45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第312話 和やかに話してた

「こーちゃん、私お城とか初めて・・・・」

友理奈はお城の荘厳さに只感動してたよ。
勿論、日本の方が立派な高層ビルとかあるし、近代的なんだけどね。
あの石でできたお城の何とも言えぬ存在感。
2人の子供もただ驚くばかりで・・・・
「ディ●ニーみたい!」
とまあ、女の子。千亜季はそう言ってじっくり見てたよ・・・・
遼太郎はまだ幼稚園だからね。もうそこらじゅう走りまわって興奮しっぱなし。
「とーちゃんこれすげー!」
もうさっきからそればっか。

3人がはぐれないよう、それぞれ侍女を傍に置いてくれてね。
また、近くにはメイドさんが控えていて、
「メイドさんとか実在するんだねー」
と友理奈は言ってたよ。

一通りお城も堪能し、ゲートで屋敷に戻る事に。
本当はドラゴンとかに会わせたいんだけど、危険だからね・・・・
あ、カトリーンがいるか・・・・・?だけど、今は里に帰ってるからな・・・・

・・・・
・・・
・・


屋敷に戻ると、オリアーナとロートレック公爵の娘3人とニーナが戻ってきていてね。
またもや土下座をしようとしてたから、友理奈がすかさず止めさせてたよ。
そして土下座禁止令。
いやー今まで気が付かなかったけど、正妻ってそんなに違うの?

そして友理奈は戻ってきた5人と話をしに行ったよ。
異世界の事は日本と違うし、おっさんの事もあるしね・・・・
本当はメーネアも戻らなくてはと思ってるようだけど、今インダルチャンス王国へ行っていて、とてもじゃないけど来られないしね。

娘と息子は暫く館の探索に出かけちゃってね。
メイドさんもいるし、色々護衛もいるからまあ放っておいてもいいかなと思い、おっさん書斎で日本へ3人を戻す準備を開始したよ。
先ずはミロスラーフの罠がないかの確認。
一応先に向こうに繋がるゲートを使って、向こうの確認をしたけど大丈夫そう。
ただ、はやりおっさんが向こうに行こうとすると激痛が走るから、3人にゲート使っても大丈夫かが分からないので、ここはまず妻から試さなくてはいけないかな?とか試行中。

何だかんだで時間が経って、メイドさんがおっさんを呼びに来たよ。

・・・・
・・・
・・


おっさん、妻と異世界の妻達の居る所に行ったら、何やら和やかに話してたよ。
あーちょっと安心。
ここで修羅場になったらどうしようとか思ってたからね。
「今から友理奈達を向こうに戻せるかどうかやってみようと思う。」
おっさんがそう言うと、友理奈が
「こーちゃんは戻れないの?」
と言ってきてね。

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