1分で読める物語

淺井 哲(あさい てつ)

見たことのない雪だるま

雪の降ったある朝に息子が言った
見たことのない雪だるまを見せてあげるよ
馬鹿にするなこれまで生きてきたんだぞ
大抵の雪だるまは見ている
息子に呼ばれて庭に行くと
雪だるまが置いてあった
その雪だるまの中からは息子の声が聞こえた

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