女神のチョンボで大変な事に

よっしい

第113話 女神からの連絡

”ちょっと!いい加減に気付きなさいよ!まだ報酬渡してないんだからちゃんと受け取ってってよこらー!”

あ?何かうるさい。朝っぱらからなんだよ・・・・


俺は夜中に、ダガーの柄に何か細工をしようと思って悪戦苦闘したけど、無理だった。
ちなみに、ミスリルダガーは5振り作った。

小さいから作れたんだけど。
そして、親方に見せたのは、一応自分用で少し大きめ。

後の4振りは、せつ達に渡す分。
女性用にと思い、小振りになってる。

そして、無骨なデザインを何とかしようと思ったんだけど、そう言ったセンスが無く撃沈。

気が付けばその場で寝てた・・・・で、朝からアラームみたいに聞こえる・・・・オフにするの忘れてた。

「朝からうるさいな。報酬なんていらないから、姿現すな。」

”そんな事言っていいの?貴方付与のスキル増えてたでしょ何で増えたか疑問に思わなかったの?”

何!そう言えばいつの間には増えてたけど、こいつが増やした?

”あのね幾ら鍛冶スキルがあるからって剣に魔法放ちながら都合よく付与出来る訳ないじゃないの!”

・・・・どういう事だ?

「じゃあ何か俺があほな事してたからスキルくれたってか?」

”まだ報酬2つ渡してなかったでしょだから渡したの必要そうだったし今度は細工のスキル渡してあげようか?”

・・・・確かに今あれば役にたつな・・・・たまには役に立つじゃないかくそ女神・・・・

「じゃあそれでいいよ。」

”じゃあ細工のスキルあげるね!本当は特定の人にこれだけ特別視しちゃあいけないけどオークキングの件があるから仕方ないのよ本当よ?”

・・・・別にそっちの事情なんてどうでもいいけど。

あ、細工のスキルがある。これで作れるのか?

適当に手持ちにある木片をナイフで彫ってみる。
すると・・・・おお!何だか細かい模様がスラスラ彫れるぞ!素晴らしい!

こうして5振りのダガーの細工は終わった・・・・ダガー本体にも模様彫るとか、やり過ぎました・・・・

・・・・
・・・
・・


あ、そう言えば王太子が何か言ってたな。今日だっけ?
イベッテに確認してもらう。

「あら口田さん、おはようございます・・・・もう昼ですよ?」

「あ、ごめんごめん、ちょっとやる事あって。それより、王太子が言ってた何だっけ?って今日だっけ?」

「ええ、昼食後に多分呼ばれると思うわ。」

・・・・そうか・・・じゃあ皆には今渡すか・・・・?

「じゃあもう少ししたら食べに行くか?」

「はい、ぜひ行きましょう!」

そうしていると、3人がバラバラにやってきた。

「しもんさん、もう昼ですわよ?どうしていたのかしらあ?」

そう言うさわも寝間着姿じゃないか。
その辺り、せつはしっかりしてる。起きたらすぐに着替えてるしな。
みつえは・・・・君も起きたばかりか?何故枕を持ってきてる?

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