祝福と加護の高校生、リアル世界で冒険者になる。

千歳

14話



今日も今日とて楽しい楽しい学校のお時間です。はい。
正直、冒険者ギルドの事が気になってそれどころじゃ無い。
そりゃあ自分に能力が有って尚且つそれを発揮できて、
評価される場所がある事を知ったのだ。
勉強に身が入らないのは当たり前なのかもしれない。
それも俺みたいな年頃なら尚更だろう。


「おーい、和嶋くーん。聞いているのかーい? 」


この、何処ぞの上司が部下を叱るも
話を聞いている素振りが無いからと言って
下から顔を覗き込む、感じの悪そうな言い方をしている人こそが
俺のクラスの担任、荒井あらい勘太郎かんたろう先生だ。担当教科は数学。


「はーい、聞いてますよー」


まぁ俺も2日目からしてこの態度なのだ。


「ならよーし。テストさえしっかりしてれば後はなんでもいいぞー
他ではしっかりしてくれよー? 俺の将来にも繋がるんだからなー」


教師と生徒。教える側と教わる側。
本当ならば叱られて当然な接し方なのだが、
この先生は結果が全てらしい。
お互いに相互不干渉条約でも結んでいるのかと言うレベルでほぼ何も言ってこない。
ある意味では楽なのだが、結果がついてこない事には楽では無いことは確かだ。
そして俺の苦手科目は英語と数学。どうにもこれは誰かの援助が必要なみたいだ。


それから程なくして、1日の授業も終わり、
ホームルームを終えてやっとこさ放課後だ。
かなりギリギリの時間になってしまった。


現在の時刻、15時30分。


はてさて間に合うのかどうか。

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