女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第566話 例の首謀者2人を確認する

「マスター、準備は整っております。」

ホムさんがやってきた。
クシーさんという時もあるしね・・・・今後はどうしたらいいだろう?今まで呼び方を固定してなかったしな・・・・

「私はホムンクルスのクシーでございます。ですので、もし呼び方にお困りの様でしたら、今後はクシーと固定されてはいかがでしょう?すでにレシティア様は私の事をクシー嬢と呼んでおられますし。」

・・・そうするか?特にこだわりもないしな。
「わかった。今後はホムさんの事は、クシーと呼ぶよ。」
「はい、そうして下さいまし。で、魔道具を出されますよね?」
「あ、そうだった・・・・クシーの指摘した場所は丁度いいな。ここに輪っかを出すよ。」
俺は例の2人を閉じ込め?避難させた輪っかを地面に設置する。

暫くすると・・・・
「うわ!」
「何事?!」

2人の男・・・・知見寺と言ったっけ?と、木滝・・・・先生だったか?
2人が落ちて来た。

周りを見て確認している2人。
「・・・・我々は・・・・罪深い・・・・」
「死なせて下さい・・・・」
・・・・元気だった。ただ、精神を病んでいるのは明らか。

「すまんな、すっかり忘れていたよ。」
一応一言謝っておく。

先に反応したのは木滝という元教師だ。
「口田殿、死ねなかったよ。」
・・・・うん?死のうとしてたのか?

「そんなつもりじゃなかったんです!人を殺すなんて・・・・それに無理やり多くの女性を犯してしまった・・・・そして子を産ませてしまって・・・・」
知見寺君は憔悴しきった顔でそう言っている。
「リアレプトの支配からは脱却できたか?」
俺は2人にそう聞くと、

「ええ、残念ながら生き残ってしまいました。我々の意思とは関係なく、何人もの人を殺め・・・・女性を襲ってしまいました。もはや生きて詫びる訳にもいかず、死のうとしましたが・・・・まず剣が我々の身体に刺さりません。食事、水分補給をしなくても、餓死できませんでした・・・・どうすればよいのでしょう?」
・・・・自殺しようとしたのか?
「言いなりだったとはいえ、記憶には残ってるんですよ!あの人を刺した時とか・・・・うう・・・・泣いて震えている女性を無理やり犯した時も・・・・僕はやってはいけない事を沢山してしまいました。帝国でも女性をスキルで従えさせ、子を産ませてしまいました・・・・最低です。死にたい・・・・」

・・・・やはりリアレプトのスキルで支配下にあった?

「あの時我々は、私の運転で走っていましたが、気が付けば森の中で多くの魔物をひき殺し、車は木にぶつかって動かなくなっていました。驚いた我々が外に出て確認を・・・・この時あのデブが現れ、私達に何かを・・・・その後は記憶には残っていますが、我々の意思とは関係なく体が・・・・そして女子生徒が数人こちらに避難しているのを見つけ、小屋を発見、そこに監禁し、やりたい放題・・・・教師として、いや、人間としてあるまじき行為を・・・・」

リアレプトの洗脳やら支配か?
「リアレプトは女神の気配でやってきたとか言って・・・・我々がその女神の召喚によって転移させられた存在だと言い、女神に繋がる者として、駒として扱われていました・・・・・」

うわ、あの場にいたのかよあいつ。

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