異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしい

第31話 ちょっとドラゴンの牙で何やってるんですか!

「おお!このなんだ?歯か?え?牙?めっちゃいいじゃんか!こう床にがりがり・・・・ってよ!すげえぜ!どんどん絵が描けるぜ!」

「わーちょっとルドメロさん!ダンジョンの、よりにもよって床に何やってくれてるんですか!」

「え?ほら!すげえ綺麗に円が書けるんだぜ!」

私は目を疑いました・・・・あほの子だと思っていましたが・・・・何を書いてるのですか?

そして・・・・私はまた素材の回収をしていましたが・・・・気が付くのが遅かったのです。

「おっしゃあ!書けたぜい!ブイ!」

「え?書けたって何を書いたのですか?」

「え?あ?そう言えば何だっけこれ?まほーじーんつーやつか?」

・・・・え?まほーじーん?魔法陣?ルドメロさんそんなの書けるのですか?

見ると怪しくその魔法陣が輝き出し、何と模様が動いてるではありませんか。

「おお!何だか絵が勝手に動いてんぜ!・・・・目が回るう!!!」

「何一緒に回ってるんですか!何だか様子がおかしいですよ!ルドメロさん、これは何ですか?」

「主よ、これは転移陣ではないのか?」

「シロさんなんですかこれ?転移陣?」

「何処へ行くか分からぬが・・・・皆一塊になって、掴まった方がよさそうだ。」

「おい、抱きつくんじゃねえ!お!ちょっといい感じのおっぱいになってんじゃねえか!尻も・・・・少しむっちりしたか?」

「何触ってるんですか!というか・・・・ああ!!」

輝きだし・・・・向かった先は・・・・?


・・・・
・・・
・・



「おお!すんげえ数のドラゴンじゃねえか!」

「・・・・今度こそ私死んだ・・・・」

「主よ、20体いるぞ?まあわしよりはレベルの低いダンジョン産だから問題はないがな。」

「ポチさん何とかして下さい!」

「ちょっと熱いが我慢しろ!」

ぶうぉーーーーーー!

「おおう!あっちーじゃねえかポチ!・・・ふんふん・・・何だか・・・・焼肉?いい匂いじゃねえか?」

「あ!ちょっとルドメロさん!危ないですよ!」

「なんだこれ?みんな丸焦げじゃんかよ!お?なあエウラリアよ、この石っころ、さっきもあったんじゃねえのか?」

・・・・見ると魔石が・・・・20個。

デカい・・・・

「私は・・・・こんなにも回収できません・・・・ルドメロさん、持てますか?」

「あん?俺様モテた試しねえんだが・・・・」

「そのモテたではありません!このアイテム持てますかって事?」

「あん?俺様の収納馬鹿にすんじゃねえ!ほれよこせどんどんよこせ!」

「あ?ちょっとそのドラゴンダンジョン産ですよ!持って帰ったらまずいですって!」

何て事・・・・まだ消えてないドラゴンの死体、収納しちゃったよこの人・・・・

「よっしゃあ!帰ったらステーキ喰いまくりだぜい!」

この後進んだ所にある魔法陣で、私達は地上に帰還した・・・・

この話には、魔法陣を使う前に色々あった訳で・・・・まだ続きがありますが、私はひどく精神的に疲れましたので、また機会がありましたらお話させていただきます・・・・

By  エウラリア

          

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