っ張ってみる。
出てきたのはブラジャーみたいなやつ。と同時に叫び声が聞こえる。


キャアアアアアアアアアア


聞こえて来るのは女性の声。そう女性の声なのである。
決して魔物の声ではない。ちょっと甲高いから魔物にも聞こえなくないがな。
そして茂みの中を見てみる。そこに居たのは上半身裸の女性が立っていた。
おや?これは?とマサキは観察する。じっくりねっとりと。
そこからなにも知らないのにエリーからドロップキックが来る。女の勘というやつなのだろうか。
一緒にレベッカもその女性を見ていたがなぜか普通だった。え?これ普通なの?
とりあえず色々確認せねばいけない。あ、いや女性の事情だよ?ホントだよ?
まぁそりゃあ見ると巨乳ではないけど...美乳というやつなんだけど...あ、いや違うって。


「なぁレベッカさん。俺が言うのもなんだけど、この状況なにも言わないの?」


「え?あ、いや旅に出てると色々あるのですよ。なのでこれくらいじゃ驚きはしません。
それにマサキが誰の裸を見ようがあんまり興味がないというか。」


「ア、ソッスカ。」


「ちょっとマサキ!これどうゆうことよ!!!説明しなさいよ!!」


「え、って言われても道に落ちてる紐引っ張ったら女性が出てきた。以上。」


「いや説明になってないし...いや一応なってるのか。」


「とりあえず叫んだあと放心状態の女性に話かけてみないと。
そこのあなた。お名前は?なぜこんな場所に?」


「え!?裸は無視なの!?」


「ッハ!...なんで私はこんな所に...」


我に返った女性は途中「なんで私はこんな格好を!!??」とか言っているようだ。
まぁ無視なんだけどね。多分この子はそういうタイプが向いている。


「あなたのお名前をお聞かせ下さい。」


「あ、わ、私の名前はカミルと言います。カミル・アレイアです。」


「じゃあカミルさんでよろしいですか?」


「あ、はいどうぞ。」


「ではカミルさん。なぜこのような場所に?」


「私は、西の国で追放命令があり、追われる事にもなり、今は隠れています。
でもそれは私じゃないんです!!」


「ア、ソレジャア コレニテ シツレイシマス。」


この理不尽さである。ちょっと扱いが面白くなってきた。


「いや!!置いてかないで!!私じゃないんです!!私に似た人なんです!!」


「ワタシタチハ、ヨウジガ アルノデ ソレデハ。」


「いやあああああああ!!待って待って!!なんでも!!なんでもするから!!」


ん?今なんでもって?(やりたかっただけ)


「はいはい分かりましたって。ちょっとからかっただけですから。」


「ぐすん...ひどいです...」


あぁこの子はこんな感じで生きていくのだろうなぁ~。


「それで?なぜそうなったのですか?」


マサキが女性に理由を聞いてみる。
その詳細を列挙してみよう。




・まず女性は冒険者である。職業はシーフ。シーフってなんだ?
・追放命令が下されるまでの滞在期間はおよそ30分。
・国の関所を通った30分後に衛兵が追いかけてきた。
・衛兵が言うには「こいつだ!格好も同じだな!顔も!」との事だ。
・追放命令が降った理由は不明。




この女性の証言が正しければ犯行を及ぼす時間さえないとの事。
まぁ【鑑定】で見る限り間違っても追放命令が出るほどのことが出来るとは思えない。
シーフというのは間違ってもなさそうだ。
そして人族。魔族が成りすましていた場合どうなるのかは分からないが、
なり変わっていた場合はなにかしらのイレギュラーが発生するはずだ。
それでなくても俺のスキル【チート】なのだ。信用しなくてどうする。
俺が間違ってたら本末転倒だろう。あれ?使い方あってる?
とりあえずなにか嫌な予感しかしないのは確かなのだが。どうするかなぁ...。


そんな事を考えていると、小説の如くご都合主義が発動される。


《スキルを獲得しました》
《スキル:真実を登録します》
《ステータスを更新致します》


「"え...なんかとんでもない事聞いた気がする。
スキル獲得って...ステータス更新されたの?"」


徐にステータスを開いてみる。






----------------------------------------------------------------------


名前:神埼正樹 レベル:2742(ERORR(隠蔽))
種族:人
地位:神の使い(隠蔽)
HP :1147582 (ERORR(隠蔽))
MP :798264  (ERORR(隠蔽))
STR:134450  (ERORR(隠蔽))
VIT:134450  (ERORR(隠蔽))
DEX:134450  (ERORR(隠蔽))
AGI:134450  (ERORR(隠蔽))
SPD:134450  (ERORR(隠蔽))
INT:134450  (ERORR(隠蔽))
MIN:134450  (ERORR(隠蔽))
LUK:134450  (ERORR(隠蔽))
CHR:134450  (ERORR(隠蔽))


