45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第516話 94層 リビングアーマーの大群

94層。リビングアーマーが大挙して襲ってきた。

今回はがちがちの鎧。

流石に皆手こずっている。

たぶん一対一なら問題ないのだと思うけど、何せ20体近い数で押し寄せてくるから、1人当たり2~3体相手をしないといけない。

この中ではレベルの低い皇帝は、防戦一方。

エルヴィーラとナターリヤでなんとか凌いでいる。

クィンシーは、リューク君と2人してエリザヴェータ女史を守っている。

そしてエリザヴェータ女史がつらそうな顔をしながら魔法を放っている。

・・・・思い出した?
彼女とリューク君とは、その昔リビングアーマーとそっくりだよね?デュラハンの呪いとでもいうべきか、デュラハンそのものになっちゃってたからね。

ま・・・・彼女の魔法は中々だから、一時的に魔法を放った瞬間にはクィンシーとリューク君とに余裕ができるので、その間に仕留めてるみたいだね。

そしておっさんは、ウェンディとカトリーンと3人で、3人の娘さんを守りながら様子を見てるんだよ。

ウェンディとカトリーンにこの場を任せ、おっさんが仕留めに行くのがいいかな?

「コジロー!どうするの?このままじゃ時間かかっちゃうよ!」

ウェンディがおっさんに指摘してくる。
あれ?珍しいな。ウェンディはおっさんの事を、2人っきりの時にコジローと呼んでくるんだよ。

複数の人がいる時には、滅多に言わないはずなんだけどな。

「ああ・・・おっさんが行く!2人は3人の娘さんを守ってあげて!」

「分かったのじゃ!主よ、安心するがよい!」

お!安定のカトリーンだな。

おっさん早速鎧の化け物を仕留めに向かったよ。
・・・・
・・・
・・


まあ、レベル差が激しいから?おっさんが本気を出せば、たとえ20体のリビングアーマーと言えど、瞬殺だったよ。

「うわ・・・・コジロー相変わらず出鱈目な強さね!」

うん、おっさんもそう思うとウェンディ。
「主のスキルを引き継いだ妾もあれほどの強さを発揮するのかの?」

「うーんどうなんだろうね・・・・スキルレベルは兎も角、レベルは引き継いでないからな・・・・」

確かにカトリーンも尋常ならざる強さなんだよね。
たぶん妻同士で争えば、勝つのはカトリーンだろう。
次がナターリヤ、ウェンディ、エルヴィーラの順番かな・・・・

意外な所で、その後はきっとメーネア。
何せおっさんの2度目のスキル譲渡はメーネアだったからね。、

あ・・・鎧が大量に落ちてる・・・一応拾っとくか。何かに使えるかもしれないし、呪われてなければそのまま販売するのも手だしね。

おっさん鎧は打たないんだよ。
鎧は打つ?でいいのか知らんけど。
鍛冶はもっぱら剣だからね。

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