異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしい

第8話 旅立ち、そして出会い

「じゃあもう俺は行くぜ!あ、妹よ、あのショートソードや、防具、好きに使ってくれたまえ!俺には必要ないからな。」

そうなのだ。過去の俺様は、どうしたわけか、沢山の武器や防具を所有していたようなのだ。
女もんの下着も色々あったぞ?だが、新品だったからな、興味なし。

何やら紙に

”パーティ内に女性がいる場合、緊急時には必要かもしれないので、一応所持”

と貼ってあった。

何だ緊急時って?

「ありがと、お兄様。あ、そろそろ私の名前、覚えられないかなあ?」


そうなのだ、俺様記憶力が無くってな。妹の名前もろくに覚えれねえ・・・・情けない。

「済まねえな、どうにも覚えられねえんだ。だが、妹は妹だぞ?」

「はあ・・・・まあいいです。そのうち一人の女性として見て下さいね?」

「あ?20超えたら考えてやるよ?こうもっとおっぱいがばいんとなってだな、尻がこうむちっとなったらな。母のようにな。」

「あら、ルドメロ、私の身体は合格なのかしら?」

「あたりまえです母よ。こんな素晴らしいおっぱいと尻、なかなかない・・・・はず?他に比べた事ないけど・という訳だ、妹よ、母を目指せ!」

「はあ・・・・なにげにハードル高いわね。母上ほどの女性、そういないわよ、お兄様。」

「うん?そうなのか?まあいい、では行ってくる。」

「落ち着いたら手紙よこせよ?」

親父がそんな事を言っているが、そもそも俺様手紙なんぞ書き方も出し方も知らん!


・・・・
・・・
・・



街を出て数時間、疲れた・・・・

いや、別にいいんだ。一人旅。だが、何処へ行くとも当てがないのに、歩き続けるのは中々つらいぜ。

そう思っていると、遠方はるか遠くに、一台の豪華な馬車がやってくるのが見えた。まだ数キロ先か。←普通はそんな遠くのものは見えません・・・・見えても豪華な馬車とか判別できません。

ボーっと眺めていると、突然横から何かが飛来し、その馬車は吹っ飛んだ。

おおう!すげーもん見たな。あれ相当しっかりした馬車じゃねえのか?そんなのが吹っ飛ぶって何もんだ?


そう思っていると、どうやらもう一体、何か小さいのと争っているようだ。
あ、魔物同士の争いか?それにたまたま運悪く馬車が巻き込まれたのか?

残念な馬車だ。何かいいもんあれば貰っとこう。女がいればいいな。こうおっぱいバインお尻むっちりの、年上が希望だ。

だが、そうも言ってられないな。何やら2体がこっちにやってくる。

ああ!目の前で激しい争いを始めやがった。で・小さいのが大きい奴の、のどを食いちぎりやがった。

怖い怖い。

俺様はやり過ごそうとしたが、その2体、森に入ったはいいが、そこでも派手にドカンドカンやってる。そしていよいよ終わりがやってきたようだ。

デカいのが、小さいのを突き飛ばし、森の中に倒れたのだ。そして、その小さいのは何故か俺様の目の前に。

「何だ犬っころ。お前美味しいのか?」


犬喰った事ないな?食えるのか?

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