女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第288話 ボス戦②

10層に突入。

矢張りボスだった。

今度の相手はトロール。

でかい・・・・

5層のサイクロプスといい、2体立て続けにデカいのって・・・・

10層のトロール、何か違和感があるが・・・・何だろう?

三津枝と世津、シビルが相手をしている。

俺は何に違和感があったのか、周りを見るがよく分からない。

そう思ってると、あっさりトロールは倒れた。

今回のドロップは・・・・魔石だけ・・・・

そう思っていると、あれ?宝箱がある。

10層は宝箱が出る?だから魔石しかドロップしなかった?よく分からないな・・・・

黒い奴のメンバーが、なんだなんだと宝箱を囲んでいるが、罠かもしれないから、手を出していない。

どうも、他のダンジョン攻略中に、宝箱に仕込まれた罠で、手酷い目にあったらしく、慎重になっているようだ。

俺が見に行き、しげしげ眺めていると・・・・何か猛烈な違和感を感じる。

俺は皆を下がらせ・・・・じっくり眺める。ひたすら見る。

すると・・・・おや?少し、ほんの少しだが、動いた気がした。

まさか・・・・と思い、俺は素早く剣を抜き、一気に宝箱に切りつける。

ズバッと両断される宝箱・・・・とおもいきや、ギャー!という叫び声?と共に、真っ二つになった宝箱が暴れはじめ、そのうち本当に動かなくなった。

あ、鑑定しとけばよかった・・・・ミミックだ。
宝石がいくつかドロップしたようだ。

珍しく本白水が声をかけてくる。


「師匠!よくわかりましたね!僕達もミミックには手を焼きましたよ。」

「あ、ああ、何か違和感があったからな。さて・・・・また休憩できる場所があるのか?で、お前たちまだ行けるか?」

念の為そう聞くと、

「はい!まだまだ余裕です!」

俺達は奥へ進む。

・・・・
・・・
・・



外観は少し違うが、また家があった。

どういった意味があるのかは分からないが、助かると言えば助かる。
何故かこのダンジョン、特定の階層しか敵?魔物が現れていないし。
まあ、油断させておいて、急に襲われる可能性もあるから、気を抜くことはできないけど。

そして・・・・結構ダンジョンに来てから時間が経っていたので、食事と、仮眠を取る事に。

3人ずつの交代での見張り。

最初は女性陣3人が・・・・俺もしたけど・・・・次の2回は黒い奴が行った。

結局、何事もなく終わったが・・・・

何だろうな?この家って・・・・

・・・・
・・・
・・


時間になったので、出発する事に。

一応、20層ぐらいまで様子を見る事にして、どんどん進む。

          

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