45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第425話 ホムンクルス?

「ええと、おっさんよく分からないから、確認良い?」

『何処が分からなかったのでしょう?』

「ええとね、貴女の名前は・・・『 Ψプシー238型でございますわ白河小次郎様』ええと、プシーさんでいいのかな?まずね・・・・ここの修復をしたいんだよね?」

『左様でございます。』

「これはまあ、スキルで直らない事はない・・・・ね?」

『物理的には白河小次郎様のスキルで十分可能と存じます。』

「うん、そっちはわかった・・・・もうひとつ・・・・エネルギーの方は?」

『こちらは”珠”経由で無いと難しい事案でござます。ポーション及び回復魔法では補充は不可能でございます。』

「・・・・エリクサーでは?」

『・・・拝見いたします・・・・ほんの僅かの回復が見込めるでしょうが・・・・やはり”珠”経由で無いと難しいですね。』

「・・・・ええとその・・・・珠をプシーさんに入れるんだよね?口では駄目なの?」

『ホムンクルスの身体の構成上それは不可能かと。食しては体内にエネルギーを変換できません。』

「・・じゃあ、肛門?」

『体調不良時には肛門からの”座薬”は有効でございますが、エネルギー変換の効率が悪すぎます。』

「・・・・じゃあその・・・・膣に入れるの?」

『ホムンクルスの身体の構造上、膣に挿入するのが一番効率がよろしいかと。』

「・・・・でもこのままでは・・・・もし人間と同じ身体なら、その・・・・入れるの難しいよね?」

『多少乱暴に扱って頂いても、回復魔法で回復していただければ宜しいかと存じます。』

「自分ではできないの?」

『その”珠”は白河小次郎様に紐付けされておりますので、白河小次郎様が直接扱っていただかないと意味がありません。』

「・・・・他には方法は無いの?」

『・・・暫くお待ち下さい・・・・他のダンジョンのデータベースを参照いたします・・・・接続・・・・検索・・・・参照完了、もっと効率の良い方法が1件存在いたします。』

「えっとどんなの?」

『 ηエータ064型からの事例が存在いたしております。ホムンクルスに対し、”珠”の所有者が”珠”を所持したまま、ホムンクルスの膣にエネルギーを注入するという方法です・・・・”珠”の挿入より約2.387倍のエネルギー変換効率があるようです。』

・・・・えっとこれって?

「あの、念のために聞くけど、どうやってエネルギーを注入するのかな?」

『一般にこの世界では男女間でなす生殖活動でございます。』

・・・つまりあれか?おっさんこのプシーさんとハッスルするって事?

『幸いこの世界の人間の女性の身体と、構造はほぼ一致しておりますので、問題はないかと存じます。ただ、副作用が発生いたします。』

「え?副作用とか怖いんだけど?」

『正確には副作用ではありません。エネルギー補充に際し、もう一つの変化があるようです。ηエータ064型のデータベースでは、人との間にこの方法でエネルギーを補充後に、ホムンクルスの子宮に子がなされるようです。』

「ごめんそれってつまり??」

『そもそもホムンクルスは、人の女性の身体を元にしておりますので、交われば妊娠する、という事でございます。』

「ちょと色々考えようか?」

『何故でございますか?ダンジョンのエネルギーを補充する、と言うのは、管理人としては至急行わなければならない任務でございます。』

「ええと、貴女相当美人でスタイルもいいよね?恋人とかいないの?」

『・・・・:そのような存在はありません。過去のΨプシーは全て未通のまま任を終えております。そこに入っているのが、任務が完了した身体でございます。』

え?この・・・沢山のカプセルって・・・・どう見ても若い・・・・目の前にいる女性と同じぐらいの見た目の歳だぞ?というか全くそっくり・・・・

Ψプシーについて、お教えしたほうがよろしいでしょうか?』

「ああ、色々するんなら、その前に知っておきたいね。」

『かしこまりました。では順に説明をいたします。』

・・・・どうしてこうなった?

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