45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第329話 ミロスラーフの罠

久しぶりに子供たちと触れ合った後、シラカワ領へとつながるゲートの設置してある場所に案内してもらうおっさん。
ちょっと思う所があってね・・・・

「旦那さま、ここです。」
「ここって・・・・」
まあ、予想してたんだけどね。
謁見の間の隣にある部屋。
そう、おっさん達が召喚された時、何も知らない召喚者が、スキルを奪われた後、連れられて殺された部屋。

「色々思う所もあるとは思いますが、丁度この場所が都合がよかったので。どうしてもという事でしたら場所を移しますが?」
「いや、いいよ。それよりメーネア、あれからここには誰も立ち入ってないんだよね?」
「勿論ですわ。そうそうゲートを使う必要もありませんし。何かございましたか?」
「君に隠しても仕方ないんだけど、館のゲート部屋、ゲートの一部がシュラハト連邦の・・・・ミロスラーフによって罠を仕掛けられていてね。」
「まさか、ここのゲートも?」
「そのまさかなんだけどね・・・・あの館の書斎に侵入できるんだ。ここにも侵入されたと思っておいたほうが良いと思ってね。だからここには直接来なかったんだよ。」
「そんな事が・・・・」

さてこの部屋だけど・・・スキルを使って調べるか。
で、ふと思ったんだけど、何のスキルを使えば調べられるんだ?
隠蔽?鑑定?気配察知?うーわからん・・・・
何となく見てみるけど分からない・・・・
まあ仕方ない。兎に角入り口を開けてみて中に入ってみる事に。
・・・・中は何ともないな・・・・

ゲートを見てみるけど、特に何もなさそう。
ただ、以前ゲートを使ったらとんでもない事起こったからなあ。
今回は用心して。

先ずは館に通じるゲートを別に用意する事に。
向こうに置いてきたゲートの相方を空いている場所に設置するおっさん。
で、おっさんゲートを使って館に戻る事に。

館に戻れたので、ジスラン君を呼び出し、ゲート部屋にいてもらう事に。
ジスラン君に説明をした後、おっさんは再びインダルチャンス王国へ。
で、この元からあるゲートだよな・・・・

ここでおっさん以前使ったドローンをを取り出してね。
本体を起動させて、送信機でドローンを浮かす事に。
で、ドローンの位置を固定して、送信機と本体をおっさんが怪しいと思ってるゲートに設置してね。

そしてゲートのプレートを操作して、転送後10秒ほどしたら中身をそのまま転送させる事にして。
普通は一度ゲートを使用したら、再び使うためにはゲートを出ないといけないようにしてるんだけどね、プレートを操作する事によってその辺りは変えられるんだよ。
もちろん誰にもやり方は説明してないんだけどね。
まさかこのプレートでの設定の変更方法まではミロスラーフも知るまい。

で、おっさんドローンをおっさんの目線までの高さで固定して動画を撮影させてゲートの中で録画、で、10秒したら戻ってくるから戻った動画を確認、どこに行ってしまったのか、どんな状況か確認しようと考えてね。

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