45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第500話 どんどん吸収する3人の娘さん

「羨ましい!」

「抜け駆け!」

「だって・・・・ラッキー!」

あれ?何か喜んでる?

そして今度は別の娘さんが・・・・

「これはどうでしょう?」

鑑定がないからね・・・・
おっさん、娘さんの教えてくれた場所を見ると・・・・

おおお!またエリ草!おっさんもなかなか見つけられんのよ。なのに・・・・

「凄いすごい!」
また思わず・・・・抱きしめちゃった。
「私もやりました!もっと強く抱きしめてほしいです!」

「こうかい?」
思わず強く抱きしめる。
「シラカワ様が・・・・何という幸運!」

は!まただ・・・・

すかさず離れる。
「また・・・そのすまん、つい抱きしめてしまった!」

「あの・・・・ありがとうございます!私、もっと抱きしめてもらえるよう努力します!」

え?何の努力?

おっさん何かおかしと思いながら・・・・
そしてとどめがもう一人・・・・
「シラカワ様?何か変なんですよ。今まで名前が分からなかったのに、何故かこれがエリ草と認識するんです・・・・」

おっさんもう1人の所へ行くと・・・・
ある、エリ草だ。
「あ・・・・もしかして、これがエリ草と認識できてる?」

「はい!もしかして・・・・スキルでしょうか?」
・・・・これは・・・・もしかしてこの3人、ものすごい才能の持ち主なのでは?
「素晴らしい!もう鑑定まで!もう感動しちゃったよ!」

思わず今回の中で、一番強く抱きしめちゃったよ。

「シラカワ様!もっと!ぎゅっと!抱きしめて下さいませ!」

・・・・
・・・
・・


おっさん反省している。
こんな若い女性を抱きしめるなんて、どうかしている。
しかもシラカワ商会の工房の工員。針子なのか、布を織ってくれてるのかわからないけど。
勘違いって怖いな・・・・
さらなる勘違い・・・・この3人は工員じゃなかったんだよな・・・・
後で知ったけど、館勤めでした・・・・多分リュシエンヌあたりの侍女。あ、それも違ったようで・・・・

だけど・・・凄いな、3人共エリ草見つけるなんて。
そして暫くしたら、残りの2人も鑑定できるようになったよ。

これは、今後のシラカワ商会にとって、とてもすごい事なのではないだろうか・・・・

だけど、おっさんの背後ではいつの間にか戻っていたウェンディと、カトリーンが・・・・

「うかつじゃった・・・・まだ認識がずれておるようじゃのう・・・・」

「お腹さえ・・・・下っていなけれ・・・・う・・・・」

あ、ウェンディが消えた・・・・

何だかわからないけど、今後のシラカワ商会のさらなる発展が見えた気がしたよ。

カトリーンには違う何かが見えてるようだけど・・・・おっさん気が付かなかったよ。

背後で3人の娘さんの気配が、何やら変わっている事に・・・・


          

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