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不幸でも異世界チーレム!

千歳

■第5話 知りえた情報



翌朝、隣にはエリーが寝ている。
なぜこうなったのかと言うと、
昨日「ラッキースケベ」的な出来事があったからなのだ。


その内容は割愛するが、一言で言うと、




"凄かった"




これに尽きるのである。
なにが凄かったのかもこの物語が進んで行くにつれて、
触れていくかもしれないが、今は割愛しておく。


自分がいつ好意を持たれたのかは凄く疑問なのだが、
そこはまぁ、いいだろう。好意を持たれたのだ。
それに応えさせてもらったまでだ。


さて昨日の会話の中でいくつか分かったことがある。
それを列挙していこう。
まずはエリーの事。




●エリー・ブライト 女性 18歳
箱庭の宮廷アミスコーリアットの第1皇女
本名:アミスコーリアット・エリー・ブライト
王族の中では覇権争いが無く、数ある国の王族の中でも凄く自由な人たち。
ある日、冒険者になりたいと宣言し、
王に認められ、身分を隠して冒険者をしている。




これだけでも驚かせられたのだ。
それでなくても皇女なのだ。
その皇女と昨日...
アアアアアアアアア!!!!って感じになるであろう。
そしてその皇女が国アミスコーリアットの事。




●箱庭の宮廷アミスコーリアット
自由の国。ただし法の下、統治されている。
他種族との結婚、一夫多妻も認められる。
ただし性犯罪は認められない。
王が認め、否定したのはそれだけ。
細かな法はまだあるが、それを守ればたいていは自由。
故に自由の国と国外からも発せられている。
そんな国。




大丈夫だよね!?昨日のは性犯罪じゃないよね!?!?
いやお互い認めた上での行為なのだ...大丈夫なはず...多分...
うん大丈夫だ大丈夫!!アハハハ!!!
まぁそれはいいとして、次はこの世界の事。




●異世界名「アルスメイヤ」
魔法と剣の世界。
魔王がいる世界。
亜人がいる世界。
奴隷がいる世界。
小説ではありがちな世界。
異世界人はいない。御伽噺なら異世界人は存在したことになっている。
古文書にも遥か昔に異世界転生された人間がいた。だがそれは魔王によって殺されている。
この世界では一夫多妻が認められている。そして異なる種族での妊娠もある。
故に異なる種族との結婚も認められている。儀式などはない。
故にお互いが認めれば結婚と世界から認められる。
そんな世界を創造主アルスメイヤが創造した。




うん。なんかすごいよね...まて?ということはだよ?
昨日の今日でエリーとお互いに「結婚しよう」ってなれば
結婚と認められるわけか!?!?
はやくね!?展開はやくね!?!?
いやいやいや。まだ1日しか経ってないし。
いやまぁ1日しか経ってないのにこれだから、
誰から突っ込まれても否定できないところなんだけども。
はぁ...いいのかな...そういえば神もこんなこと言ってたな。


---「ん?あぁそれは心配ないよ。君に乗り移ったりはしないから。
君がその世界の監視をして欲しいんだよね。
あ、別にその世界で恋愛して、結婚して、子供が授かるのとかも別に大丈夫だからね。
そこまでプライベートを禁止したりはしないから!!
神様に誓って!!それはない!!!あ、わし神だった。てへ。」---


うん。言ってた。確かに言ってた。
...まぁいっか。その時はその時だ。
なんとかなるだろ!!


因みに下で営んでいる店主とその妻の事も聞かせてもらった。




●宿屋の店主マクベル
昔はギルド内でも数少ないS級冒険者。
エリーの正体を知っている者の1人。
キャムレットと結婚してから冒険者をやめて宿屋を商う。




●マクベルさんの妻のキャムレット
昔はギルド内でも数少ないS級冒険者。
エリーの正体を知っている者の1人。
マクベルと結婚してから一緒に宿屋を商う。
コルの町だけではなく、かなり有名な料理の達人。
他の町から食べにくるほど。
怒ると怖い。




S級冒険者って?なにそれ美味しいの?
うんこれは二人とも怒らせるのはやめよう。
あかんね。絶対あかんね。
怒らせるの。ダメ。絶対。
ってやつだねうん。




ということで色々と聞かせてもらったので
なんとかなりそう?かな?
とりあえずエリーを起こして支度しないと。


「エリー。起きて。朝だよ。」


「Zzz...」


「エリーーー。おーきーてー。」


「Zzz...」


「ダメだこりゃ。どうするかなぁ...あ、そうだ。起きるまでキスすればいいかな?」


「ハイ!起きました!ハイ!おはようございます!」


「はい。おはようエリー。」


「エリー途中から起きてたでしょ?」


「う、うん...でもさすがに起きるまでキスされるのはちょっと...恥ずかしいというかなんというか...」


「うんうんそっかそっか。そんなに俺とキスするのが嫌かぁそっか~(ニヤニヤ)」


「いや別に!!いやってわけじゃなくて!!...もぅ!!マサキキライ!」


「ハイハイごめんごめん(ニヤニヤ)」


「ああああもう!!!絶対わざとでしょ!!!」


「ん~なんのことかな~(ニヤニヤ)」


「もぉ!!!」


というやりとりをして朝の幸せに浸って、最後隙を見てキスしてやるのだ。
直後エリーは赤面して布団に包まってしまった。
ありゃりゃ。どうしよう。まぁいっか放って置こう。
俺は出かける支度をしてエリーを待つ。
ただ俺の服は転生した時、そうバイトに行く時の私服のままなのだ。
さすがに服やら防具などを新調しなければならないだろう。
郷に入っては郷に従え。これは鉄則だよね。
どの道冒険者になると思うし、揃えておいて損はないはずだ。


ただ新調する為のお金がない。
なのでここはエリーに手伝ってもらう。
手伝ってもらうと言ってもお金を借りるのではない。
自分で狩りを行うのだ。ただ武器はないので素手だけど。
ただ俺には【スキル吸収】と【ステータス吸収】があるので、
多分だけど1発殴るだけで倒せるとは思う。


なのでエリーには
【スキル吸収】と【ステータス吸収】を行った後、防御に周ってもらうつもりだ。
さすがにエリーに倒されると俺に経験地が入らない。
いや実際には入るのだが、それは【ステータス吸収】で吸収した魔物が持っていた経験地なのだ。
なので自分で倒した方がもっと経験地が溜まりLVがあがると思う。


卑怯だとは思うが、武器などを新調するためなのだ。
それまではエリーに手伝ってもらわなければ俺が生きていけない。
弱肉強食な世界はどこも一緒だと思うのでそれは致し方ない。
ちょっと格好悪いけどね...グスッ
な、泣いてなんかいないんだからね!!...グスッ


そんな事を心の中で考えていると、
さすがにこのままなのはダメだろうと考えたのだろう、エリーが支度を始めた。
そしてエリーが支度が終わり次第、約束したギルドへと向かうのだ。

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