女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第120話 ナビの有難さ

『冗談はさておき、マスターの能力、スキルに応じた助言が可能です。』

クールにナビさんが言う。

・・・・なあ、君の声は俺にしか聞こえない?

『はい、私の声は、マスターの脳に直接働きかけており、他人には聞こえません。』

という事は、声を出して会話をすれば、独り言を言ってる危ない奴になるわけだ・・・・

『お許しを頂ければ、下のお世話から、会話の補助、戦闘時の動きの補佐も致します。』

・・・・下の世話って何だよ?

『脳内でのセックスが可能です。直接脳へ快感が行きますので、自身でオナニーを致すより、気持ちがいいそうです。』

・・・・いや、そんな世話いらないからね?というか君、女性だろう?もう少し慎みをだね・・・・

『精霊に慎みはございません。・・・・現状のバイタルチェック、マスター、精神に可也の支障があります。休養をお勧めいたします。そして、スキルですが、殆どのスキルの有効利用がなされておりません。スキルの有効利用をお勧めいたします。』
・・・・精神の支障って・・・・まあいい、それは。で、スキルの有効利用って何だよ?

『マスターの所有されているスキルです。把握なさっていますか?そして、精神の支障ですが、よい解決方法がございます。』


・・・・それ大丈夫な奴なの??

『ここに居る女性に、身も心も全て任せるのです。』

・・・・どういう意味?

『簡潔に言えば、”子作り”です。幸い、4人共マスターに惚れてらっしゃいますから、折角婚約された事ですし、お誘いすればセックスしてくれるでしょう。』

・・・・惚れてるって・・・・マジで?

『本気と書いて、マジです。』

4人が俺に惚れてる・・・?そんな事があるのか?

『緊急割込み!マスターに警告!その思考は精神に可也の負荷を与えますので、お止になる事を推奨いたします。』

・・・・え?だってほら、こんな取り柄のない俺にあんな美女が惚れる訳ないじゃないか?

『マスターの考えを否定いたします。マスターはこの世界で、現在ナンバー2の強さをお持ちです。そんな強さをお持ちなのに、取り柄がないとはあり得ません。』

・・・・そうなのか?当たって砕けてみる?いや・・・・砕けたら死ぬな・・・・

『私的な意見ですが、前重佐和女史をお抱きになる事を推奨いたします。彼女はマスターとの間に、一刻も早くお子を授かる事を夢見ています。』

・・・え?あんな美女が?マジで?

『年齢も近いですし、99パーセントの確率で、セックス可能です。』

・・・・いや、セックスセックスって、もう少し・・・・

『オブラートに包んで言えばよろしいでしょうか?彼女をお抱きなさい、マスター。さすれば新たな境地に立つでしょう・・・・』

・・・・いやいや、無理でしょ?

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