45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第599話 結局二振りずつになっちゃった?

「じゃあ・・・・やっぱり一応、おっさんのこの領地を引き継ぐ・・・・子孫のために・・・・この中で一番いいのが・・・・いや?それはおかしいな?一番相応しいのがいい?」
おっさんしゃべりながら悩んだ・・・・

和佳が提示したのは確かに、他とは趣の違う二振りの剣。
それに、別の二振りも妙に気になる・・・・
差別するつもりはないけど・・・・

「和佳、この2振りは・・・・国を背負うべき存在じゃないのかい?」
「ええ、その通りですわ、マスター。ですが、マスターの領地、シラカワ領は、形式上はセアリアス帝国の辺境の領地。ですが、実際はセアリアス帝国随一、いえ、もはや最大の都市でしょう。もはや都市というよりは、国と言っても差支えがないでしょう・・・・ですから、その剣を推薦したのですわ。」

・・・・だけどおっさん国をどうこうするつもりはないからね?
子孫がどうするかは知らんけど?

・・・・これは・・・・最初に知り合った、メーネアに託すべきか?
「和佳、この剣は国を背負うべき剣と思うけど、この領地はどうあってもただの領地だ。それならば・・・・メーネアに託そうと思う。」
和佳はじっとおっさんを見る。
「マスターのお決めになられる事ですから、反対は致しません。現在インダルチャンス王国はメーネア女王が治めておりますが、その長男はマスターの息子。マスターが治めればよろしいのですが、それを拒否されておいでですね。ですが今後はその息子が治める訳ですから・・・・わかりました。どのみちマスターのお子に引き継がれる剣ですので、それでよろしいでしょう。では、この2振りはメーネア様預かりで。そして、シラカワ領に引き継ぐ剣は・・・・」

それに関してはおっさん躊躇いがなかったよ。

「この二振りだね。」

本当はおっさんの所持しているのがいいけど、あれはあくまでおっさん個人の・・・・らしいからね。

なので、もう一方の気になっていた剣を選んだよ。

「・・・・そちらはリュシエンヌ様に?」
「そうだね、一応形式上は渡しておく?リュシエンヌは剣を扱えないからね・・・・」

まあ、自裁に使う羽目にならないように願うしかないね・・・・

ま、象徴的な存在だからね。

そしてその後は、子孫の事は無視をし、現在の妻の属性を考慮して、剣の選定をしたよ。

分かりやすいのがウェンディ。
彼女は風に特化しるわけじゃないけど・・・・風魔法がメインだからね。
それにふさわしい剣をね。

あとはエルヴィーラかな。
彼女も戦闘力が高いからね。
冒険で役に立ちそうな・・・・火と水にしたよ。
ナターリヤは・・・悩んだよ。
彼女の実力は、恐らくカトリーンと同程度なんだよね。
彼女は魔法に頼らないので、オールラウンダーの剣にしたよ。
何かあれば精霊が役に立つだろうとね。

          

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