祝福と加護の高校生、リアル世界で冒険者になる。

千歳

2話



「なんだ? 今聞こえて来た声は? 精霊? 神? なにそれ美味しいの? 」


徐に周りを見渡すが声の主がいるようには見えない。


それはその筈、俺は今日このマンションに引っ越してきたばかり。


それに一人暮らしなのだから。


「幽霊の類のような、そんな声でもなかったしな。なんだったんだいったい」


とか言って、癖で携帯を確認したら摩訶不思議な半透明なエフェクトが目の奥に映った。


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・携帯


・説明
某携帯会社から販売されている携帯。
世間ではガラケーとも呼ばれている。
型落ちの携帯。高齢向けでないのが救い。
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「は? へ? え、なにこれ? 」


俺は携帯に映ったエフェクト、もとい目の奥に映り込んで来たエフェクトを物珍しさから確認する。


「いやそりゃ型落ちしたガラケーだけど!
なんだよこの説明。てかこれなに! 誰か教えて偉い人! 


そんな叫びも虚しく木霊する。


木霊でしょうか、和嶋わじまです。
和嶋健です。健と書いてタケルです。


ってそんな自己紹介いらんねん! っは!エセ関西弁になってしまった。
落ち着け、落ち着くんだ俺。ここは冷静に、冷静にだ。
まずはこれがなんなのかはっきりしない事には今日は気になって寝れんぞ


これはあれか? 世に言う異能力系ってやつなのか?
いや、か? って実際に目の前に起こっているんだから異能だよな


じゃあこれはなにか?ナニなのか? じゃなくて鑑定ってやつか?


ってかさっきなんか声したんだよな、ほんの少し前なんだから覚えてるはずだ」


《称号 精霊の祝福を獲得しました》
《精霊の祝福により鑑定を獲得しました》
《精霊の祝福により成長促進を獲得しました》
《称号 神の加護を獲得しました》
《神の加護により限定突破を獲得しました》
《神の加護によりジョブ・魔法剣士を獲得しました》
《これにより身体に影響が出ますのでご注意下さい》


「そうだよ! 6つだよ! えっとまずはかんていは鑑定だよな
それからせいちょうそくし、っはあれか成長即死。
いやこれは精霊の祝福だから促進の方か。


あとは神の籠? 籠。加護? あぁ加護か
って神の加護!? どの神!? って言っても分からんものは分からんな
でその神様から貰ったのが限界突破と、あとなんだこのジョブって。
魔法剣士? あの魔法剣士? 俺が? 本当に? 
とりあえずだ、整理しよう。んでもって1個1個確認していこう。
まず貰ったものが


精霊の祝福
神の加護
鑑定
成長促進
限界突破
ジョブ・魔法剣士


よしまずは鑑定だ。さっき半透明のエフェクトも携帯を視界から外したら消えたんだよな
本当に視界から外すと消えるのかどうかからまず確認するか。


まずはさっきと同じく携帯を鑑定してっと
よしちゃんと鑑定出来たな、やっぱりその関連の小説に書かれてる通りに
念じれば鑑定って出来るんだな。
ラノベ読んどいて良かったわ。
んで視線は正面に向けてから
この携帯を左端から右端に持っていく。
あぁこれは消えないんだな。
んじゃ今度は背中側に回しーーあっこれで消えるのかってか本当に視界から外すと消えたな。
と言う事はだ、身体の中心から前側は消えないで後ろ側は消えると。
まぁそりゃあ人間の視界なんてたかが知れてるしな。
んじゃ今度は横目にしたらだな」


という感じで色々確認したが、要点を纏めるとこうなる


・鑑定を使うと半透明のエフェクトが出てくる
・鑑定をいくら使っても疲れる事は特にない
・エフェクト内には物だと名前と説明文が出てくる
・人間だとステータス的な数値は出てくるが説明文はなし
・鑑定したものは視界から外すとエフェクトが消える
・瞬きしてもエフェクトは消えない。
・鑑定する時は視界に入るものであれば手に持たなくても見れる
・鑑定したものは時間経過で消える事はない
・消し方は「消えろ」と念じるだけで大丈夫


因みに鑑定を使って、貰ったものを確認するとエフェクトではこう書かれていた


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・精霊の祝福
レア度 MAX


・説明
精霊王により付く称号
精霊の祝福により鑑定と成長促進を付与
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・神の加護
レア度 MAX


・説明
神により付く称号
神の加護により限界突破と魔法剣士を付与
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・鑑定
アクティブスキル
レア度 7


・説明
あらゆるものを鑑定できる
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・成長促進
パッシブスキル
レア度 9


・説明
あらゆるものの成長を促進させる
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・限界突破
パッシブスキル
レア度 10


・説明
あらゆるものの限界を突破する
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・ジョブ


・説明
世界に認められた職に就くか
世間に認めらてた職に就くことが出来る
ジョブによっては補正が掛かる事もある
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・魔法剣士


・説明
魔法と剣士の両方を極めし者
世界に認められしジョブの一つ
魔法と剣術に補正がかかる
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・アクティブスキル


・説明
任意で発動できるスキルの事
スキルによっては体に影響がある
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・パッシブスキル


・説明
常時発動されるスキルの事
スキルによっては身体に影響がある
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・レア度


・説明
スキルの珍しさの度合い示す
1から2が見習い
3から5が中堅
6から8が達人
9と10は英雄
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名前 ワジマ タケル   ジョブ 魔法剣士
年齢 15歳   レベル 1
HP 100
MP 100
攻撃 50
魔法 50
防御 50
敏捷 50
器用 50
幸運 500
スキル 《鑑定》 《成長促進》 《限界突破》
称号 《精霊の祝福》 《神の加護》
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「おおお! ステータス! スキルがあるんならステータスがないとな! 
でもこれ数値が高いのか低いのか分からないな。
幸運だけ高いように見えるが、明日にでも他人で確認してみるか。


てか凄く説明が曖昧な部分が多いなこの鑑定ってスキルは。
でも分からないよりかはマシってやつだよな。
それにしてもスキルのレア度が異様に高いのはあれだよな。精霊と神。
なんで急にこんな能力に目覚めたんだ? 本当に分からん。
分からんものは分からんのだからこの際寝てしまうというのもありなのでは?


・・
・・・
・・・・


ってもう7時じゃん!!! 準備して行かなくちゃ!
初日にして遅刻とかやってらんないぞ! 」

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