童貞力チート ~三十路童貞はチートを生かして異世界を謳歌する~

千歳

プロローグ

その日、俺は、寿命が尽きたように死んでしまった。




俺こと、神崎正樹は働き始めてから十数年、
何かがあるわけでもなく、仕事だけの人生だった。
1日の始まりは顔を洗う所から始まり、仕事に行く準備をして、通勤する。そして定時に仕事が終わり、帰路につく。
そんな一日一日が平凡な人生だった。
学生の時もそんな感じで、平凡で、なにか記憶にこびり付くような事があった訳でもない。


故にこの人生、童貞で終わってしまった。


それだけが凄く心残りではある。
でもそれだけ。
平凡な人生には、死がまじかに近づいてきても、
平凡で終わる……




























はずだった。

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