Skill:鑑定(隠蔽) 隠蔽(隠蔽) スキル吸収(隠蔽)
       ステータス吸収(隠蔽) 無詠唱(隠蔽) 全世界言語把握
       咆哮(隠蔽) 威圧(隠蔽) 火魔法耐性(隠蔽) 全異常状態無効(隠蔽)
       真実(隠蔽)


固有スキル:【ブレス】(隠蔽) 【物質具現化】(隠蔽)
            【魅力体質】(隠蔽) 【思念共通】(隠蔽)
       

状態:ステータス全てを隠蔽(隠蔽)


----------------------------------------------------------------------






「"なんかふえてるうううううううううううううううう!!!
え、なにこれナニコレ何これ!!!"」


説明も見てみる。




《真実:虚実を見抜きます。嘘の場合は直感で分かります。常時発動。》




「"嘘やん...そなアホな...まぁわい監視者やしな...
神の使いとか言う地位にも居るしな...この世界俺によく出来過ぎやろ...
ご都合主義も大概にせぇよ...いいや。とろあえず使ってみよう。現実逃避って楽だよね。"」


「エリー、スキル覚えてしまった。一回試すから質問させて?」


「え?えぇわかった。」


すんなり了承してくれたエリーは「なんかもうマサキならなんでも出来そうな気がするね。」
とか言ってるけど気にしない。いやなんでもは出来ないから。
ほらどっかのメガネおさげも言ってたじゃん「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」って。


「じゃあエリー。俺の事好き?」


「え!?そんないきなりそんな...みんな見てるし...」


「いや試すだけだから早く答えて。」


「え、あ、うん好き。」


「なるほどホントみたいだな。じゃあエリー。私は貧乳って言ってみて。」


「な!?なに言わそうしてるのよ!」


「いいから早く。」


「わ、わかったわよ...私は貧乳...。」


「お、すげぇなこのスキル。マジで嘘かホントか分かるんだな!」


「どおゆうことよ!!ギルドカード見せなさいよ!!それで説明できるでしょ!!
てか【思念共通】使いなさいよ!!!」


涙目のエリー。これはこれで悪くない。
そんな事を考えながらマサキはギルドカードを見せてから【思念共通】を使い、
【鑑定】した説明を見せる。もちろんレベッカにも教える。【思念共通】さんマジ便利。


「...ホントマサキってなんでもやっちゃうよね...。」


「姫様。マサキは一体...」


レベッカがなんかボソボソと言っている。
聞こえてるけど聞こえないふりしておこう。うん。
エリーに説明も出来たので次にカミルの証言を見抜いてみる。


「カミルさん。申し訳ないのだがもう一度先程と同じ証言をしてくれるかな。」


「え?あ、はい。」










◆◆◆










証言後。


「うん。証言は本当みたいだね。」


「はぁ。信じてもらえたならよかったです。」


「すみません疑ってしまって。」


「いえ。追放命令が出てることお話すれば必然的にそうなりますよね。すみません。」


「マサキこれからどうするの?」


「んー。どうしよっか。俺らこれでも西の国に行こうとしてるしなぁ。結構国までもう少しなところだし。」


「連れていけば?」


「カミルさんどうするんだよ。」


「え?マサキが守るのよ。あと多分私がいれば謁見もできるわよ?」


「なんか異世界に飛ばされてから色々ありすぎて困るんだけど...。」


「まぁ不幸体質ってやつじゃない?大丈夫よ!今はそれでもいつかは私を含めたハーレムでも作れば!!」


「エリーはなんか軽いな...てか不幸体質って言うなよ...。」


「とりあえず連れって駄目なら他の国にでも行きましょうよ。」


「マサキ殿、姫様の仰る通りですよ。別段、絶対というわけでもないのですから。」


「まぁそうだな。カミルさんはそれでいい?」


「あ、はい。なんか分からないですけどマサキさんならなんとか出来る気がします。」


「俺どこで信用されたんだろう...。」


そんなこんながあったマサキ達一行は新たな仲間(?)を連れて、西の国マフォールへと再度旅立つ。
着くまでの2日間は野営をして過ごす事になった。
もちろんエリーとのスキンシップは忘れない。
そんな中、なぜかレベッカも俺とスキンシップをしている。
なんでかって?俺にも教えて欲しいわ!
え?お前の魅力値しっかり確認しろ?あぁそういえば...。
あ、でもレベッカはまだだよ?キスもしてないからね?
なにがあれかってとりあえずカミルさんの前だと相当な恥ずかしさがあったという事だけは言えるね。
まぁそれはまた追々話すよ。なんかもうマフォールの門の前だし。


え?カミルさんの服はどうなったって?
あぁそういえば。俺のポケットの中だったわ。あははははは!!!!
いや今はエリーの私服のTシャツ来てるからね?
大丈夫大丈夫!
下になにも履いてないだけだって!!


ということで、入国しま~す。(車掌風)





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