女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第367話 地図、いい加減でした

俺の領地・・・・流石に端の方は道と用水路以外は手付かずなので、実際の領地の広さを把握してないのだけど・・・・

100キロほどと聞いてたんだけど・・・・

100キロ、この距離が曲者で、どうやら海から王都とティンドールへ続く道の距離がおおむね100キロというだけで・・・・幅?は、何も知らずにいた・・・・

勝手に100キロと思ってたんだが・・・・

ヨハンもミシェレも、道作ったなら報告ぐらい欲しかった・・・・
幅は優に数百キロほどらしい・・・・なんだよその広さは。広すぎだろう?

イベッテに後で確認してもらったが・・・・出てきた地図が・・・・手書きの、何か一直線の道がいくつか記載されていて、この辺がティンドール、この辺が王都・・・みたいな、何となく場所がわかる程度の地図だった・・・・

しかもこれが王様からみせてもらった地図。
測量とかしてないのか?
因みに、この難民?とでも言おうか・・・・は、隣国から逃げてきたらしい。正確には、色々な理由で国を追われた人々が、徒党を組んでやってきたというほうが正しいのか?

俺の領地の一部は、その国と隣接しているらしい・・・・一応、馬車が通れるぐらいの道があったようだが・・・・商人がまれに行き来するぐらいで、普通は人は通らないらしい・・・・
その道を俺は・・・・デカくしてしまったようだ。正確にはヨハンとミシェレ。


そして、この難民一行は・・・・ほとんどが戦乱から逃れてきたようだが、着の身着のままだった人が殆どで・・・・なんとか道中食料を確保していたようだが、人数が多くなって、それも難しくなったようだ。

で・・・・俺の領地の端を見て、驚いたそうだ。

道が広く、用水路が整っている。何に使うのか、水が・・・・綺麗な水が流れている。誰かが我慢できず飲んだところ・・・・これが凄くおいしいとの事。

この水が無ければ・・・・命を繋ぐことが難しかったらしい。

なにせ、今までは貧弱な道が森を突っ切っていただけ。いつ魔物に襲われるか分からないうえに、道もそんなに良くない。

それがこの道だ・・・

それでも、水だけでは体力も落ちる一方。

子供もいるので、一日で進める距離もそんなに長くはない。
それでも・・・・一日30キロから50キロ歩いたというのだから、凄い。

10日ほど歩いて・・・・今目の前に俺がいたようだ。

あ、途中でちょっとした小屋を設置していたんだが・・・・まあ、当たり前だが無人だからな・・・・

有難く頂いていたようだ。まあいいけど。

で・・・・逃げた当初は、森で魔物に襲撃を受けていたようだが、俺の領地・・・・道が急によくなり、用水路があったので、脱出できたと感じたらしいが・・・・急に魔物の襲撃が無くなったらしい。


          

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