女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第506話 念の為にアイテムを複製?してみた

ちょっと工房に籠り、白河さんの作成した、本当はスキルのバックアップ?だったみたいだけど、珠のせいで命のバックアップになってしまったようなので、間違いなく珠がキーなのだろう。これを今複製しようとしている。

記憶を頼りに、想像してみる。
すると、創造スキルが働いたのか、俺の想像した事が、創造スキルで形になっていく。

白河さんは命のバックアップと思っていないまま作ったはずなので、俺もそれに倣い、あくまでスキルのバックアップを思い描きながら、タブレットとにらめっこする。

どのタイミングで珠を・・・・付与するのか?
どうすんだこれ?
困ったぞ・・・?

多分偶然なんだろうが、珠をタブレットに押し付ける?違うな・・・・

こすっても無理か?無理だわな。

しばらく考えたが・・・・これ無理だな。
俺が持ってないアイテムの何かと作用したんだろう。

あ、一つ、全然違う方法があるけど、出来るのか?

一個だけ白河さんから頂いた珠、あれはきっとデアさんの珠だろう。そしてここに大量にあるのは、女神の珠だ。
この2個を・・・・くっつけると・・・・?
俺はタブレットの前で、それをやってみた。

やったけど・・・・・・・・・・・
あれ?気が付いたら朝だった?

おろろ?
俺何やってたんだっけ?このタブレットは何だ?

分からん・・・・

まあいいや。仕舞っとこう。

ああ・・・・椅子に座ったまま爆睡とか・・・・身体が痛いわ・・・・

凝り固まった身体を、温泉で温める。
ふう・・・生き返るう・・・

やっぱ温泉だよなあ?

そう思いながら温泉を満喫していると、水面から何かが現れた。

「・・・・オデット何してんの?」

「だって、気持ちいいんだよ、王子様♪」

「はあ・・・・オデット、君は確かに海が一番なんだろうが、ここは温泉だ・・・・」

「海水だろうと、温水だろうと、問題ありません!」

・・・・そうなのか?

「まあいい。何時から入ってたんだ?」

「え?私言ってなかったっけ?水のある場所へなら、何処へでも行けるんだ!」

「え?聞いてないよ?」

「そうだっけ?これは私のユニークスキルだと思うけれど、海だろうが、湖だろうが、私の身体が通りさえすれば、行き来自由!という訳でもないんだけどね、魔力使うから。」

あ、そうだよな。魔力使うよな。

「しかし、ゲートもそうだけど、どうなってんだろうな?理屈がさっぱり分からないぞ?」

「王子さま?あのね、一つ言ってもいい?」

「ああ、思いっきり説得力ある奴頼む。」

「考えたら負け!」

さよですか・・・・まあ、言うと思ってたよ。
この後、一寸オデットと・・・・なのであった・・・・

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