女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第509話 パールメース帝国の別動隊?を発見したようだ

先にヨハンから報告を受けた。

【10名ほどの人間が、そなたの館方面に向かっておるようだ。認識阻害の魔道具を使っているのではないか?姿が見えぬ。我は魔力の揺らぎを探しておったのだが、どうやら魔力の認識を何らかの方法でごまかしておるようだ。だが・・・・はっきり言えば偶然だが、あ奴らがおる場所は、魔力の質が不自然なのだ。なのでな、我は少しばかり違う魔力をその周辺に放ってみたのだが、本来返ってくるはずの反応とは違ったのだ。】


よく分からん・・・・

きっと、俺達のいた世界では、周波数か波長やら、そう言った何かじゃないか?と思ったわけだが・・・・

まあ、魔力にも、一定の波長があるみたいで、その波長によって色々と・・・・話せばかなり長くなるからと、説明は見事に端折られた訳だが・・・・・すまん、この段階で訳が分からん。


まあ、その、違う周波数の?波長?を放出してみたら、結果が・・・・

で、そこに10名ほどの敵がいた、と。


そしてロンダーヴからも報告が。

【ふふふ!このボクを欺こうなんざ10年早いよ!そう思うでしょ?大体あっちには精霊を扱える人はいないみたいだからね、こっそりお供をつけたんだよ。精霊には人の、魔力の認識をおかしくするアイテムなんて効かないからね。】

どうやら今も精霊が張り付いているようだ。で、その10名ほどの・・・・敵?は何を目的として、こっちに向かってるのだろうか?

謎だ・・・・そして、なあ、こういう時はどうしたらいいんだ?誰か教えてくれ・・・・

さて、どうしたものか。相手の目的がまるで分らないんだよな。
大群で攻めてくる?にしては、あまりにもお粗末すぎるし、この10名ぐらいの人は、それこそ目的が分からない。

これはもう、クチタ領との境界付近で待つしかないか?しかし、そこでどう対応するか。
もし、向こうが何かしらの対策をとっていて、あっさり捕まったりとか、シャレにならんしな。

・・・・
・・・
・・


「・・・・という訳なんだ、どう対応すべきだと思う?」
俺は妻’sに聞いてみた。

「まさか1人で行くのではないですよね?」

世津がいきなりそう言ってくる。

「まさか、そんな事しないさ?」

「本当は一人で対応しようとしてましたね?」


鋭いな・・・・

「では逆に聞きますが、士門さんはどうすべきだと思っているのですか?」

佐和が真っすぐ俺の目を見る。

「・・・・正直分らないんだ。奴らの目的も分からない、どんなスキルがあるのかもはっきりしていない。そんな中どうしたらいいのか、俺にはわからないんだよ。」

正直に話した。

すると、三津枝がトンデモな発言を。

「そんな面倒な事考えないで、あっちが領地に侵入してきたら、こちらが姿を現して、攻撃させたら?その後は・・・・でっかい岩でも真上から落としてあげればいいのよ?あ、領地に侵入した時点で、落とすのもあり?うん、それがいい!」

・・・・いいのかそんなので?

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