45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第395話 再び召喚者がやってくる。
何日かして、また口田君がやって来た。
何やらまたあったらしい。
ジスラン君がやってきて、
「いくら同郷とはいえ、あまりに頼りすぎるのはどうかと思うのですが、宜しいのですか?」
「ああ、いいんだよ。通してあげて。」
「・・・・わかりました。あ、しかし、今回はどうやら武具を調達しに来たようです。」
「そうですか・・・あ、そうだ、今ちょうどウェンディが工房に籠ってたはずですから、気分転換に彼女に店を案内させてあげて下さい。」
「ウィンディ様ですか・・・・わかりました。」
彼の言う事は尤もなんだけどね・・・・
・・・・
・・・
・・
・
どうやら今回は、男だけできたみたいですね。
「やあ、今日はどうしたんだい?」
現れた白河さんが声をかけてくれた。
「あ、白河さん、また来てしまいました。今日は、あの5人の装備を整えようと思って。」
「ほう、ダンジョンでも行くんですか?」
「一度行こうと思ってるんですが、その前にクランに緊急依頼があり、オークの討伐が指示されて、あの男5人を向かわせたいのですが、まだレベルも低く、着ている服も普通の服、武器も無いのでこの店で装備を整えようかと思って。」
「なるほど。あの5人は日本人ですか?」
「はい、僕と同じく巻き込まれたようです。」
「なるほど・・・・僕の時はね、自分可愛さに他の・・・僕と一緒に巻き込まれた人間を見捨ててしまってね。尤も後に実力をつけて、生き残りの人を助けはしたけど、その時の事がずっと頭から離れなくってね・・・・」
悩みどころですね・・・・どこまで支援すべきか?
「よし、決めた!たしか君も黒い服持ってたよね?あれは将校向けに用意したんだけど、彼らには下級指揮官向けの装備を使ってもらうよ。」
「え?いいんですか?確か昨日僕と一緒に来てた現地の冒険者達には、普通の装備売ったんじゃなかったですか?」
「ああ、僕が便宜を図るのは、日本からの召喚者だね。現地の人間には基本そう言った意味では干渉しない。尤も店の商品は普通に売るけどね。第一彼らに色々アイテムを渡したのも、君達の助けになると思ったからだからね。」
”そうだよな。ここは白河さんのお店。売れないと此処に関わってる人たちが暮らせないし、そもそも現地の人間全員に物をあげてたら、俺も俺もとなるからな。”
・・・・聞こえてますが、聞こえなかった事にしましょう・・・・
「これを使うといい。5人でいいのかな?」
「はい。彼らは僕に付いてきてくれました。まだ召喚された場所には何人も残ってますが、彼ら彼女にはそこまでしません。」
私が用意したのは・・・・、以前渡したのと少し違うコートと服、ズボン。後はショートソードが5振り。更に短剣が6振り。まあこんなものでしょう。
「君も短剣は持っておいたほうがいい。素材の回収時に短剣は役に立つからね。」
「ありがとうございます!どう恩を返したらいいのか分からないのですが・・・・」
「気にしないでいいよ。同じ日本人として、僕に出来る事があったらまた助けるよ。尤も依存されると困るけどね。彼、彼女らには、この異世界で自立してもらわないといけないからね。」
彼は男たちを集め・・・・
「お前ら、こちらにいらっしゃる白河さんが、この装備を授けてくれた。感謝するように!」
そう言うと一斉に、
「ありがとうございます!」
と、45度のお辞儀。5人、全員体育系でしょうか?
「ああ、その服ね、フルプレートより防御力あるから大事に使ってください。その剣も、相当な業物ですら太刀打ちできませんから、くれぐれも扱いには気をつけて下さい。」
その後彼らは試着したりしましたが、やがてゲートで帰って行きました。
無事生き残れるといいのですが。
          
何やらまたあったらしい。
ジスラン君がやってきて、
「いくら同郷とはいえ、あまりに頼りすぎるのはどうかと思うのですが、宜しいのですか?」
「ああ、いいんだよ。通してあげて。」
「・・・・わかりました。あ、しかし、今回はどうやら武具を調達しに来たようです。」
「そうですか・・・あ、そうだ、今ちょうどウェンディが工房に籠ってたはずですから、気分転換に彼女に店を案内させてあげて下さい。」
「ウィンディ様ですか・・・・わかりました。」
彼の言う事は尤もなんだけどね・・・・
・・・・
・・・
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どうやら今回は、男だけできたみたいですね。
「やあ、今日はどうしたんだい?」
現れた白河さんが声をかけてくれた。
「あ、白河さん、また来てしまいました。今日は、あの5人の装備を整えようと思って。」
「ほう、ダンジョンでも行くんですか?」
「一度行こうと思ってるんですが、その前にクランに緊急依頼があり、オークの討伐が指示されて、あの男5人を向かわせたいのですが、まだレベルも低く、着ている服も普通の服、武器も無いのでこの店で装備を整えようかと思って。」
「なるほど。あの5人は日本人ですか?」
「はい、僕と同じく巻き込まれたようです。」
「なるほど・・・・僕の時はね、自分可愛さに他の・・・僕と一緒に巻き込まれた人間を見捨ててしまってね。尤も後に実力をつけて、生き残りの人を助けはしたけど、その時の事がずっと頭から離れなくってね・・・・」
悩みどころですね・・・・どこまで支援すべきか?
「よし、決めた!たしか君も黒い服持ってたよね?あれは将校向けに用意したんだけど、彼らには下級指揮官向けの装備を使ってもらうよ。」
「え?いいんですか?確か昨日僕と一緒に来てた現地の冒険者達には、普通の装備売ったんじゃなかったですか?」
「ああ、僕が便宜を図るのは、日本からの召喚者だね。現地の人間には基本そう言った意味では干渉しない。尤も店の商品は普通に売るけどね。第一彼らに色々アイテムを渡したのも、君達の助けになると思ったからだからね。」
”そうだよな。ここは白河さんのお店。売れないと此処に関わってる人たちが暮らせないし、そもそも現地の人間全員に物をあげてたら、俺も俺もとなるからな。”
・・・・聞こえてますが、聞こえなかった事にしましょう・・・・
「これを使うといい。5人でいいのかな?」
「はい。彼らは僕に付いてきてくれました。まだ召喚された場所には何人も残ってますが、彼ら彼女にはそこまでしません。」
私が用意したのは・・・・、以前渡したのと少し違うコートと服、ズボン。後はショートソードが5振り。更に短剣が6振り。まあこんなものでしょう。
「君も短剣は持っておいたほうがいい。素材の回収時に短剣は役に立つからね。」
「ありがとうございます!どう恩を返したらいいのか分からないのですが・・・・」
「気にしないでいいよ。同じ日本人として、僕に出来る事があったらまた助けるよ。尤も依存されると困るけどね。彼、彼女らには、この異世界で自立してもらわないといけないからね。」
彼は男たちを集め・・・・
「お前ら、こちらにいらっしゃる白河さんが、この装備を授けてくれた。感謝するように!」
そう言うと一斉に、
「ありがとうございます!」
と、45度のお辞儀。5人、全員体育系でしょうか?
「ああ、その服ね、フルプレートより防御力あるから大事に使ってください。その剣も、相当な業物ですら太刀打ちできませんから、くれぐれも扱いには気をつけて下さい。」
その後彼らは試着したりしましたが、やがてゲートで帰って行きました。
無事生き残れるといいのですが。
          
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