第478話　隣では、シビルとデアさんが熱い会話を繰り広げてる

俺と白河さんがそんな話をしている頃、デアさんとシビルが、熱い会話を繰り広げているようだ。

世津もいるし、佐和もいるし、三津枝もいる。まあ、ここで争ってもらっては困るけど、そんな事には・・・・ならないよな？


で、何故か俺の横にはロンダーヴがちゃっかりいる。

「何かあったら知らせてあげるよ？」

だって。

すまんねいつも、ロンダーヴ。

「ああ、確か一度会ってたよね、5年ぐらい前？君は確か・・・・精霊かい？凄いね。」

「そう？そういうあなたも大概凄い存在に見えるけど？」

「そうかい？まあ否定はしないでおくよ？ああ、そうそう、僕もね、珠を調べたりはしたんだけどね、僕のレベルをもってしても分からなかったよ。珠の作り方はまあ置いといて、所謂アーティファクト、さらに言うならオーパーツと呼ばれるものだね、この珠の存在は。」

オーパーツって確か・・・・ここに存在しないはずの物とか、理解できない物とか、そういう奴だよな。
本当に意味不明の物から、ものすごくやばいものまで千差万別。

しかもわかったと思った使い方も、本当にそのアイテムの使い方か謎とか・・・・・

ますます考えてしまうな、これを試すのは。


そう思っていると、ロンダーヴが何かを感じたようで、


「あのさ、何かこっちにやってくる感じがするけど？」
ロンダーヴが何かを感じたようだ。

「何かって何だ？」

俺は聞く。

「ああ、多分来るんだよ、神が。」

白河さんが答えてくれる・・・・どうする？敵対するか？黙って珠を渡すか？

俺は密かにあらゆる生命体を捕捉しようと思って、作ったアイテムがあるんだよ。

想像スキル？を駆使して。


結果は中々良好な結果だった。もしかして使える？

俺の不穏な気配を察したのか、白河さんが、

「駄目だよ？今は大人しくしていてほしいかな？僕にも思うところはあるんだけどね、まだ情報が少なくって。」


うん？白河さんも何か考えてた？

そうこうしているうちに、白河さんが持っている珠の近くが、光っていく。

何？

瞬間まぶしくて目を開けていられない。
わ、何だ急に、眩しいじゃないか？


そう思って目を開けてみたら、そこには見慣れない男女３人の姿が。

「知らぬ顔が何体かおるようだが・・・・お、その珠早く渡せ。」

３人の中で一番歳いったようなのが白河さんの持ってる珠を指す。

無言で珠を渡す白河さん。

「もっと作れんのか？」

「作り方が作り方だ。仕方ないんじゃないか？」

「まあよい・・・・しかし、女神は何処をほっついておるのじゃ？あ？よく見れば女勇者と女魔王ではないか！何故戦わぬ？」

俺はカチンときて、そのしゃべる奴の前に行き、

「あんたが何者とかどうでもいい。だがな、女勇者と女魔王、そうあんたらが呼ぶ人達は、２人共俺の妻なんだ。」


「何？寄りにもよって２人共妻としておるのか？信じられぬ！」

別に信じなくてもいいけど、２人が妻なのは事実だからさ。
あんたが反対しようが信じなかろうが、事実は変わらんよ。